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徒然(ショート)〜難易度高くて当たり前『夫婦のお金』

愛があればお金はいらない?

そういう人もいるだろう。

でも殆どの人はお金がないと心が狭くなる。

夫婦喧嘩の原因はお金がらみの事が多い。

じゃあお金がたくさんあれば家庭は平和かと言うと、そんな事ない。


お金の不思議

お金つて、あり過ぎても足りな過ぎても不幸になる。

あり過ぎるというのは、その人の器に入りきらない程の金額ということ。

宝くじに当たった人が、数年で自己破産してしまうなど典型例だ。

お金はその人がコントロール出来る金額が、ちゃんと手元にある状態がベスト。

コントロール出来る金額は人によって違うし、同じ人でもその年齢によっても違う。

例えば10代の100万円はコントロール出来ない程多い金額に感じても、50代になればそれまでの人生経験があるので、同じ100万円でも冷静に向き合えるといった感じだ。

家族の家計管理

独身なら家計管理は比較的簡単。

本人の気持ち次第だ。

ところが夫婦になると、途端に難易度が上がる。

お互いのコントロール出来る金額(金銭感覚)、収入、欲しいもの、人生で絶対やりたい事、子供や親に対する考え方、など全てが一致することはないだろう。

それを互いに様子を見ながら、上手くバランスをとっていかなきゃいけないのだから、かなりの難易度

車の助手席にもアクセルとブレーキがついてるようなもの。

高度な運転技術と互いのコミュニケーションが必要だろう。

昔は専業主婦の妻が運転を放棄して、家計の運転手が夫だけという家庭が多かった。

今は共働きが殆どなので収入源も複数、ますます家計の運転は複雑化、難易度が増している。

でも意外とみんな呑気で、何とかなると思っている。


時代の転換期

多くの人は昔ながらの家計運営のやり方を踏襲している。

そして「みんながやってる事は正しく同じようにすれば大丈夫だ」と思い込んでいるように見える。

『結婚したら住宅ローンを組んでマイホームを買う。』

昭和時代からの典型的な幸せのカタチ。

このような昔の標準的な人生設計を参考にして、大きな決断をしてしまうのは危険だ。

今は時代の大転換期にいる。

欧米では銀行の破綻が相次ぎ、日本銀行の現状もかなり厳しい。

世界同時の金融破綻が起きてもおかしくない。

そうならない事を願っているが、世界中が不穏な空気に覆われている時期である事は間違いない。

右肩上がりの高度経済成長期とは、状況が全く違う。

夫婦でコミュニケーションをとって家計を運営しつつ、次の時代がどうなるのかしっかり見極めてから、大きな決断をしてほしい。

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