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【#3】デンパサール空港での情報戦

バリ島のデンパサール国際空港に到着した。
事前にビザや税金の申告を済ませており、eSIMも問題なく起動した。他の人たちが申告に手間取っているのを横目に「なんてスムーズに進むんだろう、流石だな俺」と調子にのる。

デンパサール国際空港

予約していたタクシーを探すため、空港を出ようとすると、そこには100人以上もの運転手がズラリと看板を掲げて待っていた。結構インパクトのある光景である。中にはぼったくりや、偽物もあるそうなので気をつけてと事前に知らされていた。

そんなわけで、「タクシー名」と「名前」が書かれた看板を探す。勧誘を断りながら最後尾の方まで一生懸命に探すと、私の名前が手書きで書かれた看板を、いかつめの男性が持っていた。

「もしかして、他の人の看板を見て俺の名前を書いただけかな?」と思い、行き先を尋ねてみた。

あれ、私が予約していた行き先と違う…
予約番号も、違うぞ。タクシー会社の名前も付けてないじゃないか。

到着して間もなく、不安に駆られた。先に行き先を伝えると「そう、そこに行こうと思ってたんだよ」と言われる可能性があった。そこで、目的地は明かさずに30分にわたる情報戦を始めた。

向こう言い分は
・agodaの中の人かタクシー会社が間違えて入力した。
・自分はタクシー会社に雇われたフリーランスであるから、タクシー会社名はない
・行き先は別のエリアだと聞いている

よくよく話を聞いていくと、相手の携帯に私の到着便が書いており、バーコードの下に書いてあった番号が一致した。

「これなら70%くらい大丈夫か」と思い、ジンバランのホテル名を伝え、車に乗った。そこからは日本のガンバ大阪が好きだという話をしながら無事ホテルに到着した。
結果、めっちゃ良い人だった…
よく分からない外国人観光客が30分ごねっていたのに、辛抱強く待って頂いて本当にありがとうございます…

ホテルに到着
白鳥が出迎えてくれた

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