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英語学習015  主語(S)と動詞(V)の合意事項(Subject-Verb Agreement)、主語(S)がandやorで繋がってる場合の動詞(V)との合意事項について。

前回は、Subject-Verb Agreementの基本となる部分を一緒に学びましたが、今回はそれら基本に加えて、特殊なケースでのAgreementについてお話ししていくよ。

例外という話ではないんだけど、普通じゃない、みたいなケースね。
その中でも基本的なものをいくつかピックアップして紹介していくからね。

1. 二個以上の名詞が and で繋がって主語になっている時

二人以上、二つ以上のものがandで繋がって主語になる時と言ったほうがわかりやすいかな。

これ「と」これ は、みたいな時。

例えばこんな感じ。

She and her friends are at the fair.

これ、Linking verbの場合のAgreementの話ね。
つまり、つなぐだけの動詞(V)の場合。

I am
You are
He is
She is
It is
We are
You are
They are

とか丸覚えしたやつ。

主語(S)が、She and her friends の場合、Linking verb(つなぐだけの動詞)は何が来る? というのがこのケース。

この場合は、Linking verbは複数動詞であるareを使うんだ。まあこれは簡単だね。
Theyと言い換えないで、She and her friendsと略さないでそのまま主語(S)として使っていると考えるとわかりやすいかな。

She and her friends are at the fair. の意味としては「彼女とその友達はイベント会場にいる」みたいな。

fair[fέər]って英語辞典で意味調べると「見本市」とか「展示会」って訳されてるね。「品評会」とかいう訳もあるけどいまいちピンとこない。
そういう場合は英英辞典で調べてみると、より細かい意味が掴めたりする。

fair -- an outdoor event

イベントはイベントでもアウトドアのイベントのことを指すらしい。

では次。Action verb(動作を表す動詞)の場合はどうなるだろうか。

He and I (play/plays) baseball.

この文の主語(S)は、He and I だね。となると、動詞は play だろうか、それとも plays になるだろうか。

He があるからいわゆる三単現のSで plays か、いや、I だからplay なんじゃないか。

(三単現のSについてよくわからない場合は英語学習014を確認してみて)

He and I がまるまる主語(S)なんだからそもそもこの時点で単数じゃないよね。一人じゃないよね。ということは、Action verbの最後にSはつかないから 、play が正解だよ。

He and I play baseball.

次のケース。

2. 二つ以上の単数名詞が or で繋がって主語になっている時

この一つ 「か」 この一つ は、みたいな時。

例えばこんな感じ。

The book or the pen is in the drawer.

この場合、主語(S)は The book or the pen、動詞(V)はLinking verbでisだね。

「この本一冊か、もしくはこのペン」

が主語。

つまり、「この一つかこの一つ」が主語(S)にあたるわけだから、結局のところ一つしか残らないわけで、動詞(V)も単数動詞のisになるというわけ。

一個ずつ同士がorで繋がってるということは、結局一個だけということ。

「その本かそのペン(のどちらか)が引き出しの中にあります」という意味。

draw[drɔ]は「引く」「引き出す」って意味だからそれにerがついて、drawerは「引き出し」って意味。

draw を英英辞典で調べると、"to move something in a particular direction by pulling them gently"って解説されてたりするんだけど、「引く」は「引く」でもgentlyになんだなあっていうのが理解できるのが英英辞典の良いところだよね。

ちなみに発音記号[ɔ]「あ」の口して「お」って言うやつだったね。以前説明したよね。うがいしてる感じの発音だったよね。


次のケース。これが今回最後に紹介するケース。

3. 単数名詞と複数名詞が混在した主語(S)であって、それらがorで繋がって主語になっている時

The book or the pen が、in the drawer にある、という場合、Linking verbである動詞(V)はisで、

The book or the pen is in the drawer.

だったよね。さっき話したやつだね。

では、主語(S)が The book or the pens の場合、Linking verbである動詞(V)は is だろうか? are だろうか?

The book or the pens (is/are) in the drawer.

この一つ 「か」 これら は

が主語になるわけだから結果として主語(S)は単数にも複数にもなるわけで、となると、Linking verbである動詞(V)もisになるかもしれないし、areになるかもしれない。

誰にもわからない。未来は。。

正解は、

The verb should agree with the part of the subject that is nearer the verb.

です。つまり、動詞(V)により近い方の主語にAgreeする、合わせる、賛同する、イエスイエスする、わけ。

The book or the pens (is/are) in the drawer.

の場合、the pensにAgreeするからLinking verbである動詞(V)はareが正解。

では逆にこの場合の動詞(V)はどっち?

The books or the pen (is/are) in the drawer.

isが正解だね。the penと動詞(V)により近い主語(S)は単数名詞だから単数動詞のisが正解。

話してる時点でどっちが正解の主語(S)になるかわかんないからそういうことにしようとAgreeしたんだろうね。

同様に、Action verb(動作を表す動詞)の場合も同じルールが適用される。

The boy or his friends run every day.

この場合、Agreeさせる主語(S)は動詞(V) run に近いhis friendsの方だから、三単現のSはつかなく、動詞(V)はrunが正解。

His friends or the boy runs every day.

の場合は、Agreeさせる主語(S)は動詞(V) run により近いthe boyであり、まさに三単現に当てはまるから(三人称単数形で、文が現在形だから)、動詞はrunsとSがつくね。

今日は、Subject-Verb Agreementのちょっと特殊なケースを三つほど紹介したよ。

主語(S)が

  1. andで繋がってる場合

  2. orで繋がってる場合 パート1

  3. orで繋がってる場合 パート2

動詞(V)はそれぞれどのようにAgreeしてくるか。しっかりと頭を整理しておこう!

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