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「性別2.0」第3回: 隠れているから、秘密なんだ

こんにちは、いそずみ りょうたです。
前回↓

性別は文化的なものだ

っていうお話をしまして。
そのあと番外編を挟みまして↓

ほうら、やっぱり性別は必ずしも自然じゃないでしょう
……っていうダメ押しをしました。よろしければお読みください。

ところで。

前回、こんなくっせえフリをして記事を締めくくっていたんです。

「○○をするから女性になる/男性になる」
という決まりは、自然に決まっているのではなく、
私たちが、文化が決めていることなのです。

でも、ここでまたハテナが浮かぶ。
そんなの決めた覚えないぞと。
誰が決めたんだろう……?

こんどはその秘密を考えましょう。

……で、今回は満を持してその答えを考えていこうと思います。
我ながら、「どこのリフォーム番組だろう」と思う言葉遣い(世代がバレる)。皆さんで推理してみてください。

秘密。

女性が女性になる秘密。
男性が男性になる秘密。

それは、私たちの生活の中に”隠れて”いるのです。

隠れたカリキュラム」という言葉があります。
アメリカのP. ジャクソンという教育学者がつくったものです。

「隠れたカリキュラム」とは、教育する側が意図する、しないに関わらず、学校生活を営むなかで、児童生徒自らが学びとっていく全ての事柄を指す
出典: 文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/024/report/attach/1370713.htm

例えば、かつて学校の名簿は男女別だったって聞いたことはありませんか?
これは問題のある「隠れたカリキュラム」だとして取りやめになったのです。イチャモンみたいにも思えますが、「男子が先に名前を呼ばれる」ことに嫌悪感を抱く人がいるのもわかる気がします。

この「隠れたカリキュラム」に関して、私がはっきりと覚えていることがあります。
児童の呼び名」です。
私が小学1年生の頃、先生たちは私たち児童のことを男の子だったら「○○くん」女の子だったら「○○さん」と呼んでいました。
一見なんてことない決まりです。
それが、小学2年生になった途端、先生たち全員がすべての児童を「○○さん」と呼ぶようになったのです。

呼び名が違うのがどうした? と思うかもしれませんが、もしも「○○くん」と呼ばれる子が、自分では自分が女の子だと思っていたら傷つきますよね。

こういう配慮を、教育する側が率先垂範するのが大事なんですね。

さて。

ここではこの「隠れたカリキュラム」を、もうちょっと意味を広げて考えてみたいと思います。
こどもたちは、見聞きするすべてを吸いとって大きくなっていきますよね。学校以外から学ぶことも多いはずです。

だとすれば、
あらゆる場所が「教育現場」だということ。
あらゆる人々が「教育者」だということ。

「隠れたカリキュラム」である私たちが、どんな文化をこどもたちに身につけていってほしいと思い、行動するか?
ここに、人が女性になる/男性になる秘密が隠れていると思います。

次からは、こどもたちを女性に/男性にする文化について考えていきます。

■この記事は、ライティングを学びたい人が助け合うためのコミュニティ「sentence」オンラインゼミ用に書いた記事です。
1ヶ月間、記事を書きながらライティングスキルの上達を目指していきます。
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