プロスペクト理論= 損失回避の法則 「得を求めるよりも損を避ける」

プロスペクト_1

人間は「得をしたい < 損をしたくない」

もともとの損失を回収するために、リスクはあってもより大きな利得を取りに行くという心理行動。
プロスペクト理論を正確に言うと
目の前に提示されたものの損失の度合いにより、人の意思決定は変化する」というもの。
心理学の中の一つ行動経済学であり、不確実性下におけるカスタマーの意思決定を説明している。

Prospect = 予想、見通し、期待、展望

結果(株式投資に対して)
自分に対してプロスペクト理論が働かないように資産管理をする必要がある。
単刀直入に言うと含み損は基本的に作らない。
含み損保持期間は最長3日までなど期間を必ず設ける。
長期で含み損を持つならちゃんとV字回復するストーリーを建てられた場合のみ。

コンコルド効果

プロスペクト理論に似て非なる心理学で「コンコルド効果」
物事が失敗に終わると予想がついているにも関わらず、それまで投資した金銭・時間・労力を取り返そうと投資をやめられない心理のこと。(怖い)
具体例
V字回復が見込めないのに楽観的観測でナンピンや追証を行なってしまう行為。


教訓
「わからないものはわからない」と認めるとこが大事。
含み損のポジションはいつまでにV字回復するかちゃんと説明できるか?
同時にV字回復するまでにどのくらいまでの下げを見込んでいるか?
信用使っていたら追証などのリスクもかかるのでそこも加味して含み損でいるか?
複数の銘柄で含み損だとかなりのリスクです。

結果(含み損の場合の対処)
V字回復が近い将来可能かどうか調べて、十分期待できれば持ち越す。
その判断が不透明であれば直ちに損切りすべし。


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