【育児】夫に対するストレス対処法を考える
子育てをしていると、夫に対してイライラやストレスを感じることは少なくありません。特に「こちらは必死でやっているのに、夫はリラックスしてスマホをいじっている」という場面は、非常にストレスフルですよね。このような状況で感じるストレスの解釈や対応方法を、以下のように考えてみましょう。
1. 夫婦間での役割意識の違いに気づく
まず、夫が「手伝ってやった」というような態度を見せるのは、「育児は母親がメインで行うもの」という意識があるためかもしれません。特に、夫が「手伝い」と捉えている場合、自分がやるべき分担とは感じていないため、どうしても他人事のように見えてしまいます。
育児は「母親が主役、父親はサポート」という固定観念が残っているケースでは、まず夫婦で育児は「共同の仕事」であるという意識を共有することが第一歩になります。
2. ストレスの「原因」と「感情」を自分の中で整理する
夫に対して感じるイライラや不満を、「何が一番辛いと感じているのか」を見つめてみましょう。例えば、夫が育児を積極的にしないことなのか、それとも協力的な姿勢が見えないことなのか、自分の中で具体的に整理するだけでも少し気持ちがスッキリします。自分の中でモヤモヤがはっきりすると、夫にも具体的に伝えやすくなります。
3. 不満をためず、具体的な言葉で伝える
「手伝ってくれるけれど不機嫌になる」「ソファでスマホをいじっている姿が辛い」といった気持ちを我慢し続けると、さらに不満が溜まってしまいます。感情的に伝えるとケンカになりやすいので、タイミングを見計らって冷静に、具体的に伝えるようにしてみましょう。
例えば、「〇〇をしてくれると助かる」「一緒にやってもらえるとありがたい」というように、できるだけお願いベースで、ポジティブな言い方にするのも効果的です。
4. 自分の負担を数値や時間で可視化する
夫があなたの負担を理解していない場合、具体的に「どれだけ大変か」を伝えるのも方法です。例えば、「今日は〇時間、休む間もなく子どもの世話をしている」「家事も合わせると、休みなく〇時間動き続けている」というように、自分の負担を数値や時間で伝えてみると、夫もどれだけの負担がかかっているか実感しやすくなります。
5. 夫を「巻き込む」育児スタイルを工夫する
夫が主体的に動かない場合、例えば「お風呂は夫の担当」「夕飯後の片づけは夫の役割」といった形で、特定のタスクを夫に「任せる」ようにしてみましょう。タスクを「手伝い」ではなく「自分の役割」として意識することで、夫も少しずつ責任感が芽生えるかもしれません。
また、子どもが「パパと遊ぶ時間」を楽しみにしていることなどを伝えると、夫も「自分が必要とされている」と感じやすくなります。
6. 自分の心を守るために「期待を調整」する
どうしても夫が主体的に育児に参加してくれない場合、期待値を少し下げてみることも一つの方法です。「何もやってくれない」という感覚が強くなると、さらに不満が溜まる一方なので、「少しでも手伝ってくれたらありがたい」と自分の中で意識を調整することで、気持ちが少し軽くなることもあります。
7. 夫婦の関係改善に向けて一緒に考える時間を設ける
育児のイライラが原因で夫婦関係がギスギスしてしまうと、ますます状況が悪化してしまいます。タイミングを見つけて、「お互いにとって心地良い家庭を作るためにどうしていくか」を一緒に話し合う時間を持つのも大切です。育児も家事も、少しずつ負担を減らし、協力し合う方法を見つけるために、共に考える姿勢を作ることが関係改善のきっかけになることがあります。
育児に対する夫の態度に不満を感じるのは当然のことですが、夫婦間の役割分担や協力の意識を少しずつ変えていくことで、負担が軽くなることもあります。
夫への期待値を下げて、やってくれたらラッキーくらいな感じで取組むのが良いのかもしれないですね。