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カナダで学んだ、「英語ができる」の意味

「いつになったら日本語みたいに英語が話せるようになるんだろう…」
「いつになったら英語ペラペラになるんだろう…」
私が長い間持っていた疑問です。
私は英語をツールとして使うことができても、「私の英語なんてまだまだ」と思い込んでいました。
その考えが変わったのは、数年前のことです。
考えが変わってから、頑張る方向が変わりました。
日本人として使う英語に、誇りと自信が持てるようになりました。

日本国内と外国(英語圏)では、英語に対する考え方が大きく違う気がします。外国の英語に対する考え方を知ることで、自分の英語を認めることに繋がれば嬉しいです(^_^*)

「英語ペラペラ」の正体。

「この人みたいに英語を話せるようになりたい!」と感じることは、英語学習や英会話をするにあたり、とても大切なこと。
英語を話すという観点から、あなたの目標としている人は誰でしょうか?学校の英語の先生?英会話の先生?帰国子女の友達?すきな海外アーティスト?オバマ前大統領…?(笑)

ここから見ても分かるように、「英語ペラペラになりたい」と一言で言っても、人により「ペラペラ」の感覚は様々です。例えば、AさんにとってBさんは、英語ペラペラに見えても、CさんからBさんを見ると英語ペラペラとは言えない。Cさんにとっての「英語ペラペラ」は、ジャスティンビーバーだから。なんてことが実際に起きます。(笑)

Cさんの目標は、英語のネイティブ話者。
Aさんの目標は、コミュニケーションが取れる英語。
全く違う目標なのに、
日本では「英語ペラペラ」とまとめてしまいます。

英会話の目標設定をするときに、ここに是非気をつけて欲しいです。まずは、「コミュニケーションが取れる英語」を目標にするのがオススメです。カナダで感じた事は、英語を母国語としない人でも、コミュニケーションツールとして英語を使いこなす人は沢山いることです。

英語のネイティブ話者になる必要は、ない。

言語取得と年齢はとても大きな関わりがあります。一般的に、言語取得は7才までと言われています。つまり、7才までに学んだ言語は、何カ国語であろうと、母国語のように話すことができます。

逆に7才を過ぎてから始めた言語取得は、母国語のようにはなりません。その言語を使う「感覚」が母国語とは異なるものになります。

私は12才からの義務義務で英語を始めました。いつかカナダ出身の、当時の私のALTになれると信じていました。(笑)日本語のように英語が話せる日がくると信じていました。
しかし、今でも母国語と同じ感覚で英語を使うことはできていません。英語が口からスラスラ出てきても、です。

感覚的には、英語は口からスラスラ出てくるように、何度もトレーニングした感覚です。自分をパソコンに例えるなら、時間をかけて英語をインストールした感覚です。
それに対して日本語は、もちろんですが自然体で出てきます。(笑)自分をパソコンに例えるなら、デフォルトで既に備わっている機能です。

「いつになったら日本語みたいに英語が使えるようになるのかなぁ…」と自信を失っていた頃、カナダで知り合った方からこんな言葉を頂きました。

外国の人には、なれないんだよ。
というか、外国の人になる必要はないんだよ。
だってあなたは日本人だから。

この言葉に、ハッとしました。
私が目指してたのは、英語のレベルどうこうではなく、カナダで生まれてカナダで育った、全然別の人だったことに気づきました。(笑)
日本で生まれ育った私は、英語を第二言語として既に使うことができてる。日本の考えを持って、日本人として英語を使うことができてる。それだけで十分なのでは、と気づきました。

もちろん、英語を話すと「別の自分」になった気分になることがあります。別の言語を使うことは、別の自分をインストールするのに近い感覚です。
しかし、自分のコアは日本人であり、それは変わらないことに気づきました。私が日本人であることに誇りを持ち、自分の英語を認めてあげる。これはとても大切なことだと学びました。

英語学習において、ネイティブを目標とすることは悪いことではありません。「コミュニケーションツールとしての英語」以上を目指すなら、ネイティブという高い目標設定は素晴らしいことです。
そして、英語が口からスラスラでてくる、”ネイティブのように”話すことは可能です。しかし、話している本人の感覚は、決して母国語のそれとは違うものであることを認識しておいてください。

そうすることで、私みたいに「いつまでたっても日本語みたいに英語が話せない…」などと、落ち込むことを防ぐことができます。

日本人が使う英語、通じないんじゃなくて聞こえてないだけ!?

