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初めてカウンセリングを受けたらインナーチャイルドまで見つかった話

最近、初めてカウンセリングを受けた。

昔から心理学には興味があって保育士対象のカウンセリング講習に通ったこともあったけど、本業が忙しすぎて勉強も頓挫。
それがここ最近また興味が復活してきたのだ。
おそらく、自分の内面と向かったことがきっかけだ。
今行われているカウンセリングってどんなもの?本や動画、手あたり次第に
調べてみたもののやはり具体的なイメージにつながらない。
ここはやはり
自分で体験してみよう。 
そう思ってカウンセリング体験に申し込んでみた。

動画版はこちら

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肝心の相談内容は夫と娘の不仲。あまり気にしないようにしてはいたが、以前から夫と娘の仲が悪く二人の言い争いを聞くたびにイライラしている自分がいたのだ。

何度かスクールカウンセラーに聞いてみようかと思ったが
そこまでの悩みではない、と自分で封印してここまでやってきたのだ。

しかし、何かが私の封印を解こうとしている。
ここはこの夫・娘問題をカウンセラーに聞いてみることにしよう。

最近はオンラインでカウンセリングが受けられるんですね。
家が好きな私はそれだけでも受けるハードルが一気に下がる。
事前にカウンセリングシートの記入を済ませ、少しの緊張とともに当日を
迎えた。


カウンセリングで指摘されたのは私の過去

オンラインでお話したカウンセラーさんはとても穏やかで
イメージ通りだった。
一通り普段の夫娘問題の話をすると、カウンセラーさんは穏やかな
声でこう伝えてくれた。

「それは千春さんが小さい頃にお父さんに対して感じた感情なんですよ」

どうやら、子ども時代の私が父に対して「遊んで欲しい」とか「寂しい」といった感情が夫と娘の関わりをみることで再出しているということらしい。

意外な話になってしまい「いや、父に対して遊んでほしいとか思っていなかったと思うんですが…」と言ってみたが、カウンセラーさんは穏やかに静かに私の子ども時代の記憶を紐解いて下さった。

父は仕事で素晴らしい成績をおさめていて、お父さんはすごい人だとは思っていた。しかし、父としては全く頼りなく、遊んでもらった記憶もほぼなし。子どもながらに「この人は自分の世界を優先する人」と感じていたので自分で甘えないことを選択していたのだ。
「こどもが身近な大人に構ってほしいと思うのは自然なことですよ」と
カウンセラーさんは言って下さった。

私はどうやら「寂しい」「甘えたい」という気持ちに蓋をしていたようだ。
私は大丈夫、幸せだったよ。と今まで必死に思ってきたのかもしれない。

これって噂のインナーチャイルド?

「目の前に寂しそうな子どもがいたらなんて声をかけたいですか?」
そう聞かれたとたんに、私の頭の中にしゃがんでうずくまる女の子がいた。
これが噂のインナーチャイルドか?
この女の子はまさしく私だ。
そう自覚した途端、寂しさと安心といろんな感情があふれてきた。
泣きそうになるのをこらえながら
「あなたは悪くないよ、と伝えたいです」と話していた。
カウンセラーさんから「その言葉ご自分にかけてあげてください」
と言われ、その瞬間に私は大きな優しさに包まれた感覚を感じた。

カウンセリング後、夫娘問題はどうなったかと言うと
現実は変わらず今も言い争っている。
でも、私の見方が変わったのだ。二人の姿を見ても「またやってるか」としか思わない。なんともないのだ。
私はインナーチャイルドを癒し、見事に現実の見方を変えてしまったのだ。

それ以来私は自分の生きづらさに出会うと、このインナーチャイルドの
癒しを実践している。
この現実は昔の私に関係あるか?という視点は私に合っていた。
もちろん、人によっては自分の過去を思い出すことで余計にネガティブな
気持ちになってしまうこともあるかもしれない。
そんな時は無理をせず自分にあった方法をまた探してほしい。

カウンセラーさんも素晴らしかった。
もっとカウンセリングを受けることが身近になればいいなと思う。

私は自分を癒す選択肢のひとつとして「インナーチャイルドの癒し」を
すすめたい。




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