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ただいまマラソン中。

俺は大学進学をしていない。

ポジティブに言えば自分のやりたいこと、やりたいモノの為に突っ走ってみた。大学進学が"安定"という道だということを前提にしてネガティブに捉えれば、不安定な道へ進んだと思う。



知り合いは、先生は、友達はどう思うだろうか。

浪人して受かったのはそんなに高くない大学ばかり。勉強に対してどう努力するかではなく、努力をしないためにはどうすればいいんだろうかと考えていたんだと思う。同じ学び舎にいた連中が、同じように勉強してきた連中が有名で上位の大学に進学している。煽り抜きで本当に凄いと思う。努力できて当然だと言われればそうなのだろうが、"当然"の道にすら立てなかった奴の戯言だと思って聞き流して欲しい。


高校3年生の時の担任は結構よくしてくれた。専門受けるから調査票出してくれといったら本当に直ぐに出してくれたし、この前ミスって電話かけて謝った時も「学校頑張れよ」と言ってくれた。


でも正直俺は中学や高校の職員室でバカにされてると思っている。

目立つ奴ではあったけど結局あの程度かw
もう1年頑張るとか努力の方向はいくらでもあったのにw

多分こんな感じかと思う。同学年の大半も多分こう思ってる。でもそれに対して嫌悪感を抱くとか、歪んだ感情を抱くことは無い。(でも学校に行くことは躊躇われるけどね。)自称ではあったものの進学校だし、天下の東京大学にだって合格者はいる。大学進学が普通。落ちたら普通に浪人。

これが当たり前の世界だったし、実際専門学校行ってる人を他に知っているだろうか?少なくとも俺は俺しか知らない。



じゃあ今の俺は不幸せか?


そんなことは無い。高校の友達は基本男が繋がってくれている。専門学校という特性上フットワークが軽くないのは申し訳ないと思っているが。

何より専門学校に友達がいる。狭き門と呼ばれるところに飛び込んでいくわけだし、志望すれば絶対になれるわけでは決してないのでライバルっちゃライバルなんだが。同じ志を持った友達がいる。小中高と出会った人間とは全く違う人種の集まりだ。中高に限って言えば135度ぐらいは違いそう。

今は中間発表や後期の試験、現場に行く事が出来た時に向けて練習する日々だ。他の鍛錬も含めたらそこまで悠長にしている時間はない。何より専門学校は2年制なのでとても短い。更に今年はコロナウイルスのおかげもあって授業が遅れたし、本来の形でないような授業も多くある。4月だか5月だかのキャンプも無くなった。ソーシャルディスタンスを保たねばならないし、飛沫が飛びそうな時はフェイスシールドやマウスシールドは欠かせない。もちろん誰かに移してしまってはいけないので、マスクは絶対だ。

中間発表も本来は親御さんだったり友人だったりを呼んで盛大に行うし、文化祭だって外部の人間を呼んでもっと盛り上がるはずだった。

それでも約半年間、それなりにこなしてきた。

多くの大学がオンラインになってZoom授業などを強いられる中、自分たちは実際に会って親交を深める事が出来ている。今日もクラスの1人が誕生日だったからクラッカーでお祝いをした。他の友達が風船を渡してきてメッセージを書いてくれと言われた。小ボケを書いて渡した。小さな出来事だったが、なんだか暖かい空間がそこにはあった。


話がやや脱線した。



要約すると、俺は幸せだということだ。



でも将来に不安がないといえば嘘になる。学校主催のオーディションも落ちたし。この2年間でチャンスを掴み取って事務所に… という成功者ロードを辿れるかどうかはまだ本当に分からないし。突如として色々な所から声がかかるかもしれないし、この2年の間に心がポキッと折れてしまう可能性だって無くはない。

俺が学校を特に何も無い状態で卒業して養成所で燻ってバイト三昧の間に、皆は有名企業に就職して更に数年後素敵な家庭を築いて子供も出来て… となるかもしれない(なるだろう。)


でも俺もなりてえ

めちゃくちゃ苦しむかもしんないし人知れず泣くかもしんないけどなりたい気持ちは結構強いよ。

別に先生とか知り合いを見返してやろうなんて気は無い。


最後に「なれました!!!!」って言いてえ。

友達に「心配かけたけどなれたわw」って言いてえ。

先生とかにも「いや〜 なっちゃいましたね。」とか言いたいもん。



少なくとも俺は全然腐ってないから心配すんな☆


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