中央軒煎餅 ‐1923年創業-
コロナ禍でエンタメを提供したい!「CAMP de OKAKI」開発ストーリー
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コロナ禍でエンタメを提供したい!「CAMP de OKAKI」開発ストーリー

中央軒煎餅 ‐1923年創業-

ゴールデンウィークはどのようにお過ごしになりましたか?今年は2年ぶりに政府による移動制限・行動制限もなく、旅行やレジャーを満喫したという方もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。私(代表取締役・山田 宗)もマラソン大会に出場したり、家族でバーベキューを楽しんだり、ショッピングセンターに出かけたりと過去2年とは少し違う気分でゴールデンウイークを過ごしました。コロナ禍からポストコロナに向かっている、そんな雰囲気を感じた1週間でしたが、長かった2年間を経てようやくここまで来たのだな、このまま終息に向かっていってほしいなと強く思います。

煎餅屋がエンターテインメントを提供したい!

2020年4月に初めて緊急事態宣言が発出されたことで、私たちの日常は一変しました。これまで当たり前に出来ていた多くのことが出来なくなり、移動や行動が制限されることになりました。密集・密接・密閉の3密を避けることを要請され、人が集まることが難しい状況が長い間続くことになりました。私自身、友人とご飯に行くことも無くなり、3密になりやすい商業施設に家族で出かけていくことも控え、週末も近所の公園か自宅で過ごすことがほとんどになりました。日常の中の娯楽やイベント、エンターテインメントがごそっと失われてしまった、そんな風に私自身はずっと感じていました。そのような状況の中で、

「煎餅屋として何かエンターテイメントを提供できないのか?」

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、この日本全体で抱えている課題に対して、私たちにできることをしたい。できることをしよう、と本気で決心しました。この決心が2021年9月に、アウトドア・キャンプでおかきづくり体験を楽しむ「CAMP de OKAKI(キャンプ・デ・おかき)」を誕生させました。

なぜキャンプ? キャンプとおかきづくりの意外な共通点

コロナ禍の中でエンターテイメントを提供したいというのはわかった。でもなぜキャンプなの?

そう思うかもしれません。考え始めた当初はキャンプやアウトドアというシーンを具体的に想定していたわけではありませんでした。ただ、「おかきをつくる」体験は、ほとんどの人が経験がなく、やってみると結構おもしろいと感じてもらえるのではないか、新たな娯楽の提供になるのではないか、という思いがありました。様々な事実を集め、アイデアを検討していく中で出てきたキャンプ。そのキャンプとおかきづくりには共通点があることに気づきました。その瞬間、いわゆる、コネクティング・ザ・ドッツ。これだ!と思いました。

その共通点とは、「火」と「時間」です。

小学生の頃、私の夏の家族旅行は毎年キャンプでした。学生時代には、友人と夏休みにキャンプに行っていました。私の中でキャンプと言った時に思い浮かんでくるのは、家族や友人とみんなで作るキャンプ飯。そしてその後に焚火を囲んで過ごしている景色です。薪がパチパチと燃えていく音に耳を傾け、煙の匂いを感じながら、ゆったりと流れていく時間。最高に贅沢な時間です。そのイメージの中心にあるのは、「火」と「時間」です。この「火」と「時間」が、キャンプをキャンプたらしめる唯一無二の魅力のように私は思います。

おかきづくりにおいて、「火」と「時間」はどちらも無くてはならないものです。それだけでなく、「火」と「時間」が実は品質の決め手になります。

乾燥させたお餅を焼いたり、揚げたりしたものがおかき、またはかき餅ですので、「火」を使うことは容易に想像がつくと思いますが、おかきづくりにおいて、実は「時間」が極めて重要な要素です。私たちの工場では、一つのおかきをつくるのに通常6日間(包装工程は除く)かけています。餅生地を二晩寝かせ、時間をかけて乾燥させ、芯を残さないようにじっくりと焼いていくことで、サクサクッとした食感のおかきをつくっています。私たちがおかきづくりにおいて大切にしていることが、そのまま魅力となるのがキャンプなのではないかと思い、商品化を決めました。

芯が残らないように、何遍もひっくり返しながらじっくりと焼いていく


CAMP de OKAKIならではの魅力とは?

