EC-Orangeのバージョンアップは、特にPHPとデータベースの大幅な更新が関係するため、しっかりとした準備と計画が必要です
EC-Orangeのバージョンアップは、特にPHPとデータベースの大幅な更新が関係するため、しっかりとした準備と計画が必要です。以下は、各ステップと注意点を整理したチェックリストと必要な作業内容です。
1. Apache・PHP・データベースのバージョンアップ対応
現行構成:Apache 2.2, PHP 5.2, MySQL 5.1.73
新構成:Apache 2.4, PHP 8.3(or 8.2), MariaDB 11
対応手順:
PHPコードの互換性チェック:
PHP 5.2からPHP 8.3へは大幅な互換性変更があるため、コード全体の検証が必要です。
特に非推奨関数(ereg, mysql_connectなど)や、新しいPHP構文に適応していない部分を修正。
phpcompatinfoなどのツールを使用して、互換性レポートを生成し、修正箇所を洗い出す。
Smartyのバージョンアップ:
EC-Orangeが使用しているテンプレートエンジン「Smarty」のバージョンを、PHP 8に対応したものへ更新。
Smarty 2.xから3.x系への移行の場合、構文やキャッシュ関連の変更が必要。
MySQL→MariaDBの移行:
MariaDBはMySQLと互換性が高いが、いくつかのクエリや機能が異なるため、データベースのエクスポート/インポートをテスト。
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