見出し画像

鉄製フライパンへの挑戦

先日、鉄製のフライパンを買った。正確に言うと炒め鍋で少し深さがあるものだ。長年、フッ素樹脂加工のフライパンを使っていて何も不満はなかったのだが、大切に使っていても経年劣化と共に料理がくっつくようになった。お出かけついでに同じフライパンを買ってこようと思っていたのだが、うっかり忘れてしまい、だったらいっそのこと、ネットで鉄フライパンを買おうという発想になってしまった。何だか全く支離滅裂だけど、そうなってしまった。
 
長年、健康に気になりつつも、フッ素樹脂加工のフライパンを使っていたのは、鉄のフライパンは洗剤で洗ってはいけないという掟が私にはなじめなかったことだ。洗わずにしまうなんて気持ち悪いし、さらに油を塗ってしまうというのも抵抗があった。しかし、最近、調理後洗剤でしっかり洗っても良いという説があるのを知った。だったらイケるかも!とどこかで考えていたかもしれない。
 
鉄フライパンを買うことを決めてから、YouTubeで油慣らし(最近はシーズニングというらしい)の動画をたくさん見た。あまりにたくさんの人のやり方を見たので、どれが正解か分からなくなってしまった。

とりあえず、一つの動画に絞ってその通りにやってみたけど、一番最初の高温で熱するところでつまずいた。一向に煙が出ない。フライパンじゃなくて炒め鍋で面積が広いからか?でもとにかく続行する。よく分からないながら一通り終えて、夕食のお肉を焼いてみたら、見事にくっつくじゃないか!シーズニング失敗?焦げを取るために重曹で煮て、もう一度シーズニングをする。もしかして、油が足りなかった?
最初は特に油の量を多めに投入しないといけないらしい。

ここで少し後悔したのは、私は油でアレルギー症状が出やすくなる体質なことだ。たまにお惣菜のコロッケなどを食べると鼻水くしゃみが止まらなくなる。だから今まで極力油の摂取は控えていた。オリーブオイルを少量で炒め、揚げ物はほとんどしない。

しかし、鉄フライパンにはいつものオリーブオイルは良くないらしい。安価なサラダオイルがお勧めだそうだ。でもまあ、最初だけがまんしようとたっぷりのサラダオイルで朝から目玉焼きを焼き、お弁当の卵焼きも油の海に流す。油とまぜこぜしながら卵を固めるとツルンと滑るようにお皿に乗せられる。

そんな日々が数日過ぎ、鼻水が出始めた。油の摂りすぎてるせいだと思い、その夜はフライパンを使わない料理にした。翌日の朝、喉が痛い。寒気もする。この症状は・・・子どもの症状と似ている。

なんてことはない、子どもから移された風邪だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?