乾燥生地を自分で焼いて味付けする商品「CAMP de OKAKI」。実は弊社で乾燥生地のまま販売するのは初めて。おかきやお煎餅の乾燥生地を販売している会社は他にもありますが、CAMP de OKAKIならではの、他にない魅力は以下の3つだと思います。

1.調理が手軽
2.3種の製法を体験できる
3.格別な美味しさ

1.調理が手軽
調理気分は味わいたいけど、仕込みや生地作りからやるのは少しハードルが高い。特に、キャンプやバーベキューでは、できるだけ手間を省いて、手軽に調理し、直ぐに食べたい!という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。このようなお菓子やおつまみは、ありそうで実はそんなにない。マシュマロやポップコーン以外の選択肢が思い浮かばないのではないでしょうか。実際、キャンプ場に聞いてみると、そのような返答でした。その点、私たちのCAMP de OKAKIは、乾燥工程まで済んでいるので、袋から取り出し、加熱し、お好みの味付けをするだけ!しかも調理1回分に小分けされているので、計量の必要もなし!おかきづくりのクライマックスだけを存分にお楽しみいただけます。

2.3種の製法を体験できる
おかきを加熱する工程には、実はいくつかの製法があります。このCAMP de OKAKIでは、キャンプにおけるシーンや時間帯に合わせて3つの異なる製法を体験できます。私たちのおすすめは、午前中のおやつに「パンフライ(揚げ焼き)」、夕食前の小腹が好いた時間に「ロースト(煎り)」、そして夕食後のまったりタイムのつまみに「グリル(網焼き)」です。

パンフライは、十数秒で揚げ上がるので、午前中のアクティビティの合間でササッとつくるのに丁度いい。チップス感覚でポイポイと口に運んで、エネルギーチャージ!揚げ焼きなので少量の油で加熱ができ、余った油は夕食のアヒージョに。

午前中のおやつに「パンフライ(揚げ焼き)」

ローストは、そろそろ夕食の準備をし始める頃だけど小腹が減ってきた。そんな時にキャンプ気分を味わいながら手軽につくれるアペタイザーとして最適!スキレットに入れてしばらくするとコロコロ躍るようにおかきが動きだし、弾けるように膨らみ、ディナーの始まりを盛り上げてくれます。

夕食前の小腹が好いた時間に「ロースト(煎り)」

グリルは、一日のクライマックスとも言うべき焚火を囲んで、自分自身と、大切な人たちとの語らい合いの時間に。ゆっくりと時間をかけて、おかきと会話が膨らんでいくのをお楽しみください。

夕食後のまったりタイムのつまみに「グリル(網焼き)」

それぞれの作り方の詳細は、ムービーで是非ご確認ください。

Panfry -揚げ焼き- オニオン

Roast -煎り― プレーン

Grill -網焼き- ブラックソイビーン

3.格別な美味しさ
この商品の最大の魅力は、やはり何といっても作り立ての美味しさだと思います。私は工場に行くとそこら中でつまみ食いをしていますが、出来立ての美味しさは本当に格別です。こればかりは体験してみないと分からず、伝えるのが難しいのですが、焼き立ての味付けをしていないおかきが一番美味しいのではと私は思ったりもします。これまでこの美味しさを味わっていただく機会がなかったのですが、このCAMP de OKAKIではその作り立ての美味しさを味わうことができます!最初は思うような食感にならなかったり、焦がしてしまったりするかもしれませんが、何度かの試行錯誤の上にうまく作れた時の美味しさは本当に感動ものです。その感動体験を誰かと一緒に共有できることも他にない魅力なのだと思います。

随所に散りばめられたキャンパー・ニーズ!?

