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沖縄戦争と体験の心理状態

「心理学部」


沖縄戦争と体験者の心理状態。



1945年8月14日に終戦を迎えてから77年。

戦争を経験したことのない今の人達からすれば戦争なんてまるで違う世界のお話のように感じてしまうほど実感もなく、近くの国で戦争がしていようともどこか他人事に感じてしまう。

これは島国であるが故の感覚なのだろうか?

若ければ若いほどその傾向は強く戦争など起こりのようない夢のまた夢に感じている人もいるだろう。


日本で地上戦が繰り広げられた沖縄本島。

1945年3月末から沖縄で太平洋戦争の最終決戦が行われアメリカ軍が上陸してきた時島に住む人々はガマと呼ばれる洞窟の中に身を隠した。

大きいガマには80名以上の人々が身を隠していた。

だがアメリカ兵が上陸してすぐにそのガマの存在に気づきアメリカ兵は中に隠れている人々に対して「危害を加えないから出てきてほしい」と声をかけた。

※基本的に一般人を無理に殺さないのが戦争のルールである。

反米教育、鬼畜米兵。

日本は沖縄に住む人々に対し「アメリカ兵はとんでもない奴らだ」「捕まったら残虐な殺し方をされるぞ」など反米教育を行っていた。

そのような教えを信じてきた沖縄の人々はアメリカ兵の呼びかけに怯えガマから出ることが出来ず持っている手榴弾で集団自殺をしたり毒で自殺をしたりカマや包丁で子供を殺し最後に自分も自殺をするという親も多かったという。


とてつもない心理状態。

人々は米兵に自分達が捕まり酷い殺され方をするくらいなら自分達で死んだほうが良いという判断をしたのだ。

親は子供の為を思いアメリカ兵から我が子を守るために自分で殺す。

反米教育、鬼畜米兵という教えが人々の行動を集団自決という形に追いやった大きな1つの要素なのではないだろうか。





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