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米ポートランドの住みやすさの特徴

今週金曜から、1週間弱、半年ぶりくらいにまたオレゴン州ポートランドに行く予定で、新型コロナウィルスの各国の警戒の高まりで渡航できないんじゃないかと実はビクビクしているclitterです。出国か入国のタイミングで発熱してたらアウトかもしれない…汗

僕がポートランドに住んでたのは10年前くらいで、10年くらい古い情報かもですが、全米住みたいまちNo.1に選ばれるポートランドの住みやすさの特徴などを書きます。

ポートランドの住みやすさの特徴 殴り書き

* 日本だとイジメられそうな人も落ち着き払って自信満々
* 大学の授業でも女子生徒の方が恐いほど強かった
* 障がい者やLGBTの人たちがオープンで活発に行動
* バスの中でも知らない人同士でディスカッションし始める
* エレベーターの中ではむしろ会話をしないと不審者がられる
* ダウンタウンの広場でサブウェイのサンドイッチを食べてると、若者グループの一人から「それ一口かじらせてくれない?」と尋ねられたりする
*子供に「将来何になりたい?」と聞くと、結構な確率で「アーティストになりたい」と答える。
* アートでも音楽でも、下手くそな段階から果敢にパフォーマンスする。
* アメリカにいながら車が無くても生活できる
* 発想が自由過ぎて次に何が起こるか予測不能
* 変人が安心して変人でいられる

何がそうさせているのか?についての個人的な考察

* いい意味で他人に興味がない(他人のやりたいことを否定しないし、出る杭も打たれない。つまりニュートラルな反応)
* 公共空間でも遠慮とは無縁の世界で、迷惑だと感じることも少ない
* 「参加のハードル」が低い(アートでも音楽でも社会活動でもITでも)
* 「Keep Portland Weird」の精神が根付いていて、自分たちのまちに誇りを持っている

「Weird」は「不気味」や「不可解」などネガティブな意味で使われるが、ポートランドの人にとってはそれが心地よい状態で、それを保ち続ける意思が共有されている。

どんなに変わってしまっても第二の故郷には変わりない

ポートランドはあまりにも人気が出過ぎて、未だに人が移住し続けて人口が増え続けている。それによって、多様性の宝庫だったダウンタウンは様変わりしてし、渋滞が信じられなくひどくなり、信じられないほど物価が上がって、いよいよ大都市に生まれ変わろうとしている。良いことばかりでは無いけど、変わり果ててしまっても僕の第二の故郷であることには変わりない。

ということで、いくつかポートランドの住みやすさを象徴するような(?)お気に入りの写真を載せてみる。

アースデイイベント画像1

画像6

まちの中に自然があるというか、むしろ自然の中にまちがある画像2

バスとストリートカーとLRT(ライトレールトランジット)が1列に並ぶほど公共交通が発達画像3

母校のポートランド州立大学のキャンパスで毎週行われるファーマーズマーケット画像10

これが普通のスーパーのビールコーナーの一角画像8

フードカートコミュニティに行けば、料理もクラフトビールも選び放題画像9

自転車が社会的に使われている例:デモ活動でも自転車が大活躍画像7

自転車が文化的に使われている例1:Tall Bike Battle画像4

自転車が文化的に使われている例2:自転車がテーマのサブカル的文化祭
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ちなみに、社会的な自転車の使い方として、世界で最大規模のNaked Bike Rideがある。「より清潔で安全な、身体に優しい世界のビジョンを実現する」ために裸で自転車に乗るイベント。車を通行止めにしてパトカーが先導して安全に合法的に行われて、ポートランドでは毎年10000人くらい参加するぶっ飛んだイベント。

またまたちなみに、全米住みたいまちNo.2はコロラド州のデンバーらしいんだけど、10年前にアムトラック(アメリカの長距離鉄道)で旅をして訪れた都市の中で、ポートランドの次に明確に良いと思ったのがデンバーだった。

自分で言うのもなんだけど、結構見る目はあると思う。

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