マガジンのカバー画像

視点 メンバーシップに移行するため、新規購読はお勧めしません

暮らしや営みの中で零れ落ちそうなことを掬い上げたり、心や脳に浮かんだ閃きを忘れないよう書き留めたりする、思考や思想の直売所のようなものです。
※2022年8月移行はnoteの新機能「メンバーシップ」に移行していくため、定期購読マガジンの新規… もっと詳しく
¥500 / 月
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

真実のルームツアー

みなさまいかがお過ごしでしょうか…… 私は、数カ月後には書店に並ぶであろう初著書の、怒涛の〆切に追われておりまして、人間らしい最低限の営みもすべて放棄して挑んでおります。 そこで本日は、まぁぶっちゃけてしまえば本当に時間がないのですが、前回もご好評をいただいたルームツアーなるものを、またやりたいと思いまして…。引っ越しもしたし、広くなったし。 この部屋が…… こうなりました。窓から四季折々の景色が楽しめるのは最高ですね。 しかしまぁこれは、既に表に出しているし、はい

「わかりにくさ」を、どう伝えればいいのだろう

端的に自己紹介をするのが、得意ではない。 私の場合、初めて会う人に物書きですと自己紹介をすれば返ってくるのは決まって「どこの媒体で?」「どんな文章を?」「なにをテーマに?」のいずれかである。 ひとつめの質問には事実を答えればいいのだけれど、後ろ二つはなかなか端的に答えられない。「ひ、日々の暮らしの中で気づいたことを……」だとか、「えっと、アートも音楽も政治もなんでも、けれども感情論で……」だとか、なんともモゴモゴと答えてしまう。けれども、その後Facebookなりで繋がり

大統領選、その青と赤のあわいにある、さまざまな色たち

ここしばらくのニューヨークは寒空が続いていたけれど、11月7日は久々に夏を取り戻したような日だった。真っ青な空の土曜日、家事も捗る。 洗濯物を畳んでいると、外からキャァッと劈くような叫び声が聞こえてきた。なにごと? と気になってバルコニーに出てみれば、ハドソン川沿いを歩く何人もがスマホ片手に歓声をあげている。 その場で私もTwitterを開いてみればやっぱり、飛び込んできた文字は、"JOE BIDEN WINS" 。あぁ、やっと決着が。バイデンとハリスが勝ったのだ。たちま