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こどもと絵本

我が家の息子は夏に5歳になります。3歳ごろから恐竜が好きになり、そこから動物、昆虫、妖怪、、とかれこれ二年間ほどこのあたりのジャンルにどはまりしています。色々なタイプの子どもがいると思いますが、うちは図鑑を見ながらマニアックな情報を嬉々として永遠と披露するタイプの少年です。というわけで、本のチョイスも必然的にこのあたりになってくるわけです。

ゆっくり図書館のキッズコーナーを閲覧しながら素敵そうなタイトルの絵本を借りてあげられたら楽しいのですが、我が家は下の2歳児がかたっぱしから本棚から本を出していってしまい戻すのが大変だったり検索用パソコンを勝手にいじったり、それはもう目の回るような状態なので、もっぱら利用図書館サイトの予約機能を使っています。図書館によりますが、渋谷区図書館は本を借りに行きたい二、三日前に予約をしておけば、たいていすべての本を取り寄せておいてもらえます。

ただ、この機能、本のタイトルが分からないと使えませんよね。私はこうした利用法を始めてから、インターネットで本を検索する、ということをするようになりました。「三歳、絵本、恐竜」みたいに。簡単な検索でヒットしたものはほとんど読みました。そして一年近く検索していると、ちょっと検索しただけでは出会えない素晴らしい絵本がたくさんあることを知りました。

ということで、ジャンルごとではありませんが、少しずつ我々が出会った素敵な絵本を紹介していきます。

『わんぱくだんシリーズ』(ゆきの ゆみこ /作, 上野 与志 /作, 末崎 茂樹 /絵)

愉快な三人組が様々な世界に入り込んでしまうストーリーです。さっきまで公園にいたのに、ここはどこ!?楽しい冒険が始まります。『わんぱくだんのきょうりゅうたんけん』『わんぱくだんのはらっぱジャングル』なんて、恐竜、虫好きにはたまりません。恐竜に追いかけられ、カマキリに追いかけられ、、手に汗握る大冒険。仲間がちょっとドジするシーンでは読むたびに笑いました。何回も借りました。借りられていることも多い人気作品です。絵本自体は長すぎず短すぎずといったところです。2、3歳のころの絵本からステップアップといった感じです。展開のあるストーリーが楽しくなってくる時期の息子にはぴったりでした。

『わにわにシリーズ』(小風 さち /文, 山口 マオ /絵)

一人暮らし(一匹暮らし?)のワニのお話。上野の科学博物館で出会った本です。(科学博物館内のコンパスという子ども遊び場に置かれている本は素敵なものばかり、またオープンした際には覗いてみてください。)この本の何が印象的かというと、それはもう絵!ですね。版画による絵なのですが、ワニのギョロッとした光る目、硬そうな皮膚、道を進んでいく体の動き、どれもとてもリアルなんです。怖そう、なのに、ユーモラス。視覚的にも引き込まれる絵本ですが、文章のリズムもとても良いです。ワニの動く音「ズルズリズルズリ」なんてもうこっちもどれくらいそれらしく聞こえるか頑張って読んじゃう感じです。その中でも我々の子どもたちのお気に入りは『わにわにのおおけが』です。小さくて短い本で持って帰りやすいです。ぜひお手にとってみてくだいね。

どちらも人気作品なので知ってる方が多いと思いますが、もしまだ読んだことがない方はまずは一作でも楽しんでもらえたらと思います。

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