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【全文無料】特性:ねがいぼし のジラーチ をはじめから丁寧に

お疲れ様です

クラスです

今回は、特性:ねがいぼし の「ジラーチ」について、その役割とレギュレーション変更後の代用カードについて、解説していきたいと思います

特性:ねがいぼしの「ジラーチ」は、現環境(2020/10/13 現在)で、最もよく採用されるカードの一つです

今後起こると予想されるレギュレーション変更に伴い、「ジラーチ」は、スタンダードレギュレーションでは使用できなくなります

これにより、多くのポケカプレイヤーの方に影響が出ると予測されますが、そもそも、どのようなデッキタイプが影響を大きく受け、そして、レギュレーション変更後の世界では、どのように対応していけばよいのでしょうか

本記事がその指針となりましたら幸いです

なお、本記事ではレギュレーション変更についての解説や、その是非については述べません
あらかじめ、ご了承ください
本記事はあくまでも私の主観に基づいてお話を進めさせていただきます
また、本記事は、全文無料でご覧いただけますが、もし、本記事に価値を感じていただけたのなら、投げ銭いただけますと幸いです

では、早速、本題に入っていきましょう

特性:ねがいぼしのジラーチとは

そもそも、「ジラーチ」とはどのようなカードなのでしょうか
まずは、そこから見ていきましょう

ジラーチはこのようなカードになります

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特筆すべき点は、特性:ねがいぼし でしょう
ここでは、詳しく、以下のように分けて見ていきます

A)バトル場でのみ、発動できる特性である
B)1ターン内に1度、発動できる特性である
C)特性を発動すると、眠り状態になる
D)「デッキトップから5枚を見て、その中のトレーナーズカードを手札に加える」という特性である
E)特性を使用した後でも、自分のターンが終わらない

順に見ていきましょう

A)バトル場でのみ、発動できる特性である

ジラーチの特性はバトル場で発動するという制約があります
これにより、「ジラーチ」の特性を発動したターン内に、特性を発動した「ジラーチ」とは別のポケモンで技を使用したい場合、「ジラーチ」をバトル場から逃がすことが必要です

後の項目で詳しく見ていきますが、これにより、「ジラーチ」を採用するデッキタイプは、基本的に、「ポケモン入れ替え」や「回収ネット」などの特定のカードを要求されがちです

「ジラーチ」の特性は強力ですが、どんなデッキに入れても構わないわけではなく、キチンとした採用判断のもと、デッキに組み込むことをオススメいたします

B)1ターン内に1度、発動できる特性である

「ジラーチ」の特性は、テキストにあるとおり、1ターンに1度しか発動できません

勘違いしやすいですが、ポケモンカードでは、このようなテキストの場合、別の「ジラーチ」で特性:ねがいぼし を使用することは、制限されていません
あくまでも、この効果はカード単体にかかる制限であり、別カードについては何も制限はないのです

同じようなテキストでも、「デテンネGX」は「1ターン中に1度しか発動できない」と明記されており、このような記載がなければ、同名の別カードでの特性使用は制限されないと解釈して良いです

なお、「回収ネット」などで場を離れた「ジラーチ」は、例え同じカードでも、別カードとして扱いますので、特性を再度発動することは可能です
これは、手札に別の「ジラーチ」があるかどうかの判別がつかないための裁定だと思いますが、例え、「回収ネット」使用後の手札が手札に戻った「ジラーチ」だけだとしても、問題なく、特性の発動はできるようになりますので、ご安心を

C)特性を発動すると、眠り状態になる

「ジラーチ」は特性の効果により、特性使用後は眠り状態になります

眠り状態のポケモンは技の使用と逃げることができなくなるため、先に述べた通り、同一ターン中に技の使用やバトル場でのみ発動する特性を使用したい場合は、「ジラーチ」をバトル場から「逃がす」必要が出てきます

「逃がす」ためには、以下のような方法があります

・「エスケープボード」を装備させ、「エスケープボード」の効果で眠り状態でもベンチに逃げられるようにする
・「ポケモン入れ替え」によりベンチのポケモンと入れ替える
・「回収ネット」を使用し、バトル場から手札へとジラーチを逃がす

このうち、「エスケープボード」を用いる場合はにげる権利を使用してしまうので、その点には注意が必要です

いずれの方法を用いるにしろ、
特性:ねがいぼし を使用した際には、ターン中、達成したい目標に必要なカードに+1枚のカードを要求されることを頭の隅に置いてプレイしないといけません

D)「デッキトップから5枚を見て、その中のトレーナーズカードを手札に加える」という特性である

「ジラーチ」の特性は、複数のカードから1枚を選び取ることができる権利を付与するものです

ポケモンを準備したい場合はクイックボールを、ターン中に達成したい目標に対して多くのカードが必要ならば「博士の研究」を、相手のベンチに居るポケモンを倒したい場合は「ボスの司令」を、と、
場面場面に沿ったカードを選択肢から選び取れる可能性を秘めたこの特性は、文句なしに大きな汎用性を持つといって差し支えないでしょう

