日曜日の朝

日曜日の朝のベッドの上のコーヒータイム、
そのために生きている、
とは彼女の弁でございまして、
耳にした瞬間は笑ってしまいましたが、
たしかにそうかもしれない、
という思いにゆっくりと気がついていきました。
日曜日の朝はとてもゆったりとした時間が流れておりまして、
彼女が起きる4時間前くらいから僕は起きて、
一人時間を楽しんでいるのでございますが、
そのとき、
kittyは僕の側で、
鳥を見るなり、毛繕いするなり、
愛らしくなにかをしております。
そして、
うあぁぁぁー
という咆哮（失礼ですね）がどこかのタイミングで聞こえてきまして、
kittyがいち早くその声に反応し、
そちらに走って向かいます。
それから数秒遅れて、
僕も席を立ち、
ケトルをオンにしてから、
彼女の寝ていたベッドに向かい、
おはようございます
という彼女の丁寧な日本語の挨拶に、
僕も丁寧に、
おはようございます
と応じながら、
カーテンをばっと開けます。
このところ日曜日は天気が良い日が多いように思いますが、
It’s a beautiful day
と、しばし空に見惚れます。
お湯の沸いた音が聞こえてきたら、
二杯分のコーヒーを淹れ、
豆乳をそろりと足し、
ベッドに座る彼女の元へ。
kittyもベッドに近くまで来るものの、
いざ決心したようにベッドの中に潜っていくのは、
15分くらいあとのこと。
僕たちはコーヒー片手に、
他愛もない会話を1時間ほど。
お腹が空いた
と彼女はキッチンに立ち、
カリカリに焼いたイングリッシュマフィンに、
アボカドを乗せて、
クリスピーな香ばしい音とともにthumbs up。
ゆったりゆったりと過ごす日曜日の朝。
書いていると、
明日が待ち遠しくなってきました。
It’s a beautiful day
明日は晴れると良いな。