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飛行機とおひさま

2023年4月1日、4回目のひな誕祭に行ってきた。
場所は横浜スタジアム、通称浜スタ。

今回のライブのテーマは「飛行機」。
ライブのセットには、80年代の洋画の様なプロペラや気球がいたるところに設置されていたり、英語によるフライトアナウンスがあったりと一気に世界観に引き込まれる。

日向坂のライブの特徴と言えば「ハッピーオーラ全開のライブ」だ。今回のライブでは、富田がラップをしたり、「どうする?どうする?どうする?」では、スタンド席のゲートにメンバーがサプライズ登場するなど、会場全体がハッピーオーラに包まれたライブであった。

1曲目の「HEY!OHISAMA!」は声出し解禁されたライブの1曲目にとてもふさわしい曲だと思った。久々の声出しと言うことで、観客の緊張と遠慮を含んだ様な歓声も、この曲のコール&レスポンスで歓声は次第に大きくなり会場のボルテージは瞬く間に上がっていった。

「ひな誕祭」ということもあり、ひらがなけやき時代の曲や普段あまりライブでは披露しない曲も多くあった。
特に良かったのは「1番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない」だ。日向坂がデビューする際に唯一の3期生だった上村ひなのさん、日向坂デビュー当時はまだ中学生だった。しかし4年の時を経て、仲間も増え、とても自信に満ちあふれ巧みな表現力を駆使して歌い上げる。とても18歳には思えない姿だった。

そしてライブの最後にはお決まりの「JOYFUL LOVE」が歌われた。日向坂のライブでは観客が協力してペンライトを用いて会場全体で虹を作る(通称:虹色大作戦)。
アリーナは空色、スランドは右からすみれ、紫、青、水色、緑、黄色、橙、赤、桃色、桜色の虹が作られる。空の上に虹がかかっているような構成だ。
この景色は何度見ても絶景なのだ。この虹色大作戦を見るためにライブに来るファンも多いそうだ。僕もこれまで見てきた景色でこれ以上の美しい景色はないと言い切れるくらいだ。夜の横浜にとても美しい虹が架かった。

日向坂ファンの名称は「おひさま」。
横浜スタジアムから飛び立った飛行機がお日様に向かって飛んでいく。
「日向坂」と「おひさま」が一体となった、そんなライブだった。


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