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【人が警備をする時代はもう終わった!?見えないバリアーが不審者の侵入を防ぐ】~ビジネスモデル考察Vol.35~

■背景
・現在の警備システムは事後発見が基本となっている
⇒事前に不審者を把握することは出来ないのか

■ターゲット
警備会社

■ビジネス詳細
・人感センサーとRFID(交通系カードのタッチセンサーで使われている技術)を組み合わせたサービスを警備会社に提供
⇒人感センサーで近くに人がいないかを把握
⇒RFIDで人物の情報を取得
⇒人感センサーに検知された人物が不審者でないか判定
⇒事件発生前に対応が可能

■警備会社利用者のメリデメ
▷メリット
・防犯効果増加
⇒事件を未然に防ぐ事が出来る
・専用のカードの取り出しやボタン操作が不要になる
・操作ミスによるトラブルが減少する
▷デメリット
・RFIDの専用カードを携帯する必要がある

■警備会社のメリデメ
▷メリット
・事件が起きる前に対応が可能
⇒対応が容易になる
▷デメリット
・事件が発生しない場合でも検知されるため、負担が増える
⇒間違えて敷地内に侵入してしまっただけの人も検知される

■事業者メリデメ
▷メリット
・既存の技術だけで実現可能
・特許取得により人感センサー×RFID技術の独占
▷デメリット
・不審者の検知は防犯カメラなどでも可能であり、他の技術での競合が多い

■今後の展開・課題
・警備会社の導入を拡大
・AIを用いて不審者の行動から事件性が高いのか判定する
⇒警備会社の手間を減らす
・不審者の侵入があった場合に警備員が駆け付けなくても追い払う仕組みを作る
・当技術を応用し、宿泊施設などで鍵をパネルにかざすとその国の言語が表示されるサービスの提供(おもてなしサイネージ)

■考察
・見えない壁を作るという発想はアニメの世界のようで面白いアイデアである
・不審者の検知は他の技術でも可能となるため、当サービスの優位性は少ない
⇒警備員が駆け付けなくても良い仕組みを作れると良い
・現時点では利用者の手間が減ることが当サービスの最大の利点であると考えられる
・おもてなしサイネージのサービスは外国人旅行客が急増する東京オリンピック時にとても有用である
⇒パスポートに搭載する事が出来れば、宿泊施設に限らず様々な場所での利用が可能となる
⇒当面は空港でレンタルとしてサービス提供していくのが妥当である

■企業
エリア警戒(株式会社C-t-i )

▽参照:FUNDINNO

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