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しゃべる仕事で、致命的な声の悩み

これは、正直今に始まった話ではないのですが、むかしから声が通らない。聞き取りづらいと言われてきました。これはコンプレックスだけじゃなく、講師になってからは仕事上差し支えが出てきました。

「え?」って聞き返される屈辱。。。。

自分が喋った言葉が相手に伝わるってことは、普通の人はなんの疑問も抱かないと思います。ただ、普段の会話で自分の言葉がちゃんと伝わらない、聞き返されるというのは、かなり屈辱的なストレスです。

もう仕方のないものと、諦めていました。騒がしい居酒屋などの飲み会なんて、まず喋ったところで誰にも聞こえない、じゃ、聞き役に回ろうという諦め。全然楽しくない。

ただ、発表やプレゼンなどもあるので、その際はめっちゃ頑張って声をだします。でも、すぐに疲れて(身体も)声が枯れてしまいます。

講師になって、深刻な悩みになってきた。

なんの因果か、常に喋らないといけない職場につくこととなり、そうは言っておれなくなりました。一日6〜7時間しゃべるわけですし、声枯れで聞こえないと、そもそも成り立たない仕事です。

一時、ポータブルマイクをつかって、しのいでおりましたが現場によってはマイク禁止されたこともあり、これはいよいよ付け焼き刃ではだめだと覚悟を決めました。

耳鼻咽喉科1:声帯溝症と診断

音声に詳しい耳鼻咽喉科1に受診したところ、「声帯溝症」ではといわれました。指定難病です。治療法もありません。

耳鼻咽喉科2:セカンドオピニオン:言語聴覚士に指導を受ける

ここでは、音声外来という科がある珍しい耳鼻咽喉科2です。セカンドオピニオンということで、ここでも診断してもらいました。前途の難病は認められず、声帯自体は問題なし。声を出すのに異様に力が入っていて、「過緊張性発声障害」という診断。
言語聴覚士について、発声訓練をすることになりました。声を出すのが下手ってことですね。
ただ、こんな訓練受けて改善するのか疑心暗鬼のまま、数ヶ月訓練を受けています。言語聴覚士の先生が若いきれいな女性だったことが、モチベーションになってたかもしれませんが(笑)、毎日ペットボトルにはいった水をストローでブクブクやる練習をつづけました。(調べてみるとこの方法は、結構最新の訓練だそう)

声を出す(響かせる)コツが、なんとなく体感できた

なかなか最近まで成果が出なかったのですが、ようやくココ1ヶ月で声が通るようになってきました。とにかく力を抜いて、息を出すこと。その作用で声帯がふるえ、声が出るという当たり前のことに気づいた感じです。
しかも、響かせるのは鼻腔のあたりをイメージするとうまくいきました。
言語聴覚士の先生もトランペット吹きだそうで(実はわたしはトロンボーンやってたこともありました)、声も確かに響かせるということを考えると楽器と一緒なんですよね。
先日、久しぶりの大勢での会食がありましたが、うまく喋れて聞き取ってもらい楽しい時間を過ごせました。

余談ですが、先日実家に帰ったら高齢の父親もストローでブクブクやってて、同じ訓練をしていました。父親のDNAは争えないなと実感しました。

思い込みの取り除き

とかく、いろいろな悩みを解決するときに、この「思い込み」って大きな障壁になっていると改めて感じました。

割と自分もネガティブにとらわれることが多く、どうせ無理。。どうやったってできない、これはこういう方法があたりまえ、と思い込んでいることが思い当たります。
マインドセットをニュートラルにすることができると、色々な悩みも解決するのかもしれません。

정수 이によるPixabayからの画像

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