2024読んだ本(1-3月)
悪魔の飽食/森村誠一
怖いホラー映画より怖い。途中読みながら、本を置いたときもしばしば。感情的でない淡々とした筆致ゆえ、そのリアリティが伝わってくる。取材力はもちろんすごいが、そのリアリティの伝え方。「加害者の記録」として、重要な著書。3部作だが次読むのに勇気いる。
未完成 大作曲家たちの「謎」を読み解く/中川右介
資料的に読み始めたが引き込まれた。筆致も文体もよい。「クラシックジャーナル」は何冊かしか読んでないが、面白い特集記事をよくやっているクラシック雑誌でその編集長とのこともありシンプルに読者を引き込んでいく。モツレク絡みは知らないこと多かった。ファンタジーの力は強い。
科学的根拠に基づく最高の勉強法/安川康介
たまたまNewsPicksで見つけて読み始めたが、一気に読んだ。すぐに使える勉強法もさることながら、考え方、生き方、自分との向き合い方を垣間見れて、心を打たれた。医師として人間として、高い教養と尊敬すべき人格を持った方のように思う。
志高く 孫正義正伝/井上篤夫
チャレンジの歴史。アクションの軌跡。スピード本当に大事。推進力、本当に大事。やり切る執念に、あらためて感動した。後書きで柳井さんが書いていたように、感動しただけでなく、行動に移そう。ちょうど、いい機会だ。仕事への向き合い方を、改めさせてくれた。良書です。
DIE WITH ZERO/ビル・パーキンス
著者の熱量に脱帽。あとがきの謝辞で涙を誘われることは、なかなかない。ネタバレになるので書かないが最後の章で出てくる話で引き込まれた(優秀なライターの仕業か?)。人生の目標は思い出をつくること。なんとなく生きている私のような人に、人生の目標を考えさせてくれる良書。タイムバケット、書こう。
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