非日常を買う

ワイルド・スピード/ファイヤーブーストを観てきた。公開日から少し経つけど、まだ大きめのシアターが割と埋まっていた。

大学生の頃、バイト先の後輩に誘われて、シリーズ途中から見ることになったワイルド・スピード。

登場人物や関係性が分からなくて、入り込めるのか不安だったけど、杞憂だった。

グイッと映画に引き込まれ、新作公開されるたびに必ず観に行っている。

どのシリーズにおいても、カーアクションの迫力がとんでもない。何台オシャカになっているのか。あと、ファミリーみんなタフすぎ。Bも子供ながらにして肝が据わりすぎ。
ニトロの推進力すごい。車空中分解してもおかしくないだろ!

日常で起こらないことだけが、映画の世界で起きている。それを味わうために、非日常を買っているんだ。

1900円払って、2時間以上椅子に拘束される。
1日の活動時間の中で、2時間てデカい。
お金も時間も払ってでも味わいたい非日常。
映画に限らず、小説も漫画もそう。
繰り返しの日常から外れていくことを求めている。

とても満足した映画鑑賞だった。
続編がもう、とても気になっている。

こういう時だけ早送りボタンがほしい。

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