東京エレクトロンの2020年Q1決算を読み解く

今回は東京エレクトロンの決算をみていきます。

東京エレクトロンはいわずと知れた半導体製造装置メーカーの世界的大手です。(単純な売上高では3位もしくは4位クラス)

同社は半導体製造工程のうち、いわゆる前工程と言われる部分を担っており、主に成膜からレジスト塗布・現像、プラズマエッチング、レジスト剥離・洗浄、絶縁膜成膜の過程のほか、プローブ検査などの分野で高いシェアを誇っています。

とくに次世代の半導体生産技術の鍵を握るEUVを利用した量産ライン向けコータ・デベロッパシェアではほぼ100%を握るなど、東京エレクトロンはこの業界において不可欠な企業となっています。

今回は、そんな東京エレクトロンの決算を踏まえながら、全体的な半導体市況も含めて予測していきたいと思います。

※なお、半導体製造工程に関しては以下のサイトが参考になります。


なお、前回の記事は以下になります。


まずはいつものように、決算の概況からみていきましょう。


東京エレクトロン 2020年Q1決算 概況

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