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傷つき、傷つけ、気づいていく

半年前から参加していた企画メシ2021が先日終わりを迎えました。

最後の「自分の企画」。課題は、あなたはどんな企画をする人になりますか。
僕は
「あなたが気づ(つ)く」企画を人になる
と宣言しました。

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最後に振り返りとしてどういう想いで書いたのかをまとめておこうと思います。

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6ヶ月の中で、たくさんの学びがありました。
それは今までのnoteにまとめたものも、それ以外の沢山のことも。
でも一番印象に残っているのは最初の課題で阿部さんからの講評であった言葉。

「言葉の人に 行動の人に」

僕の中で大きなテーマでした。

企画メシの企画生はほとんどが社会人の方で、皆さんの誠実さを間近で体感し続け、今までの環境との違いを痛感しました。やると言ったら最高のクオリティで期日を守ってやりきる。当たり前かもしれないけど、言葉にして行動しきることが出来ていない自分にとっては、すごいなと思わされる環境でした。

では自分が、心の底から思って、言葉に、行動にしたいことはなんだろうかと考えた時、「傷つける」という言葉が思い浮かびました。



少し話は逸れますが、学生団体に所属していた時に印象深い出来事がありました。

ある先輩のコロナ禍でこれからどう活動していくか、というプレゼンの最後で「最後に笑顔でうまい酒を飲みましょう」という言葉を聞いた時、ひどく不快な気分になりました。

別によくある言葉です。でもそんな些細なことなのになぜ不快になったのか、傷ついたのか。
それは僕がお酒を飲むことを娯楽になりうる風潮や世間が好きじゃないから。

なんの話だ、と思うかもしれませんが、この不快感、違和感が僕にとって自分の譲れない感覚を認知するきっかけ、気づきになりました。
同時に、世間の当たり前は自分の当たり前じゃない、自分の当たり前は世間の当たり前じゃないのだと、誰かにとっては傷つくきっかけになるのだと感じ始めた機会でした。


そんな、誰かの些細な発言にいちいち違和感を覚え、勝手に傷つく僕は、企画メシでもたくさん傷つきました。

講師の方からは普通の学生生活では学べない、力や勇気を貰えるような言葉や話を頂けました。

でもそれ以上に感じていたのは「そんなに想いを持てるならなら苦労しないよ」とか「なんでそんなことを言えるんだろう、行動できるんだろう。」とか。
正直、理屈や言いたいことはわかっても腹落ちせず、苦しい思いばかりでした。

そもそもなぜ傷つくのか。
例えば意見が違った時、
「自分が大事にしているものが否定された気分になるから」だったり、
「自分の弱みを暴かれたような気分になったから」ってことが多いんじゃないかなと思います。

でも、それなら大事にしたいもの、譲れないものが明確になるチャンスにもなるし、
弱みに気づけたなら、変えたいきたいものが見えてくるはずにもなってくる。

成長痛みたいなもので、傷ついて「気づいて」少しずつ強くなっていくんじゃないでしょうか。


そして、同時に傷つけることなしで人は生きていけない。

今こうして書いているnoteも、「それは違う」とか「理解できない」と思う方もいるかもしれません。
つまり、何か意見を言えば違う考えの人は、あなたは傷つく可能性がある。

もし誰かを傷つけることを避けるとする。それでも自分を傷つけることもある。
その場の空気を優先して、意見を変えたり黙ったり、それも自分を押し殺すことになり、苦しい。


じゃああなたも自分も傷つけないように全てを避けるとどうなるか。
多分何も言えないし、考えられない。何も生まれないし前には進まない。

僕は、企画を通して、『新しい「何か」に触れることで「気づき」を得る、そして世界と自分が大きくなること』を大切にしたいと思っています。
(↓以前書いたことで少し触れました)

そしてその「気づき」を得るには、「傷つく」ことが不可欠だと思います。

だから、今一番大事にしたいのは、あなたを、そして自分を傷つける覚悟と責任を持つこと
相手を少し傷つけることになっても、その言動がきっと「気づき」を与えることだと胸を張れるように、考えて考えて考え抜くこと。

阿部さんをはじめ講師の方、そして企画生のみなさんのように、
そんな覚悟を持って企画に、企画を通して人に関われるようになります。


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最後に、阿部さん、平賀さん、講師の方々、企画生を始め企画メシ2021に関わって下さった皆様。
途中で海外からの参加という形になってしまいましたが、ここまで企画メシに関わることができて良かったです。
本当にありがとうございました。

またいつか再会できる日を楽しみにしています。

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