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人は何歳になっても自己ベストを更新できるのかチャレンジしてみた⑫

30代に叶わなかった夢のサブ4に向けて、アラフィフおばさんが色々チャレンジ中。故障を想定せずに始めてしまったオンライン駅伝、走れることが出来るのでしょうか。

2回目の整体へ

筋膜リリース整体へ行ってからは、ランはお休みして過ごし、翌週木曜日の仕事帰りに再び訪れます。
参加していたバーチャル駅伝の開催期間は週末含めて残り4日。その日整体に行った目的は、5キロと7.2キロ、それぞれ私が担当した駅伝区間を走れそうかどうかの見立てをもらうためでした。
前回同様の処置を施してもらい、痛いところ以外の肩周りや首筋も全部解して、何度もベットから降りて前屈して、痛みや響きや違和感の移動をチェック。後はそれぞれの動きを連動させるように繋げるね、と言われて解される。呼吸しながら腹筋に力が入るようにドローイングの方法を確認したり、横に長い棒を背中に抱えさせられ、ぐらつかないようにフロントランジの姿勢で腰を落としてみて左右差を確認したり。そして、また室内の10メートルくらいを、指示通り走ってみせました。「うん、いいでしょう。走ってみて、痛かったらやめて歩いたり、しばらくその繰り返しだと思うけど、また気になるようなら来てください」と言われてその日は終了。ただ、この日の帰りは明らかに痛みが気にならなくなっていて、よし、今度こそ、朝、走ってみよう!と前向きな気持ちで駅に向かいました。

久々の朝ラン

土曜日の朝。ダイエットを経て、走らない日はお米50g、走る日は前後に100gずつ、というマイルールを運用していたのですが、どれだけ走れるか解らないから、間をとって70gの朝ごはん。わかめと葱の豆乳味噌汁に卵を落として、すりごまかけたものと、納豆と、たらこ。

ハーフマラソン以来の2週間ぶりのランなので、しっかり準備運動。。とはいえ、おまじないのようにやっていた、股関節回しや腿上げ、ジャンプ、バウンディングは敢えてあまりせず。アキレス腱を伸ばして、肩甲骨を剥して、いざ出発。

気づくとイチョウが鮮やかに紅葉していて、その隙間から朝日が溢れていて、最高の朝ラン日和。走り始めは、やはり、痛みがないというと嘘になる。とりあえず、無視。なるべく右大臀筋からハムを意識しないように、骨盤も意識しないで、ゆっくり、ゆっくり、そろそろと、毎週水曜にスピード練習していた川沿いへ向かいます。
あれ?灼熱の真夏のインターバルも夫に伴走してもらったいつものコースの表示が、、来なかった2週間の間に、綺麗になってる。時の流れを感じます。

でもこの直線を一本、ジョグで進んだ時点で、無理かな、という思いに至ります。先生の声が聞こえてきました。「痛みがあるかどうか、で見極めて。それが走っていいかのサインね」という言葉が降りてきて、走るのはやめて、歩き始めました。そして、Garminで3キロの表示が出た時点で、計測もストップボタンを押しました。

出てきた高揚感とは相反して、帰りに歩く道のりの悔しさとやるせなさ。帰宅後、7.5キロを受け持つ予定だった方のマラソン部のメンバーには、迷わず代走依頼をメッセージしました。

選手交代不可!

オンラインマラソン部のメンバーは、アメリカ、広島、鹿児島、神奈川、東京の私、の構成で、既に私以外は全員完走。まさに、このままじゃ襷は繋がらず、繰り上げスタートもないので参考記録すらとれない、、という最悪の事態になりかねないところ、誰か走ってくれませんか?と呼びかけると全員が「やりますよー」と快諾。ただ、じゃあ誰にする?となると、なかなか決まりそうにありません。メンバーの1人が言いました。

今、3時間13分だから、サブ4できれば。

なんと。1人じゃどうにも達成できないサブ4を、チームだったら達成出来そうなところまできていたんだ、と気づかされます。残りの7.2キロをサブ4するためには、47分以内で走り切れれば達成です。1キロあたり6分で走ってもお釣りがきます。痛みがなければ走れるのに。。
結局、明日フルを控えている広島のチーム内最速ランナーのおじさんに託すことにしました。ちょうど今から走ってくる、というおじさんと
私は電車移動中にそのやりとりをしていたのですが、今から振り返ってもこのやり取りのときほど焦ったことはありません。走る以上に汗をかきました。いざ、チームメンバーを変えようと代表しか権限のない編集画面に行こうとすると、

Segments cannot be updated for teammembers who have already submitted results
(結果を提出済みのチームメンバーの区間は変更できません)

え・・・。あたまが真っ白になり、電車を乗り過ごしそうになりました。
エントリー時にもわたしが第一走者として登録した区間を、最終走者と変更した経緯があったので、当然同様に変えられるものと信じて疑っていなかったのですが、ここにきてそれが出来ないことが判明。こうして、どんなに遅くても、歩いてもいいから、とりあえず完走目標、というミッションが戻ってきます。計測期間終了まであと2.5日という日でした。(つづく)

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