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現実のお話

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#現実

現実世界の話#10

現実世界の話#10

留守にしてだいぶ経つのかな。
ここ数ヶ月自分の内部を言葉にすることが怖かった。自分が考えていること、感じていることを、“そうではない”と思いたくて仕方がなかったんだと思う。言葉にすることで、それが事実として残ってしまう、信じなくてはいけなくなってしまうのが怖かった。
なぜそこまで自分を否定したかったのだろう。自分に対する理想が高いから?そういう人間じゃない、そういうことを考えている自分になりたいわ

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現実世界の話#7

現実世界の話#7

久しぶりの投稿です。
「夏」が来ましたね。学校帰りに入道雲のようなもくもくと広がる雲をみたときは、なんだかわくわくしました。少し前までは、夏は暑くて、あと夏服の生地が薄い感じとか、腕を出さなきゃいけないのとかが嫌だったのですが、今年はそんなこと置いといて、青春を謳歌したい!と意気込んでおります。

私はわりと、一人の時間が好きなので、こうやってnoteを書いたり、勉強したり、とにかく自分の時間を大

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現実世界の話#6

現実世界の話#6

戻りたいな。宝石のようにキラキラしていたあの日々に。今の生活が嫌いなわけではないけれど、あのときが一番輝いていたと思う。
もしも、の世界なんて考えたくない。今の自分を否定したくはないから。でも、もし、並行世界があるならば、別世界の私と話してみたい。私が選ばなかった道はどうですか?って聞いてみたい。羨ましいって言われたらどうしよう。それとも元の世界の方がいいって言ってすぐに戻っちゃうかも。並行世界の

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現実世界の話#5

現実世界の話#5

世界平和なんて大それた理想を持つ生まれながらの理想主義者。みんな幸せで、好きなことができて、自然とともにのんびりと生きることができたなら……そう思わずにはいられない。
確かに助けられる目の前の人に、私は救いの手をさしのべてきたつもりだ。もちろん、相手がおせっかいだと感じていた可能性もある。
私は偽善者か?
自分のエゴのために動いたのか?
違うだろう。
いや、ここで私が否定しないで誰が否定してくれる

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現実世界の話#4

現実世界の話#4

喜怒哀楽の「怒」がどこかに行ってしまった。友人がある人に対して怒っている隣で、私はそうだね、と愛想笑いしかできなかった。友人がなぜ怒っているのかもちゃんとわかっていたし、納得もしていた。だけど、私は友人のように感情をむき出しにすることができなかった。どこか冷静に俯瞰して見ている自分がいた。

数ヶ月前に、私は他人に対してかつてない苛立ちを覚えたことがある。自分の力ではどうにもならないことで、とにか

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現実世界の話#3

現実世界の話#3

本当は1日1個にしようと思っていたのだけど。書きたくなったので書いてしまおう。

最近の趣味は逃避行の計画を立てること。
私たちは現実に生きることしかできないから、どう頑張ってもフィクションの世界には行けない。なら、現実で逃避行しよう。

今はお金もないし、行動範囲も狭いから、大人になったら絶対にしようと思っている。
そのために今は500円玉貯金をコツコツしてる。地味だなって思われると思うけど、こ

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現実世界の話#2

現実世界の話#2

青春は青い春と書くのに、夏のイメージが強い。部活に打ち込んだり、花火をみたり、人それぞれだとは思うけど、キラキラ輝いているイメージ。だけど、私の夏はそうじゃない。ただどこまでも広がる青い空をみて、どこかで同じ空をみている人がいるのかな~なんて考える。夏っぽいことをしても、特に思い出に残ることもない。たぶんすごくちっぽけで、もったいないって思われそうな過ごし方をしている。
でも、今年の夏はそうはいか

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