就活を始めようにも、どこを受けたらいいのか、何を調べたらいいのか分からず、出鼻をくじかれ立ち止まってはいないか。
「業界や企業を選ぶ基準について」という問いに（人を喜ばせる）（生活を豊かにする）（自分に合っている）（社風の良い）（成長できる）など抽象的なことをあげてはいないか。どの業界にも共通に言えることを基準にしても選びようがないので、まず「社会のどの分野で貢献したいか」「誰に対して役立ちたいか」「どのような働き方をしたいか」について書き出してみよう。例えば業界を食料で考えてみるとよい。「主食としての米」「副食としてのおかず」「お菓子やケーキのような嗜好品」「食品を陰から支える調味料・原料」に大きく分類され、同じ食料でもそれぞれ役割機能が異なる。
業界選びのポイント
入りたい業界が一つだとしても内定がとれる保証はないので「一本足」ではなく「たこ足」方式で複数の業界を受ける。また、その業界に関心があると言いながら受けるのが１社では辻褄が合わない。業界のマーケット環境や動向を知るためには、ライバルである同業者を知らなければならないので、１業界１社のような「つまみ食い」ではなく、主な同業者は一通りエントリーする「ばっかし食い」にするのが勝利の方程式だ。
受ける優先順位の決め方
横軸に受ける会社名、縦軸に優先する要素を記入し評価点を入れる。
例 （〇3点／▲2点／×1点）として合計点を出し優先順位の参考にする
Ａ社 Ｂ社 Ｃ社 Ｄ社
志望度の高さ 〇 × ▲ 〇
勤務地 ▲ 〇 × ▲
報酬 〇 ▲ ▲ 〇
福利厚生 〇 〇 × ▲
企業を選びは、意気込みや熱意だけでなく戦略と戦術が必要なのだ!
