初シティリーグで優勝できた理由(ロストバレット、ロストライコウ)

はじめまして。なよやん(ふじもと)と申します。
京都シティリーグで初シティ初優勝の結果でした。
デッキ選択を悩んでいる方の参考になればと思いnoteを書いています。
自分と同じ初心者、初級者向けの記事です。


【デッキコード】SyyMM3-3p6hRB-pp2y23


デッキ選択


自分がロストライコウを使用してシティリーグに初めて出る際に事前に懸念していることが2つありました。

1.時間制限25分


非エクメインのデッキを使用するとサイドが1枚ずつしか取られないため、長時間の試合になりやすい。特にロストバレットを使用する際は、はなえらびやアクロマの実験で選択を迫られる瞬間が多いので時間切れ両者負けの可能性があること。

2.明確に不利なデッキが存在する


そらとぶピカチュウVMAX、クワガノンV、ヒスイヌメルゴンVSTARに対してはほぼほぼ勝てない。


デッキが確定



ミュウやレジギガスでデッキ選択を悩んでいる中、
10月23日シティリーグ結果

https://pbs.twimg.com/media/FfwixdnaMAAF-Vf?format=png&name=900x900


https://twitter.com/pokecamatomeru/status/1584179427105460225?s=20&t=zIbta3RxA2uUVJhWBpElWQ


ルギアとミュウが多すぎる!

私がロストライコウを練習している中でルギア、ミュウ、キュレムに対してロストライコウは7割以上の勝率でした。

環境上位のデッキは序盤の理想の動きがある程度決まっているので悩む時間が少なく、時間制限25分という懸念点はクリアできる可能性が高い。

さらにこのデッキ分布をみる限り、もう1つの懸念点である明確に不利である3つのデッキの使用率が低い。

以上の理由から2つの懸念点がなく、今の環境で非常に立ち位置の良いデッキだと思い、今回のデッキ選択に至りました。




各カードの採用理由

*特に説明したいカードのみ

1.ヤミラミ2枚

序盤手札にアクロマの実験がない状況のはなえらびで、アクロマの実験とヤミラミとの選択肢になった場合、ヤミラミ1枚採用だとヤミラミを選ぶ選択肢をとらなければならない場面があり、2枚採用であればヤミラミを1枚ロストしても問題ないため2枚採用。


2.ガラルジグザグマ


おとぼけスピット+かんしゃくヘッドでヤレユータンとレジエレキ、ロストマイン+かんしゃくヘッドでHP130のレジを倒すことができる。主にレジギガスデッキ対策の1枚。


3.バトルVIPパス

先攻2ターン目のルギアのAライコウやキュレムのゲッコウガの攻撃でサイドを2枚先行されてしまうと、本来マナフィを置けていれば有利対面であるはずなのに不利になる状況がある。
はなえらびやかくしふだで山札を引ける枚数は多いデッキなので、1ターン目にバトルVIPパスを使える可能性はそれなりに高いため安定感が上がる。
2ターン目以降ははなえらびで引いてきた際、即決でロストに送ることができるため時間効率がいい。


4.あなぬけのヒモ、いれかえカート


環境的に相手のバトル場に非エクアタッカーが出ていることが少なく、練習中あまりあなぬけのヒモが有効活用できなかったのであなぬけのヒモ1枚、いれかえカート2枚採用。


5.こだわりベルト


2枚採用理由はヤミラミと同じで2枚採用であれば1枚はロストに送っても問題ない場合が多いため。
ベルト無しでもルギアに有利であり、ベルト無しでシティ優勝している構築が増えているのでトレーニングコートや入れ替え札にしてもいいかもしれない。


6.とりつかい

シティが終わったあとの今はキバナでもよかったかもしれないと思っている枠。序盤はアクロマの実験が手札にない場合にしょうがなく使う1枚なのでほかに使用感のいいカードがあれば別のカードでもいいかもしれない。


