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第8章:チカコ、バースデーショーを開催するの巻(前編)

その日私は、出会ってしまったのだ。

店主さんの手作りで、サイズが小さく今まで着られた人が1人しかいないというそのドレスは、

まるでシンデレラのガラスの靴のように、ピッタリと私の体に合ってしまった・・・

チカコ伝第8章12話〜いよいよ本格的にネジがぶっ飛んできたなあたす〜より抜粋


👇これまでのお話はこちらから👇
第1章:「わかりません」さえ言えなかった少女時代の巻
第2章:20代、はじめて趣味ができるの巻
第3章:ベタな夢を追いかけ上京するの巻
第3.5章:殻をやぶる破天荒な人たちとの出会い
第4章:チカコ、ホームレスになるの巻
第5章:チカコ、廃人になるの巻
第6章:チカコ、台湾に行きまくるの巻
第7章:チカコ、歌とダンスに挑戦するの巻


ダンスと歌にチャレンジして
ステージに立った私は

「誰かの作ったステージに立つだけじゃ満足できない!
 私はステージを作る側になりたいんだぁぁぁ」

と気づき、3ヶ月後の誕生日にバースデーショーを開催することに決めた〜というのが、前回のお話。


が、しかし。
半年前まで歌もダンスも未経験。
音楽イベントなんて開催したことないし
むしろ高校の時のシャ乱Q以来行ったことさえない(懐かしいw)

どこでどうやってやればいいんだ?
て、誰に聞けばいいんだ?
そして相変わらず、貯金もない。

でもやっぱりこのときも、
やると決めてなんとかするのみ。
「やったらできる」それだけのこと😆

さーいってみよ、やってみよー🚀


・・・と、さらっと書いてますが、
開催を決めるときは、めっちゃ迷ったし勇気がいりました。

迷ってるとさらに迷わされるような出来事って起こるわけで…

偶然再会した、前の職場でお世話になっていた先輩に「日常を舞台にすることの方が大切よ、別にイベントなんて必要ないんじゃない?」と言われたり

これまた偶然再会した男友達に相談したら「は?素人のステージなんて見るわけないじゃん」とバッサリ斬られたり、、

心が折れそうになりながらも、でも「絶対やる」「やるしか道はない」て感覚があって、ハラの底では決めてるんですよね。
この感覚には従うしかないのもわかってる。

というわけで、私の人生2度目のバンジー💨
ド素人のバースデーショーチャレンジが始まりました。

初回の顔合わせ。左から運営チーム、ダンサーズ、アイドルズ💓


開催にあたって、決めたこと。それは

「ショーの後に死ぬと思って
 全力でやりきろう!」

まずは、今までやりたかったこと
詰め込むことにした。

☆アイドルやってみたい!
☆セクシーダンス踊りたい!
☆小胸のエロスを表現したい!
☆アイドルグループをプロデュースしてみたい!
☆イケメンを引き連れて歩きたい!
☆プロモーションムービーも撮ってみたい!
☆情熱大陸に出てみたい!

というわけで、演目は

①独唱 with イケメン
②小胸セクシーダンサーズ
③アイドルライブ

に決定☆

メンバーを募集したりピンときた人に声をかけて、
イケメン2人・ダンサーズ4人・アイドル4人が集結🌟

そして、ショー全体の
オープニングムービーとドキュメンタリー映像、
ダンスチーム&アイドルチームそれぞれのPVも作るぞー!
と、もりもりだくさん😆🍚✨

だってやるなら、できる限りのこと全部したいよね!

ダンスチームの名前は「ビニューアル」。美乳の概念をリニューアルするわよ!という意味w なかには新潟から毎回夜行バスで練習に参加するメンバーも。みんな明るくて可愛くて、練習が毎回めっちゃ楽しかった!


次に「どうやってやるのか」問題。

誰に聞いたらいいのか?
一緒にやってくれる人いるのかな?
から始まったけど、

やると決めたら思い出した。

あ、音響できる人いた!
私の衣装はオシャレなあの子に頼みたい!
裏方のまとめ役は、あの子ができるかも!

さらには
アイドルの衣装作ってみたい!っていう友人が現れたり、
友人が映像できる人を紹介してくれたり、
ドキュメント制作できる友人に偶然会ったり、
ダンスチームの中にイベント経験豊富なメンバーがいて
めちゃめちゃサポートしてくれたり。

なんだかんだとサポートしてくれる
メンバーが集まってきたの✨

あと費用の面は、
クラファン的に集めることにした💰

アイドルチーム名は「ドタバタバタフライズ」
目立つの怖い、コンプレックスがある…いろんな悩みを抱えてもがきながらも蝶になって羽ばたくぞ!という意味🦋深い部分を話して分かち合ったメンバーだった✨


そんなわけで、
何も分からないところからスタートした
バースデーショーだけど

周りの人に助けてもらいながら、
当日のあれこれを決めて

ダンスレッスンもして、
アイドルの歌レッスンもして、
ダンスチームとアイドルチームの
名前決めてロゴも作って、
ムービー作って、
発信や集客も資金集めもして、、などなど

それまでしていたバイトも辞めて、
3ヶ月間バースデーショーのためだけに駆け抜けた。

ずっと目立たないように生きてきたから、たくさんの人の輪の中心に自分がいることが不思議で信じられなくて、嬉しかったなぁ✨


めっっっっっちゃ大変だったけど、
すっごく楽しくて、

頭フル回転だったけど
あ~~~こんな風に
脳の細胞全部使ってみたかったんだ、
って思ったりして

ほんっとうに楽しかった
んだけど、、、

実は大きな心配が残っていた。

それは、資金面。

クラファンが思うように集まらず、
開催10日前、
まだ当日の会場費が
払えるかわからない状態だったの😱

なのに、そんな時にあったのが冒頭の話。

運命のドレスに出会って
衝動買いしちゃったりしてね😆

あ~~~あたす
いよいよ頭のネジがぶっ飛んできたな〜🚀
会場費どうなるんだろうな〜🚀
と感じながら、あれよあれよと開催1週間前に。

さて、無事に開催できるのか⁉️
どうなるチカコ❗️

その話は次回に☆

撮影詳細&お申込み
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