そのメリットと引き換えに、上記A)~C)のデメリットがあるわけですが、それでもなお、余りある強さがこの「選び取る権利」であり、同時に多くのデッキで採用されている所以でもあります

かといって、すべてのデッキで採用するべきかという問われると、そうではないですし、そこについては、後の章で述べることとします

E)特性を使用した後でも、自分のターンが終わらない

同じように手札に多くの必要札をかき集めるために採用されるポケモンとして、特性:くいだめ の「カビゴン」がいますが、「カビゴン」とは違い、「ジラーチ」は特性を使用しても、自分のターンは終了しません

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これは先に述べた、D)の特徴と組み合わせると、
状況に応じて選び取ったカードをそのターン中に使用できる、という改めて文章にすると、とてつもなくお強い効果になります

これにより、序盤の安定感を作り出すことから、終盤の「リセットスタンプ」へのケアまで、本当に幅広い状況への対応が容易になるのです

・・・うん、こりゃ、つよいわ(´・ω・`)

「ジラーチ」の役割

そんな「ジラーチ」の特性について、軽く触れたところで、ここではその特性を用いて、どのような役割を「ジラーチ」が担っているかについて述べていきたいと思います

「ジラーチ」の役割は、一言で言ってしまえば、「1ターン中に多くの要求に答えるための潤滑油」です

先に述べたとおり、「ジラーチ」の最大の利点は、「選び取り、使用する権利」です

これは、手札や場やトラッシュなどあらゆる要素によって、その時点で必要なカードに触れ、使用できるという、とても、とても貴重な効果になります

ということは、逆説的に言えば、
「ジラーチ」というカードは、それだけ多くのカードを適切な状況で使用できるようにする必要があるというデッキでこそ、非常に効果的に働くと言えるのです

場やトラッシュや手札で、すでに必要なカードが揃っている場合はあまり「ジラーチ」を使用する必要はありません

あくまでも、「ジラーチ」の役割はデッキを思う通りに扱える可能性を高めてくれる潤滑油なのです

ジラーチの採用を考えるデッキタイプ

では、上記のような役割を持った「ジラーチ」はどのようなデッキで採用されてきたかを具体的に見ていきましょう

以下は「ジラーチ」が採用されやすかった主なデッキリストになります

・小ズガドーン
・ピカゼク
・マルヤクデ
・超ミュウミュウ

こう見るとやはり、

・毎ターン、「溶接工」+手張りのための「基本炎エネルギー」+αと、
1ターン中に多くのカードを必要とする、「炎デッキ」
・「サンダーマウンテン◇」や「カプ・コケコ◇」、「エネルギーつけかえ」等で、状況によって、「ピカチュウ&ゼクロムGX」と「ライチュウ&アローラライチュウGX」のGX技を使い分ける「雷デッキ」
・エネルギー加速手段として「カラマネロ」を採用しており、その安定した進化のために採用が検討される「超デッキ」

に「ジラーチ」は採用されることが多く、上で述べた「1ターン中に多くの要求に答えるための潤滑油」という役割の当てはめは誤りではないと推察できます

レギュレーション変更後の環境

ここで、足元の環境を確認しましょう

私が考える現在の環境下のTeir表は以下の通りです

Teir1:三神ザシアン、メルカリザシアン、小ズガ、セキタンザン
Teir2:マルヤクデ、ムゲンダイナ、コンボマッドパーティー
Teir3:ドラパルト、クワガノン、コンボインテレオン、コンボザシアン

CL2021横浜での結果から、マッドパーティーが一気に普及していきました

その影響でメタが変わり、ベンチへの攻撃手段を積極的に採用したデッキや回復やHPアップを用いて中打点をずらしていくようなデッキが上位を占めるようになってきています

また、非GX・Vポケモンとのサイドレースに負けないようなコンボデッキが見直され、Tier表を埋めています

このように環境を見渡したとき、
私は「ジラーチ」は採用をされづらい立ち位置にいるのかなと考えています

理由を具体的に並べると、以下のようになります

・ベンチ狙撃手段が積極的に採用されているために、HPの低い「ジラーチ」は狙われやすい
・コンボデッキの視点から見れば、
「デデンネGX」+「クロバットV」or「オドリドリGX」
+「ジラーチ」+「ジラーチ◇」
のプランが取れるため、手札要求が少なく、勝ちやすい
・マッドパーティーとっては、攻撃可能ターンには、すでに打点が70まで伸びていることが多く、「ジラーチ」でサイドを取れるのはとても美味しい
・そもそも現在の環境トップには、「ジラーチ」を採用したいと思うデッキタイプが、毎ターン「溶接工」を使うことを求められる、「小ズガドーン」と「マルヤクデ」しかない

また、少なからず、レギュレーション変更を意識しての採用見送りもあるかもしれませんが、いずれにしろ、『「ジラーチ」やその代用カードを採用しておけば、間違いはない』という環境でなくなっていることは確かでしょう

