2022年度編入試験体験談(電気通信大学)

・はじめに

私立大学に通っていたのですが、そこでは医工学ができなかったので編入を志し、去年編入試験を受けました。

1日目

・時間割

数学 10:00-12:00
理科 13:00-14:30
英語 15:30-17:00
時間割が毎年同じとは限りませんが、科目ごとに1時間ずつ空いているので復習の時間は長く取れると思います。

・数学

 試験時間は120分で5つの大問から4つ選択方式です。
 難しそうな大問2は飛ばしてそれ以外を解きました。

大問1 線形代数
 核や像の次元や基底を求めたり、核や像の共通部分の基底を求める問題でした。計算をミスらなければ点を取りやすいと思います。

大問2 線形代数
 飛ばしました。表現行列が上手く出せず諦めた気がします。

大問3 微分積分
 導関数やテイラー展開、重積分などが出ました。


大問4 重積分
 重積分の問題3つ。編入数学徹底研究をやれば全部余裕で解けると思います。計算ミスだけ気を付けましょう。

大問5 複素関数
 複素関数の問題。sin i の実部と虚部を求める問題に面食らいました。

感想
 大問1,3,4は過去問でも頻出の分野から出ていた印象でした。一昨年ぐらいの試験には微分方程式が出てたので今年は来るかなと思ってたんですが、勘が外れました。

・昼休み

 昼休憩は1時間ぐらいあったのでゆっくりご飯食べてました。
 そうしたら、周りの人たちがとても難しそうな理工学書で勉強していてびびったのでマセマを開いて対抗してました。あほですね。

・理科(物理)

 試験時間は90分で化学か物理のどちらかを解きます。
 自分は物理を解きました。

大問1 力学
 斜面を転がり落ちる物体の運動方程式や摩擦係数を求めて、次に剛体球の場合について考える問題。後半の方はH29年の大問1とほとんど同じで進研ゼミでやったやつだ状態でした。

大問2 電磁気学
 導体球を包むように球殻がありそれについての電場や電位を求める問題とそれに負の電荷をもつ質点を設置した時の質点の運動について解く問題がありました。
 質点の運動に関しては運動方程式を立てると単振動の式が出てくるので初期条件を考えて答えを出しました。確か過去問にも似たような問題が出てきた気がします。

大問3 熱力学
 オットーサイクルの問題。基本的な問題ばかりでしたが、(4)の1サイクル当たりの仕事だけ解けなかったです。

感想
 過去問やってれば結構解ける印象でした。

・英語

 試験時間は90分で前の年から異常に易化してましたが、2022も簡単でした。

大問1
 英語の要約問題。穴埋め問題だったので英訳が上手くできなかったり単語がわからなかったりしてもある程度推測できました。

大問2
 英作文。カフェインを多量に含んだ飲み物の是非とリモートワークの推進の是非のどちらかについて英語で書く問題でした。

感想
 90分で大問2つしか解かないので時間が余りまくりました。大学生で編入志望の人は英語を得点源にすると良いと思います。


2日目

 面接。聞かれた内容は志望理由、やりたい研究、自分のアピールポイント、単位認定についてなどオーソドックスなことしか聞かれませんでした。
 凄く緊張してたのですが、とてもウェルカムな雰囲気でした。
 III類の面接を受けた人は少し詰められたと言ってたので担当の面接官が特段優しかっただけかもしれません。


結果

合格でした。

これが得点開示の結果です。

配点は数学120,物理90,英語90,面接150点満点の計450点です。


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