サンドさんの乱②
セッションの続き
サンちゃん、たまによく鳴くことあるけどどうしたかな?
やっぱり広い部屋のが良いかなぁ?
「まあ、いろいろ要望がないわけじゃないけど言ってみただけ、のような感じよ。
いちいち別に聞き入れてもらわなくてもいいのよ。」
部屋が広い方がいいってことですか?
「まあね、広い部屋のならその方がいいかなとは思うけど。
こだわってるわけじゃないのよ。」
食べ物はどう?カリカリは食べてるけど、
手から”ちゅーる”をあげるときなんでパンチするの?
「私そんな"ちゅーる”に興味ないのよ。
仕方なし食べたりもしますけど。(あなたたちの)好意だからさ。
いらないわよ、って言ってんの!!」
そういうことなんだ。太らせないでってことですか?
「あんたも口が悪いのね!知ってるわよ!太ったことなんていいじゃないの(怒)
体型なんてそんな重要じゃないもの。」
うんわかります、ダイエットは大変ですから^^;
「そうよ。もう、どこに何しに行くわけでもないんだからいいの!」
サンちゃんは人間のことがあまりすきじゃないかな?
できれば少し仲良くなりたいし、サンちゃんの体もブラッシングしたいんだ!
「ふー(ため息)
お世話になってる人に"嫌い"なんて言えませんよ。
でもそうね、人間って生き物を"好き"とは思ってないかもね。
利用させてもらってありがたいわ、とは思うの。
ごめんなさいね、私も口が悪くて。
ブラッシングね、まあいいわよ。
身だしなみとしてはしておくべきとも思いますから。」
ブラッシングしてくださいね。
「わかりました。」
もしも今の生活に不満や希望とかあったら教えてほしいな!
「まあ、今はあの子のことよね。私の視界に入れないで欲しいのよ。
申し訳ないけどそれくらいかしら。
あと私の見た目のことをあんまり馬鹿にしないで欲しいわ。」
いや、馬鹿にしてるわけじゃないと思いますよ。
うちにもサンドさんと似た子(デブ猫)がいて
いつも私は「素敵だね」って褒め称えています。
「あら、そう。褒められるのは嫌いじゃないわよ。
じゃあ、そうしてもらいたいわ。」
最後に何か言いたいことありますか。
「まあ、そうね。
こうして私の状態を理解して接してくれることはとても感謝よね。
こういう(トランスジェンダー)猫はいる、ってことに
さほど驚かれなかった感じがして心地よかったわ。ありがとう。
私本当、そんなにわがままじゃないのよ。
あの子のこと以外では本当に気になることもないし、
よくやってもらえてるし、ありがたいですから。
じゃあ、今日話したことをよろしくお願いね。」
わかりました。またお話する機会があったらお願いします。
「ええ、もちろんよ。
あなたと話すことで状況がよくなるなら、いくらでも話しますから。」
ありがとうございます、じゃあまた。さようなら
=====
なかなか上からお話しされる方でして笑
私もタジタジながらも、たまに毒を吐いてみたりして
楽しい会話をさせていただきましたwww
私はお話し前に「ちゅーるパンチ」の動画を拝見させてもらったんですが
「何よ、いいのよ、要らないわよ!」
と言っているようなパンチの仕方でした笑
なんとなく「ちゅーるを与えて太らせないでってことかしら?」と感じて
口を滑らせてしまったところ
オネエの方のツッコミが返ってきてめちゃくちゃ面白かったですwww
かなり太ってしまったことに対しても
「もう、どこに何しに行くわけでもないんだからいいの!」と
どこにももらわれる気は無いようで
重鎮としてここでやっていこう、という心意気が感じられましたw
人間に対して
「利用させてもらってありがたいわ、とは思うの。ごめんなさいね、私も口が悪くて。」
なかなかの意見で驚きもしましたが、
お世話されることに対する感謝もちゃんと持っていましたので
あまり悪いイメージではありませんでした。
太ってる体型や見た目に関して
「褒められるのは嫌いじゃないわよ。」
とのことですので
「ゴージャスですね!」とか「いい体してますね」?とか
褒めてあげると喜ぶのかもしれません(正解がわからない)
ちなみに最近のサンド姐さんのご様子を伺ったところ
『前は同室の猫たちに少し遠慮がちな感じでいましたが
今はなんだか遠慮知らず🤣
他の子達にチョッカイも出すようになりましたが相手にされず、
逆ギレのパンチかましてます🤣』
自称・温厚な女は
当たり強めなオネエとして爆走中でした!!
終わり