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[WSH]個人的に注目するプロスペクト

James Wood(ジェームズ・ウッド)

2002年9月生まれの21歳
説明不要のトッププロスペクト。
身長201センチ、体重106kg と圧倒的な体格を誇る。

長打力・スピード・バットコントロールなど、オフェンスのスキルセットは最高クラス。

2024年AAA成績
52試合 .353/.463/.595/1.058  18HR 10SB

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=wood--009jam

昨季で K%30%を超えるなど、アプローチの改善が課題だった。
今季は長打力をそのままに K%18%に抑えるなど、アプローチが大幅に改善し、トッププロスペクトの期待がさらに高まった。

一方で、4月は長打が出ておらず、アプローチ改善の副作用が出ていたが、5月以降はHR含む長打が一気に増加したという経緯がある

また、ウッドはハムストリングの張りで3週間ほど離脱しており、復帰後のAAAでのGround Ball% は63%に達していた。
しばらくはゴロの多さに悩まされるかもしれない。

おそらくメジャー昇格後も、最初は長打があまり出ないかもしれない。
しかしマイナー時代と同様に、メジャーに適応していく期間が必要だろう。
その中で長打が増えていくことに期待したい

メジャー初ヒット↓

メジャー初打点↓

なお、守備はLFを守ることになるだろうが、ウッドはもともとCFがメインだったので、LF守備については温かい目で見守ってください。


DJ Herz(DJハーズ)

2001年1月生まれの23歳。
90マイル前半の低いリリースポイントから放たれる4シームと、80マイル前半のチェンジアップを武器に、奪三振を量産する先発投手。

AAA成績
9先発 36.0回 防御率3.75 FIP4.70 K%27.5% BB%19.0%
MLB成績
6先発 27.0回 防御率4.67 FIP4.20 K%30.6% BB%5.8%

https://www.fangraphs.com/players/dj-herz/26389/stats?position=P


今季AAAでは36回で29四球と四球の多さが課題だったが、メジャー昇格後は、27回で7四球と大幅に四球が減少した。
パーカーといいハーズといい、ナショナルズの投手コーチ陣すごすぎない?

そして圧巻の奪三振能力。
すでに2度の二桁奪三振試合を達成している。しかも無四球で。

近代野球である1901年以降、デビューからの6試合までに無四球での二桁奪三振を2度達成したのは2人だけ。

スティーブン・ストラスバーグDJハーズである。
ナショナルズの英雄に並ぶ活躍を見せる、DJハーズにこれからも期待したい。


ありがとう。シカゴ・カブス
ありがとう。ジェイマー・キャンデラリオ

Travis Sykora(トラビス・シコラ)

現在、日本のナショナルズ界隈で推されている(気がする)。
2004年4月生まれの20歳
90マイル中盤~後半の4シームと、80マイル中盤の曲がりの大きいスライダー、80マイル中盤のスプリットを武器とする。
身長198センチ、体重105kg

2024年成績(A)
10先発 40.1回 防御率3.12 FIP2.58 K%35.2% BB%8.2%

https://www.fangraphs.com/players/travis-sykora/sa3023557/stats?position=P

いわゆる本格派のピッチャー。球速が速く、制球力も中々優秀。
シンプルに大好きなプロスペクトである。
ポール・スキーンズとフォーム似てる気がする。

ちなみにシコラは去年2023年ドラフトの3巡目全体71位で指名した選手である。
1巡目での指名もあり得たらしいが、シコラが地元のテキサス大学に行く可能性もあったことが指名順位を下げた可能性がある。
何にせよ、ナショナルズに入ってくれて本当にありがとう。
ゴアとのダブルエースになってくれることを期待している。
ゴアの保有年数的に実現が厳しい可能性もあることは承知の上


Jarlin Susana(ハーリン・スサーナ)

先発投手ながら、100マイル以上の4シームを普通に投げ、90マイル前半のスライダーとのコンビネーション。
身長198センチ、体重106kg

2024年成績(シングルA)
13先発 51.1回 防御率4.91 FIP2.54(!) K%33.3% BB%12.4%
被HR 0

https://www.fangraphs.com/players/jarlin-susana/sa3018808/stats?position=P

速い、速すぎる。
先発で100マイルを平然と投げている。ロマンの塊でしかない。才能の原石を今まさに磨いている最中なのだ。

とはいえ、この手の速球投手にありがちな制球難にスサーナも陥っていた。
BB%は昨季14.1%、今季12.4%と優秀とは言えないだろう。
一方で、奪三振能力が大幅に向上。
K%は、昨季21.8%から今季33.3%と大幅に上昇した。

そして直近6試合は、30回を投げて防御率0.60、49K、11BBと好投が続く(7/4時点)。

すでにA+に上がる準備はできていると思う。

将来像は、奪三振も与四球も多いので、ディラン・シース(SD)を挙げたい。

現実的にはリリーフが妥当だと思うが、100マイルを連発する先発投手はロマンなので、ぜひ先発を目指して頑張ってほしい。


https://x.com/CodifyBaseball/status/1807908372211028069


Andry Lara(アンドリー・ララ)

2003年1月生まれの21歳
94~95マイル前後の4シームを軸に、80マイル中盤~後半のスライダー・チェンジアップを織り交ぜる。
身長193センチ、体重81kg

2024年成績(A+)
6先発 30.2回 防御率2.35 FIP2.87 K%32.2% BB%7.4% HR/9 0.59

2024年成績(AA)
8先発 45.1回 防御率3.38 FIP4.65 K%24.9% BB%10.1% HR/9 1.39

https://www.fangraphs.com/players/andry-lara/sa3014716/stats?position=P

ララは前述の4人と比較すると、知名度は下がってる印象がある。
しかしながら、ララもまた将来的に3番手くらいを担うポテンシャルがあると考える。

特にアドバンストAでの成績は圧巻の一言。
さすがにダブルAでは数字を落としているが、それでも悪くない成績と言えよう。

早ければ来シーズンには、メジャーでも見られるかもしれない。ていうか見たい。
現在MLB公式では、球団傘下27位でしかないが、もっと評価高くても良いだろMLB


参考


シコラのドラフト時の評価

MLB公式によるナショナルズのプロスペクトランキング

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