7.トレーニングコート

ザマゼンタの必要エネルギーが鋼エネ2枚+無色なので鋼エネが手札にない場合、ミラージュゲートを2枚使うかトレーニングコートで回収+手貼りで技を打つことができる場合があるため採用。

8.エネルギー

なるべくライコウが入っていると思われたくないので雷エネは2枚。キャプチャーエネルギーはライコウやザマゼンタと合っていないのだが、クイックボールは手札コストが1枚必要。キャプチャーエネルギーは逃げエネやかくしふだのコストにできるため2枚採用。



基本的なデッキの回し方(ロストを使うのが苦手な人向け)


序盤

まずは何が何枚サイドに落ちているかの確認を行います。

ロストに送るカードは複数枚入っているポケモンであれば1枚はロストに送ってもあまり問題ありません。
対戦するデッキによっても変わりますが、基本的なエネルギーの重要度は鋼>雷>超>草>キャプチャーです。
エネルギーリサイクルがサイド落ちしていなければ、ロストゾーンに7枚たまるまではかくしふだで、毎ターンエネルギーをトラッシュするイメージで問題ないと思います。

ルギアのアメイジングライコウ、キュレムのゲッコウガ、レジエレキなどベンチ攻撃が多い環境です。
序盤ベンチに出すポケモンの優先順位はキュワワーバトル場含め2枚>マナフィ>ゲッコウガ>ウッウ=キュワワー3枚目

対ルギアで自分が後攻の場合は2ターン目にアーケオスが2枚起動できそうならライコウ対策でマナフィを優先、できなさそうならお祈りにはなりますがゲッコウガを優先していました。

中盤

ロストゾーンにカードが7枚たまるとミラージュゲートが使えるようになります。
理想としてはライコウに手貼り+ミラージュゲートorミラージュゲート2枚で技をうつのですが、この時山に対応しているエネルギーが残っていないとミラージュゲートを空打ちする可能性があるので山に何枚必要なエネルギーが残っているのかを必ず把握している必要があります。

エネルギーを手札に温存しすぎて鋼エネルギーが手札に2枚、サイドに1枚の状況でザマゼンタのかたきうちを打てないことが練習では何回かありました。
3~4ターン目まで進むと大体手札につりざおorエネルギーリサイクルが手札にあるのでかくしふだやクイックボールを使ってトラッシュのエネルギーの管理もしておきたいです。

終盤

残り2回ほどの攻撃で相手のサイドを取りきれる状態です。
相手のマリィやツツジにできるだけ対応したいので不必要ないれかえ札やエネルギーを減らしておきたいです。
ふつうのつりざおやエネルギーリサイクルで逃げエネ以外にもう使用しないエネルギーを戻してしまうと相手のツツジから不必要なエネルギーを引いてしまい、負けにつながってしまう可能性があります。



各デッキに対してのプランニング


1.対ルギア


まずはロストを7、10枚ためるのが目標。
こだわりベストロストライコウでルギアを倒しサイド2枚、アーケオスに120ダメージ。
次にもう1度ライコウをたててルギアに攻撃して240ダメージ、もう1体のアーケオスに120ダメージ。
最後にヤミラミでルギアとアーケオス2体にダメカンをのせてサイドを4枚取りきる。
理想の展開だと先攻4ターン目でサイド6枚とりきることが可能。

アメイジングシュートのダメージをベンチのクロバットに乗せてもVMAXに進化や崩れたスタジアムでトラッシュされる可能性があり、2回の攻撃でサイドを3枚取りきれないことがあるため、あまりオススメしない。

ルギア側が先攻の場合、2ターン目にルギア側がライコウのアメイジングシュートを打ってくる可能性があるため、できればマナフィを置いておきたい。

マナフィが序盤にベンチに置けさえすれば、基本的に負けないマッチアップだと思っています。

ノコッチをベンチに置かれた場合はまずウッウでルギアにダメージを与えておき、次のターンにかたきうちでルギアを倒す。
そしてロストマインでノコッチとアーケオスにダメカンを乗せてライコウ+ベルトでルギアとアーケオスを倒してサイド3枚取って勝利のプランをとる。


