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狼煙があがりました@「みんなでつくる中国山地」 発刊記念シンポジウム2020

先月の12月21日に、『みんなでつくる中国山地』狼煙(のろし)号を発刊させていただいたのにあわせ、2020年1月12日に、『みんなでつくる中国山地』狼煙号発刊記念シンポジウムin島根県邑南町を開催させていただきました!

日本における過疎発祥の地であり、過疎化の先頭を走ってきた中国山地から、持続可能な社会に向けた狼煙をあげる、という趣旨のシンポジウムで、中国5県の各地から、100名以上のみなさまが集まり、皆様の熱気によって無事狼煙があがりました。

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日立京大ラボの人工知能を使った研究で、地方分散型の社会を実現しなければ、日本は持続可能ではないという提言がありました。今、日本社会は分かれ道に立っていると言えます。この道の先は行き止まりの道でしょうか、持続可能な道でしょうか。

そんな転換期にある今、過疎化の最先端にいる中国山地の現場では、今、次々と新しいことが起こり始めています。高度経済成長が永久に続くわけではなかったように、過疎化も永久に続くわけではありません。中国山地のここかしこで始まっている果敢なチャレンジと確かな息吹の中にこそ、過疎化をくぐりぬけた先に見えてくる本質的な価値観やイノベーションの種が詰まっているのではないか。

そう確信した私たちは、これらの動きを『みんなでつくる中国山地』というメディアを通して伝え、共有し、あちらこちらで狼煙をあげることで、来るであろうし、また、来なければならない未来に近づいていきたいと思っています。今回のシンポジウムによって最初の狼煙があがり、今後、各地に広げていく予定です。今後もどうぞよろしくお願いいたします!


★シンポジウム当日の様子★

①「みんなでつくる中国山地」の発刊について

出版の経緯についてご説明させていただきました。
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②「未来のかたち」円卓会議(5分科会)

分科会①「小さな力を紡ぐ」~一人一人の暮らしや福祉を地元でつなぐ

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ゲスト:高田新一郎さん(山口市、NPO 法人ほほえみの郷トイトイ事務局長)


分科会②「育ちを促す」~地元に根ざした子育て進化論

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ゲスト:西村 早栄子さん(「智頭町森のようちえん まるたんぼう」 代表)


分科会③「システムをつくる」~地元を支えるエネルギーや交通、拠点、経済循環の未来像

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ゲスト:森山 昌幸さん( 出雲市、㈱バイタルリード 代表取締役)
ゲスト:久保 睦夫さん(津和野町 農林課長)


分科会④「若者と地元が出会う」~若い世代の移住や地域づくり参画の今と未来 

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ゲスト:岩田 直樹さん(鳥取市、もちがせ週末住人)
ゲスト:松浦 生さん(もちがせ週末住人/大山町地域おこし研究員)


分科会⑤「美しい暮らし」~地元に根ざした丁寧&素敵な暮らし~食、カフェ、アート&クラフト

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ゲスト:ホルツヒューター・カイル・ロナルドさん(岡山県久米南町、パーマカルチャーセンター上籾代表、左官職人)


各分科会で話し合った内容の発表
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④パネルディスカッション

「地元の巡り×中国山地の連なり=未来のかたち」というテーマでパネルディスカッションを行いました。
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島根大学 伊藤勝久先生の講評
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島根大学 作野広和先生の講評
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⑤大交流会

大交流会の乾杯は、中国山地の未来を最も先まで見ることができる人という意味で、会場で一番若い人が音頭。

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