英語は意思疎通をする一つのツールですので、意思疎通に支障をもたらすほどのアクセントや発音は、矯正した方がいいです。
ただ、よくある勘違いは、「私の英語は相手に通じてないと思ってたら、実は聞こえてないだけだった。」というものです。(笑)

カナダでのワーホリ中に、ある日本人の方に出会いました。
とても明るくて、いつも声が大きく、日本だと少々注意されてしまいそうな(笑)そんな方でした。
私のホストファミリーは、彼女の英語を「聞き取りやすい」と言いました。
私は正直驚きました… 彼女の英語の発音は、日本人から見ると「良い発音」ではなかったからです。

ホストファミリーに詳しく聞くと、「声が大きいだけで、聞き取りやすい」とのことです。
彼女にこのことを伝えると、彼女は吹奏楽をしていて、腹式呼吸が身についてるとのこと。これには驚きました。
知り合いの方からの話では、日本語と英語では使う音の周波数(ヘルツ)が違うそうです。だから外国の人からすると、日本人の英語は聞こえにくい。
反対に外国の人の英語は、日本人にとってはうるさく聞こえる。駅のホームで、電車通過中でも外国の方は話し続けますよね。(笑)それは、出す音の周波数が違うからだそうです。

発音矯正をする前に
腹式呼吸を練習し、声を大きくする。
自信がなくても、間違っても、大きな声で話す。

意外と外国の方は英語の細かいミスなんて気にしていません。(笑)聞こえれば、通じる。通じれば、英語を使う人として十分だと思います。(^_^*)

日本語アクセントがあるのは、日本人の誇り。

「意思疎通は十分出来ているが、日本語アクセントがある。」これは何の問題もないです。
とはいえ、私も自分の英語のアクセントをいまだに少し気にしてます。(笑)英語講師として日本で働く中でも、アクセントを気にしている方が多いことに気づきました。

私の場合、きっかけは留学中、ホストファミリーから「あなたの英語は日本語アクセントがあるからね。」と言われた事でした。決して傷つける意味で言ったのではないのは分かりましたが、日本語アクセント…(;_;) 凹みました。(笑)

しかし、日本語アクセントを気にしてることを旦那(フィリピン系カナダ人)に話すと、とても不思議がられました。

誰だってアクセントはあるよ。
アメリカに行けばアメリカ英語、
カナダはカナダ英語。
イギリスはイギリス英語。
フィリピンはフィリピン英語。
日本人が日本語アクセントで話すことは
悪い事じゃないし、
むしろ日本で生まれ育った
正真正銘の日本人ということだから、
誇りに思った方がいい。

日本語アクセントを誇りに思う…?!目からウロコでした。(笑)

日本語アクセントの矯正は可能です。特にまだ10代、20代の方は矯正しやすいです。歳を取るにつれ矯正は難しくなりますが、可能です。

しかし、本当にそれをする必要性があるかどうか、今一度考えてみて下さい。どうしても自分の英語が好きになれず、このままでは使う気にもなれないという方は、発音矯正やアクセント矯正をする価値はあると思います。
しかし、日本語アクセントは恥ずかしいことではない。むしろ日本人として誇れることだ。と感じることが重要だと思います。

最後に。

個人的には、日本人は一般的に英語に対するハードルが高すぎる気がします。
「ネイティブ話者のように英語を使えるようにならないと。」「アクセントがあるのは恥ずかしいことだから直さないと。」
と、外国(英語圏)の一般的な生活では必要とされてないところまで、英語上級者を目指している方が多いイメージです。
英語はあくまでも意思疎通のためのツール。海外生活では、英語にアクセントがあっても、友達ができる。仕事ができる。生活ができます。
あなたの言う「英語ペラペラ」を見つめ直して、自分に少し厳しすぎる方は、少し目標設定を見直してあげてください。そして、アクセントのある自分の英語も愛してあげる。そうすることで、自分を励まして、次に進める気がします(^_^*)
そして、日本人であること、母国語が日本語であることに誇りを持つことを意識してみてください日本で英語を勉強して習得しようとする人がいるように、カナダで日本語を勉強して習得しようとする人がいます。その人たちにとって、私たちのように母国語が日本語であることはとても羨ましいことです^_^

英語に救われる人が1人でも増えますように。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました^_^

You are already perfect as you are.
So accept who you are and love yourself.

あなたはあなたのままで、すでに完璧なんだよ。
だから、どんな自分も受け入れて、
自分を愛してあげて。


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カナダ在住。フィリピン系カナダ人の旦那さんと2人暮らし。元英語講師。「心」と「マインド」をメインに、留学やワーホリの情報、幸せに生きるための知識と知恵を共有します。国際結婚について書くことも。
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