崩れたスタジアムを採用しているルギアが増え始めているため、アメイジングシュートやかたきうちでダメカンが乗ったルギアをトラッシュされないように頭の中に入れておきたい。
ライコウ+ベルトでルギアをワンパンできない場面では、まずウッウでルギアにダメカンを乗せておく。


今後ロストライコウが増えれば対策でそらピカがルギアデッキに入る環境になる可能性はあると思っています。その場合ルギアに対して厳しいかもしれません。




2.対ミュウ

基本的にはドラピオンでミュウVMAXを2回倒すのみ。
相手がメロエッタで攻撃してきた場合はウッウでサイド1枚取り返す。
ミュウVのサイコジャンプでキュワワーやウッウ倒されて、ミュウVが山札に帰らなかった場合はザマゼンタのかたきうちでミュウVを倒すことが目標。
相手はリソースの問題でどこかでミュウVMAXを出さなければならないのでこちらの種切れやドラピオンスタート以外では負けない。


3.対キュレム

先攻2ターン目にげっこうしゅりけんでサイドを2枚とられてしまう可能性があるため後攻の場合できれば1ターン目にマナフィを置いておきたい。
パルキアに対してはライコウ、キュレムに対してはザマゼンタで弱点をつくことができるためサイドを有利に進行できる。

キュレム側にブロックフェイスのコオリッポが入っていてウォッシュ水エネルギーがつくと、コオリッポに対してダメージが通るアタッカーがいなくなるため負けがほぼ確定する。

4.レジギガス

アメイジングシュート+かんしゃくヘッドでサイド2枚ずつ取りに行くのが目標。
アメイジングシュートを3回打つのはあまり現実的ではないので、ヤミラミやウッウ+かんしゃくヘッドでサイドをとるターンも作りたい。

レジは雪道4枚採用なので雪道を序盤に貼られると、かくしふだが使えずにこちらはスタジアムが1枚なのでデッキ相性的には若干不利だと感じている。



大会当日


1回戦ルギア〇
2回戦ミュウ〇
3回戦ミュウ〇
4回戦ルギア〇
5回戦レジギガス×

TOP8~
ルギア〇
ルギア〇
レジギガス〇

4回戦までは想定通りの展開で懸念していた苦手なデッキに当たらず勝ち進めました。
4-0の5回戦で同じく4-0のレジギガス。
相手に初手雪道をはられてこちらの使用デッキにはスタジアムが1枚なのでなかなか引けず、無理やり動こうとしたのですが、最終的にこちら側のリソース切れで2-4で降参しました。

TOP8からは1回戦で当たったルギアの方と再戦、TOP4→2でもルギアと対戦し相性有利から無事勝利しました。

そして決勝戦は負けたレジギガスとの再戦。

自分は後攻で序盤4ターン目までヤミラミ1体のみしか場に出せず、サポートも一切使えずに「準優勝までよく頑張った自分」と思っていてようやく次に引けたポケモンもドラピオンV
その間、まさかの対戦相手の方もエネルギーを全く引けずに膠着状態が続いていました。
そして8ターン目ほどに引けたアクロマの実験からなんとかベンチを展開することができてサイドを取り進め試合終了時間。
最後の自分の番でサイドを取りきり、なんとか優勝することができました。


最後に

この記事を見ていただいた方や対戦していただいた方ありがとうございました。
優勝した勢いで僭越ながらこの記事を書かせていただきました。
みなさんのデッキ構築やプレイングの参考になれば幸いです。

個人的にはルギア相手に8:2でロストライコウは有利なのでルギアがシティで50%TOP8の環境、ロストライコウが自分の他に結果を残していないことに納得できていません。
ライコウ高いけど強いからみんな使ってくれー!



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