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『街の上で』トークイベント&サイン会

表通りから少し入っていったところにあるシネマネコは、夜が更けるとあたりは真っ暗に。青梅の夜はもっぱら静まり返るのですが、シネマネコではちょっぴり特別な夜がありました。

8月27日21時ごろ、タクシーのヘッドライトの明かりが窓際から見えてくると、スタッフたちはそわそわ。「こんばんは」とやってきたのは、背がすらりと高い細身の男性と気さくな笑顔の男性のふたり、『街の上で』の今泉力哉監督と髭野純プロデューサーです。

実は、『街の上で』初日の上映後におふたりによるトークイベントとサイン会の開催を快く承諾してくださったのです。とっても素敵な時間になったので、この夜のようすを、noteをご覧のみなさまにもおすそ分け。

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『街の上で』の詳しいあらすじはこちら

『街の上で』が下北沢から飛び出した

当初、今泉監督は、第11回下北沢映画祭での上映企画として、作品制作の依頼を受けられたそう。すべての撮影を下北沢でおこなった本作には、監督自身の馴染みのあるお店や街並みがたくさん登場します。この街が放っている独特な空気感が作品からも漂い、何らかの形で「下北沢」の記憶のある人には、またあの場所に訪れたような不思議な感覚になるのではないでしょうか。

一方で、今泉監督はこう話します。

「下北沢という場所を美化しようとする意図はない。見てくれた方の中に存在する ”街” を描くことができたら」

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実際、下北沢から遠く離れた地方の映画館でも『街の上で』は大人気!たくさんの思い出が眠る故郷の街、何度も足を運ぶ喫茶店、必ずお気に入りに出会える不思議な書店etc。

きっと、どんな人にも心当たりのある ”街” がこの作品には映し出されているのですね。

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名もなき日常が愛しい

クスっと笑えるちょっとしたやりとり、何だか上手くいかなかったこと、いつもと同じように仕事をすること。この作品は、主人公・荒川青を取り巻くいつもの日常が描かれています。彼が大成功を収めるのでもなく、誰かと運命的な出会いを果たすわけでもありません。

しかしながら、こうした青のさりげない毎日には、まわりの人たちとの温度感があるやりとりで溢れているのです。そんな何気ない日常こそが大切で愛しいということに気づかせてくれるのではないでしょうか。『街の上で』では、人々の日常を丁寧に描くことによって、普通の日々がより美しく映し出されているのです。

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「他愛のない毎日を愛おしく感じさせる作品だった」

イベント参加者の方から実際にあがったご感想です。なんてことのない日常の解像度をグッとあげてくれるチカラを持つ『街の上で』。今泉監督がこの作品にかけた魔法は、現実世界で生き生きと姿を現わし始めるようです。

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本イベントの依頼を快く承諾してくださった今泉監督、髭野プロデューサーにスタッフ一同御礼申し上げます。また、新型コロナウイルスの感染対策から、さまざまな規制を設けた中での実施にも関わらず、イベントご参加頂いたみなさまにもご協力頂きまして、誠にありがとうございました。

感染状況に配慮しながら、参加者のみなさまが楽しめるイベントを企画して参りますので、これからもシネマネコをよろしくお願いいたします!

シネマネコ 広報部

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