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プライベートケアギバーという仕事のリスク

<まとめ>
1.クライアントの都合で突然失業するリスクがある
2.健康保険などのベネフィットがない
3.プライベートケアギバーでビザサポートしてもらった場合、ほかで働けない
4.永住権がとれるまで2年はかかる(ケアギバーパイロットプログラムの場合)同じケアギバーでも施設で働くともっと早く取れる。(BC州2022年)
*2023年1年の経験で永住権の申請ができるようになりました。また、ケアギバーパイロットプログラムは2024年に一旦修了し次のプログラムが出てくる見込みです。
5.せっかくビザサポートしてもらっても、ビザがおりないことがある
6.クライアントや雇用主と相性が合わないと最悪
7.病気や怪我をしても、休業する時の保障は何もない
 

*様々な事態を見越して、二重三重の備えが必要

*最後の方にシビアな現実を書きますので有料記事とさせていただきました。

私は、いいクライアント、雇用主に恵まれとてもラッキーでした。でも、この仕事は上記理由により安定しているとは言えません。ですので、HCAの資格を取り施設やエージェンシーなどの正社員である人はあまり目指すべきではないでしょう。

  1. プライベートケアギバーが必要なクライアントは、家族が面倒を見きれない高齢者(寝たきり、認知症)や重い病気、ターミナルの方が多いです。ですので、永住権がとれるまでの2年間雇用してもらえるか・・・正直賭けです。入院してしまったり、最悪お亡くなりになってしまった場合即失業します。
    また、雇用主の気が変わり「やっぱ、他の人がいいわ」なーんて解雇されちゃったり。実際私の知人は、ビザサポートしてもらって働きはじめる直前に解雇されました。ひどいよね、ほんと。でも、なんにも言えない。そういう人が他にもいます。ケアギバーで生計立ててる人は、クライアントが亡くなりそうになったら次の雇用主を探しています(汗)ローカルの人ならいいですが、ビザがないと働けない私達外国人はいきなり解雇されると、下手したらLMIAから始めなければならないので次の仕事を始めるのにものすごい時間と労力がかかります。また、プライベートの場合ビザ申請等は自分で行わなければならないので、日本人ビザコンサルに依頼すると費用がかかります。

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