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【会計】関連する財務諸表に関する開示、検討─SSBJ

去る3月2日、SSBJは第9回サステナビリティ基準委員会を開催した。
主な審議事項は次のとおり。

■日本版S1基準の開発に関する論点

事務局より、日本版S1基準において、次のように定める提案が示された。

  1. 関連する財務諸表の作成基礎として用いた会計基準の開示
    サステナビリティ関連財務開示と関連する財務諸表に関し、その作成基礎として用いた会計基準の名称を開示することを要求する。
    ただし、サステナビリティ関連財務開示と同じ文書のなかで、財務諸表の作成基礎として用いた会計基準の名称が開示されている場合には、相互参照に関する定めを適用し、その開示を参照することにより会計基準の名称の開示に変えることができるとする。

  2. 関連する財務諸表へのアクセス方法
    関連する財務諸表へのアクセス方法に関する情報を開示することを要求する。
    ただし、サステナビリティ関連財務開示と同じ文書のなかで関連する財務諸表が提供されている場合には、前記の開示は省略することができる。

今回提案された方向性については、おおむね異論は聞かれなかった。
また、委員からは、今回の提案とは別に、日本版基準の目的や想定される使用者対象、国際基準の求める水準との乖離に関する懸念などについて、多くの意見が挙がり、議論が交わされた。

■ISSBにおける審議の状況

事務局より、ISSBの2022年2月ボード会議における暫定決定事項が説明された。


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