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街に出て、本を読もう(アーティストデート)

友人がフランスに来て29日。
この間、出かけるときはいつも友人と一緒だった。
1人で出かけたのは、夜中にシラノに緊急事態を告げられ大急ぎで用を足すのに付き合った一度だけ。そのときもシラノが一緒だから厳密には1人ではない。

友人は1人で散歩に出たり、ジョギングに出たりしているのに、だ。

わたしも一人の時間を持とう!
ひさびさのアーティストデートに出かけることにした。
アーティストとしての心の時間。

世界一の親友であるわたしが、わたしの相手をしよう♡

さあ、街へ!
アーティストのわたしは、絵の具の筆が欲しい。
わくわくする。眼鏡も見たいけど、それはまた今度。
通りがかりの店で、アイブロウを先に買った。

絵の具の筆は、太めの筆ととっても太い筆を入手。
背景用。
セット買いでなく、欲しい筆だけ選んだ。
アーティストっぽい。

レジに行く前に、書籍コーナーに寄る。
なんとなくフィーリングで小説を選ぶという行為がしたくなった。
知らない著者の本を選んでみよう。
気に入った表紙の本をぱっと手に取り、裏表紙の要約にちらっと目をやり、ぱらぱらとめくるということを2冊した。その2冊を筆と共に購入。
所要3分。
カフェで本を読むのもいいな。

次にアマゾンで購入したウィッグとサングラスを引き取りにスーパーへ。
これは友人とのわくわく挑戦用。

店を出たら雨が降っていて、カフェに入った。
スマホを開いたら、Kindleに村上春樹の新作が届いていたことを思い出し、読み始める。いい出だしだ。

しばらくすると、何やら音が。
デモだ!

ラッキー!カフェからデモも見られるなんて。

デモ隊は広場に入る前は爆竹を鳴らしたけれど、目の前を通るときは静かだった。
カフェのテラスのお客さんたちも、デモを見ている。
店員さんも普通に飲み物を運ぶ。

今日は1000人もいってないかも。

デモ隊の終わりの方の人たちは、旗をたたみはじめた。
広場が終着点だったらしい。

デモ隊の人たちも、デモが終われが普通の市民。
さっさとばらけていた。
一部の人は、テラスに座ってカフェやビールを飲んでいる。
「歩いた後のビールって美味しいよね」って言っている気がする。

かくして、アーティストデートは大満足に終わったのでした。
1人で自分のために街に出ることは、大事だ。
それに気づいたわたしって、ツイてるツイてる!

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