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視点 メンバーシップに移行するため、新規購読はお勧めしません

暮らしや営みの中で零れ落ちそうなことを掬い上げたり、心や脳に浮かんだ閃きを忘れないよう書き留めたりする、思考や思想の直売所のようなものです。
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2020年9月の記事一覧

インターネット物書きのはたらき方改善

九月も終わりますね。 気がつけば、ここ『視点』を始めて一年が経っていました。 取材記事ではなく、PR記事でもなく、オウンドメディアでも、情報商材でもなく、ただただ自分の視点を掘り下げてみたい……と始めてみた実験的な試み。さあ、ここだと存分に好きなことを書けるぞ、わたしはついに自由の身!! だなんて意気揚々と始めたものの、いざ書こうとすると、まぁ難しい。お題もないし、脳みそもない。あまりにも真っ白すぎて、自由ってほんっとうにむずかしい。 だから最初の頃は、輪郭のおぼろげな精

相手の話を、ちゃんと聞いていませんでした

私は相手の話を、ちゃんと聞いていない。 お恥ずかしい限りなのだけれども、調子に乗った私と話したことがある人であれば「あぁ、そうだね、全然話聞かないよね」と禿同されてしまうに違いない。 相手がなにかを話しているそばから、集中力が切れてしまい、出てきた単語だけが自分の頭の中をヒュンヒュンと飛び回る。そしてその単語が、長いこと蓋をしていた思い出と繋がったりすると耐えきれず、蓋をパカーンと開けてノンストップで喋り始めてしまう。 ──たとえばだれかのお宅にお邪魔して、家主が手塩に

置かれた場所で咲くことこそ仕事、だと思っていた私の転換期

人類みな平等!という教育理念を掲げる母のもとで育った。 あの子は学力的に秀でているとか、あの子は運動神経が優れているとか、そういった能力差はあれど、それは個性。生きとし生けるものはみな平等。 そんな母の口癖は他にもあって、「普通がえらい」とか、「真面目がとりえ」とか。なにより、地域の薬剤師さんとしてたくさんの患者さんに頼られながら、日々真面目に専門知識をアップデートさせて働く母は、まさにそうした家訓を体現している。身内目線で見ても立派な母である。 逆に、勝負に勝ちなさい