子供の頃や学生時代にキャンプ経験のある私ですが、社会人になってからはキャンプからは遠ざかっていました。なので、私の中では、これだ(キャンプだ)!と確信はありましたが、キャンパーとしてどんなニーズがあるのか、今回商品開発をするにあたり、友人のキャンパーたちにヒアリングし、試作品の体験をしてもらいました。そこでもらった意見を基に改良を加えた上で、発売に至りました。たくさんの改良をしているのですが、ここでは2つをご紹介します。

1.持ち物とゴミを最小限にしたい
2.作り方がわからない

1.持ち物とゴミを最小限にしたい
作り方ムービーでも紹介しているように、CAMP de OKAKIのパッケージ(外袋)は上部にチャックがあり、下部は自立できるようにスタンド式になっていて、シャカシャカ振って味付けに利用したり、作ったおかきを一時保存したりできるように設計しています。これは、キャンパーの持ち物やゴミを最小限にしたいというニーズから生まれたアイデアです。

インスタでキャンプに関する投稿を見ていると、様々なギアや調理器具などが紹介されていて、こだわりの品々を集めて使用することもキャンプの一つの楽しみのように感じます。確かにその通りだけど、一方で持っていく荷物は出来る限り最小限にしたい。「CAMP de OKAKIをつくるためだけに持っていく調理器具が一つ増えるなら、作ってみようとは思わないかも。」そんな感想を友人からもらいました。その上、「ゴミを持って帰らないといけないキャンプ場もあるから、出すゴミも最小限にしたい。」という意見も。なるほどー。言われてみると納得だけど、その視点はなかったなと思いました。この意見を基に、上述のチャックとスタンド付きのパッケージが開発されました。

2.作り方がわからない
CAMP de OKAKIのパッケージに添付されているタグの二つ折り内面には、上述3種類それぞれの作り方がイラストとともに記載されています。また、弊社ホームページで、作り方ムービーを公開しています。
https://www.chuoken.co.jp/collections/camp-de-okaki

様々な料理にチャレンジしているキャンパーでも、おかきをつくる体験を過去にしたことがあるという方はほとんどいないと思います。試作品が出来上がった段階で、改めてキャンプ場でおかきづくりをしてもらいました。その際は、簡単に電話で作り方とそのコツを説明しただけでした。すると、「正しい作り方なのかわからなかった」「完成形がわからなかった」という感想が返ってきました。ここも言われてみると、確かに。そりゃそうだ。おかきづくりの経験はないんだから。

そこで、上述の2つの工夫を加えることにしました。

最後にこの場をお借りして、今回のチャレンジを外部から支えてくれた2人のプロフェッショナルをご紹介します。

タグのデザイン、作り方イラスト、そしてムービーの構成と編集は、シンガー・ソングアニメーター“Voli”こと、鶴堀貴之さんにやっていただきました。彼はキャンピングカーで日本中を旅して生活するバンライフを楽しむクリエイター。彼のおかげで、ポップなタグデザインと、私としては初めての動画撮影も楽しくできました。
https://www.zash-creative.com/

かたしな高原での撮影風景

ムービー撮影ロケ地提供、カメラマン、そしてモデル出演は、かたしな高原スキー場代表の澤生道さん。かたしな高原スキー場はスキーシーズン以外も年間を通して、様々なアウトドア・アクティビティーが楽しめ、キャンプやグランピングもできるマウンテン・リゾート。撮影場所はココしかない!という私の依頼を、快く引き受けてくれました。正味1日の弾丸撮影の中で様々な無茶なお願いに対しても、さらなる提案をしてくれて、楽しく撮影させていただきました。
https://katashinakogen.co.jp/

いよいよこれからが本格的なキャンプシーズンの到来。今年の夏は、自然の中で、新たな体験を是非お楽しみください!

森の中でおかきを焼く。
家族と。仲間と。たまに一人で。
火は体を暖め、
食は心を温めてくれる。
火の上でおかきが踊り出す。
わたしたちの心も躍り出す。
さあ、笑顔を膨らまそう、
踊るおかきと共に。

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中央軒煎餅 ‐1923年創業-
おかき革命!まもなく創業100年を迎えるにあたって、これまで大事にしてきた伝統的なおかきづくりを継承しながらも、新しいおかきの時間を提案していきたいと考えています。【公式HP】https://www.chuoken.co.jp