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[Match Reveiw]横浜F・マリノスvs浦和レッズ2022/10/29



こんにちは、こんばんは。
ホーム最終戦を見事に勝ちました。

今回は何で浦和が5バックにしたかを
ベースに振り返っていきます。



Line Up


マリノスは失意の2連敗から2週間。

メンバーに大きな変更はなくコンデションが
整ったアンロペちゃん、エウベルがスタメンに。

浦和は5バックでスタート。
あまりやっているとこを見たことがないが
果たして大丈夫なんだろうか。
ACL決勝を見据えたものっぽいけど
果たしてどうなるか!?


前回対戦を踏まえて


ACL決勝に向けて、残りのリーグ戦で
1つでも高い順位にたどり着くために
浦和は守備時5バックの3-4-2-1で迎え撃ってきた

ちなみに3バックはリーグ戦では初お披露目
だそうで2週間を使い仕上げてきた模様。


自陣では5-4-1でブロックを組むことで
スペースを消し

敵陣ではマンツーマン気味に対処。

そしてここ2戦の相手とは違い、アグレッシブに
前から守備をしてきた。



5バックにした理由をリカルド監督は

「この変更に関しては、前半戦でF・マリノスと戦ったときに、ディフェンスライン4枚で簡単に持っていかれる部分があったので、そこの修正として、こういう対策をしました」

との旨を試合後会見にて説明。


リカルド監督のいう前回対戦時やられたこととは

・CBとSBの間を使われた

・それを気にしてぺナ幅にDFラインを置いたら
 大外が空いてしまいそこを起点に攻め込まれた

という2点でやられた結果、
前半だけで3失点してしまった。

追いつかれたけどね!


使われた大外とハーフスペース


この反省点を活かし

・CBを増やすことでいわゆるハーフスペースを
先取りして相手に与えない

・ハーフスペースを占有出来る選手を置くことで
大外担当を作る余裕がある。

という狙いをもって5バックを選んだ
のだろうなと思います。



実際、流れの中では崩せる場面も少なく
マリノスとしてはブロックを組まれるとやはり
辛いなあという感じでした。


ただ、磐田、ガンバ戦と違うのは相手が
引きこもり籠城するだけでなく、
自陣で繋ぐ時にプレスを行い阻害してくること

しかもそのプレスがマンツーマンという
上手くいった名古屋戦と似たような構図
でもありました。


このように自分たちらしさを発揮し易かったマリノスは
マンツーマンに対して高丘やエドゥの
ロングパスを用いた頼んだアンロペちゃん戦法
で躱し一気に攻め込む。

またボランチの片割れをCFのユンカーが担当するため
どうしても守備の強度が出ないのを狙い撃ちするなど
して自分たちのテンポをつくることに成功。

ユンカーより松尾の方が適していたのでは
と思わなくもないです。

一番点とれる人をゴールから遠ざけてしまいますし。

そんな構造上の欠陥を突き
何よりも大事な先制点を奪うことが出来た。




先制点の場面では中盤の三人を使ってアンロペちゃんが
ポストプレーするエリアを作り確率を上げる。
プレーエリアが広いので足元ががちゃつきやすい
アンロペちゃんでも安心してボールを扱える親切設計


マスカット監督の匠の技が伺えます

渡辺のマークはユンカーだけど彼は慣れていない
守備タスクの為、緩さが出てしまう。


そして下がらざるを得ない浦和を尻目に
渡辺がグッと持ち運び、引き付けることで
水沼が自由に。

思い切り振りぬいたことでこぼれたボールを
エウベルが押し込み先制。

(まあこの動画では大事な頼んだアンロペちゃん
までの過程が一切映ってないですけどね!)

マリノスの強みの1つであるゴールキーパーから
CFまで11人を活かして速く攻め込むこと
を発揮することが出来ました。

先制して強気になれた、余裕が持てたマリノスは
敵陣でボールを保持し、時間を上手く使いながら
2点目を奪う機会を探る。

38分にCKのこぼれを拾ったエウベルがぬるりと
ドリブル突破し、シュート。こぼれをアンロペちゃんが
沈めて追加点。


後半に入って勢い儘に3点、4点を奪い
試合を決定づけた。



試合後に浦和の岩尾がコメントしていましたが
このやり方で守るには練度が足らなかったようにも
思います。アンロペちゃんや渡辺に充てる人選然り
プレスの強度然り。


というかこの試合はマリノスの面々が
今まで以上にプレーの強度が高いし、
自分たちのサッカーに対する自信が漲ってて凄まじかった。


今回のサムネ



エウベルが大暴れしたということで
ゴールパフォーマンスで行うサメの口パクパク
からヒントを得、某有名サメ映画のポスターを
オマージュしました。

泳いでる人も入れたかったけど
ちょうどよい人がいなかったため断念。

最後に


ここ最近は悩める子羊状態だったマリノスだが
自分たちらしさを発揮出来やすいやり方を
浦和がチョイスしたため躍動。

今節で決めることは叶わなかったが
最終節アウェー神戸戦で勝って優勝したい。


もう一度この景色を!!!!


2019/12/09



ここまでお読みいただきありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。


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