これからの「ジラーチ」と代用カード

さて、ここまでで、「ジラーチ」の役割と足元の状況を見てきましたが、ここからは、そのような「ジラーチ」と役割が似通ったカードについて、「ジラーチ」との比較をしながら見ていきましょう

(その1)特性:ゆめのおつげ の「ジラーチA(アメイジングスター)」
特性:ゆめのおつげ を持つポケモン
デッキトップ2枚を見て、好きな方を手札に、残りを山上に戻す効果を持つ

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まず最初は、同じ「ジラーチ」から

こちらはトレーナーズでなくても手札に加えられる反面、5枚→2枚の選択肢の減少がかなり気になるところ

トレーナーズカードは、エネルギーにも、ポケモンにも、触れるカードがあり、その後の選択肢の幅が広がる利点があったので、この違いは単なる選択肢の減少ではなく、相当な痛手と捉えられる

山上に戻す効果もどちらかと言えば今欲しくないカードをデッキに固定させ、次のドローで引くことがほぼ確定なので、こちらもあまりメリットとは言えない

また、こちらは眠らない利点もあるが、「エスケープボード」の存在を考えると、その利点も薄れてくる

上記の点から、前の「ジラーチ」の役割はこのカードでは担うことはできないため、このカードで代用することはあまりおすすめできない

「ジラーチA」をデッキに組み込む場合は、技の使用を考える必要がありそう

(その2)特性:くいだめ の「カビゴン」
特性:くいだめ は、使用後にターンが終了してしまうものの、手札が7枚になるように山からドローをできるようになる効果を持つ

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「ジラーチ」の特徴でもあった、特性使用による展開補助の側面は担えなくなったものの、手札を多く補充できる=次のターン中に有効な手筋を打てる確率が増えるといった点から、準備に時間を使えるようなデッキタイプでは、「ジラーチ」にほど近いような形で役割を担えると考えられる

また、特性使用後にターンが終了してしまうというデメリットも、「ボスの司令」を使用させるというメリットに変わる可能性もあり、一概に悪いとは言い切れない

具体的に言えば、以下のデッキタイプであれば、「ジラーチ」の代用が可能と言える

・システムポケモンを「カビゴン」に一任し、被ダメージを受けても回復の余地のあるV Maxポケモン単よりのデッキタイプ
・最初のターンでは攻撃を始められない、非GX・Vの進化ポケモン主体のデッキタイプ

(その3)特性:もりのさんさく の「セレビィ」
特性:もりのさんさく は、デッキトップ6枚の中にあるエネルギーを1枚手札に加えられる効果を持つ

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エネルギーは特殊エネルギーでも良いため、ツインエネルギーやオーロラエネルギーなどを主体とするデッキには嬉しい能力

この特性により、エネルギーをつける権利は基本的に行使できるようになるため、技による展開ができるようなデッキタイプでは「ジラーチ」の役割は担えそう

そうでなくても、例えば、「ヒメンカ」は技:なかまをよぶ でたねポケモンを3体ベンチにおけるので、進化ポケモンを複数体立てるべきデッキタイプでは、組み合わせて使うと良いのかもしれません

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(その4)特性:うみのそうさく のマナフィ
特性:うみのそうさく は、デッキトップ6枚の中にあるポケモンを1枚手札に加えられる効果を持つ

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先程挙げた「ヒメンカ」と組み合わせれば、進化ポケモンを扱うデッキに採用を検討できそう

また、多くのデッキタイプに採用されている「デデンネGX」にもタッチできる可能性があるのは評価できる

先程の「セレビィ」と対比すると、「セレビィ」は特殊エネルギー主体のどちらかというとニッチなデッキタイプで採用が見込まれるのに対し、「マナフィ」は幅広いデッキタイプでの採用が検討されそう

ただ、どちらもトレーナーズカードというデッキの約過半数を占める範囲にタッチできる「ジラーチ」とは違い、それぞれの特性を効果的に使用するためには、その分、対象となるカードの比率を上げなければならないのは頭に入れておきたい

(その5)特性:ヒアリング の「タブンネ」
特性:ヒヤリング は、デッキから1枚を手札に加えられる効果を持つ

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こちらは以前から「ジラーチ」の代用カードとして名のあるカード

特性の使用がバトル場で、かつ、タッチできるのは1枚だけなので、積極的に採用するためには、とにかく手札を増やしたいという要求があるかによる

「カビゴン」、「マナフィ」などが登場したため、あまり積極的には採用したくない

差別化をするのであれば、
・特性発動後もターンを続けられること
・HP90と1ターンでは倒されにくいこと
の以上2点を最低限、活かしたい

最後に

ここまで読み進めていただき、ありがとうございました

ここまで「ジラーチ」というカードを分解、整理し、担う役割に注目して、今後のレギュレーションを踏まえて、できるだけ細かく言語化を重ねていきました

少し冗長になってしまったかと反省しておりますが、いかかでしたか

この次はもう少し気軽なテーマを選んで、執筆したいと思います

では、またどこかでお会いできればと思います

ここまで、お付き合いくださり、ありがとうございました

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