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40代、性別は女、昔話、今の話。 仕事はグラフィックデザイナー

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最近の記事

配偶者の死

うちはオットが9歳年上なので、いつかはそういうことがあるかもとは思ってた。オットの家系は体が弱くてご両親ももうお亡くなりになっていたし、オット本人も長生きするために節制するタイプではなかったから。 そのことを悔やむのは一旦おいておいて、そう、配偶者の死というのがどんなものなのかを、絶賛味わい中なのだ。 私はオットを好きになって恋愛してせっくすもして結婚した。中身も肉体も大好きだった。 いなくなってしまったときに、肉体がないという事態に、なかなか動揺してしまっているのだ。

    • きみの体温

      2023.3.17 死亡推定時刻は午後。 オットがいなくなってしまいました。 仕事から帰ったらもう暗いのに部屋が暗くて こたつに胸まで入っていつものポーズで寝てるオットが薄暗い中に見えた。 電気をつけたら、私の気配に気づいた猫が いつものようにこたつから出てきて。 猫を撫でながらオットに「ただいま〜」って声をかけても返事がない。 酔って寝てるのかな?って思って とりあえず隣の自室に行って、 部屋着に着替えて 部屋に戻って、 座ってこたつに足を入れても… オットは起きない

      • 愚痴らないということは

        他に夢中になってるものがあるというわけで。 一期が2004年だった某ロボットアニメにめちゃハマって、19年分の情報を追っかけています。 膨大なアーカイブに挑む楽しみよ。 最新作(最後の作品っぽい)が現在映画館で上映してるんで通い詰めてます。 映画館の近くに住んでてよかった。 肌は潤うし(本気で) 仕事ばかりの日常が豊かになりました。 アニメが3期分と+劇場版3作品。 飽きるまでリピします… (どうでもいい話でした)

        • 未来はどうあれやってくる、

          それなら素敵な未来であることに越したことはない。 歳下の20代後半のともだちは彼氏と何年も同棲しているが結婚はしていないし子供を作る肉体的リミットも考えてはなさそうだ。結婚というものに未来を見出せないらしい。子供ははなから「無理」。同業、同世代の仲良しグループも半分が未婚。彼女らは40を過ぎて、家庭を持つことよりもどう「おひとりさま」を貫いていくかを考えている。 私は「今の時代40でも子作りできる、働けるうちに働こう!」という当時の世相にあっさり身を任せて猛烈に仕事して残

        配偶者の死

          私はなぜ、コロナ禍の中出歩くのか

          これは昨年8月に下書きしていた内容です。 一年ぶりに読み返してみたら、またコロナの感染者が増えていてタイムリーだったので公開にします。 ------ 今日は応援してるコンテンツのコラボカフェを予約していたので渋谷に出かけた。 コロナ下にあっても、土日にどこか出かけてしまう都民の方も多いはずだ。 なぜって… 外に出て商店やコンテンツや人物にお金を落としていかないと、様々な文化が失われていくから… そして、コロナ対策としてのテレワークやキャッシュレス化にも力を入れない

          私はなぜ、コロナ禍の中出歩くのか

          坂の上のアパート

          美大生時代、学バスの出ている八王子市に住んでいた。 駅の裏側、徒歩15分、坂の上の和室のワンルームアパート。6.3万円だったかなぁ。 アパートはなかなかの激坂の途中にあった。 駅からの遠さもあって後にリトルカブを買ったのだが、最初うまく坂を登れなくて遠回りして坂の上から帰宅した記憶がある。 駅から吉野家のある方に出て、少しお高いスーパーマルショウを通り過ぎ、斜めにサンクスに向かう。トラックが猛烈なスピードで通り過ぎていく国道16号線が見えてくる。通り沿いのマクドナルドの

          坂の上のアパート

          自己評価なんて(学位記セラピーはじめました)

          掃除していたら学位記が出てきた。 ちゃんと合格通知も挟んであった。 女子美さんと武蔵美の空デの補欠通知もあった。 視デはストレートに落ちました。 芸大はデッサン不足で無受験。 結果、私はこの美大を選んで入って、1留したので5年間、最悪の状態で夢の美大生をやっていた。 自分は落ちこぼれで絵も上手くないしコミュ症だしなんもできない…成績もCやDしか取れない…おまけに大事な時に怪我して留年…最悪! と、今の今まで思ってだけど今あらためて最終の成績表を見ると(写真のは実技の方

          自己評価なんて(学位記セラピーはじめました)

          解像度を下げたい

          解像度とは、簡単に言うと1ミリ四方の中にどれだけのpixelが入っているか?ということだ。6pixelくらいしか見てない人もいれば、24pixelに見える人もいる。 私は私生活でも仕事でも、めちゃくちゃ細かいことが気になる。そして身の回りのこと全てを素早く理解して処理しようとして疲れてしまう。 オットと並んで歩いてても、自分には周りの人々、建物、ポスターや看板の内容、民家の気配、などなど飛び込んでくるものが膨大にあって忙しい。夫はというと、のんびりと、空気の匂いや雑踏を楽

          解像度を下げたい

          本を読むことについて/音楽を聴くことについて

          昔、結婚相手は本を読んで音楽を聴く人がいいなーと思っていた。 オットとは主にネットとプロレスの話で盛り上がって仲良くなったので陽キャタイプかと思いきや、本来は澁澤龍彦とZAPPAが好きというメチャクチャ本読み&音楽聴き、そして楽器経験者でもあった。 その点、理想超えてた。(ラッキー) 本を読む人は擬似経験値が高くて想像力が高くてちょっと拗れてる人が多いから、そういうのはいいなと思っていた。もちろん自分も25歳くらいまではすごく本を読んでいた。純文学、小説、ミステリー、ホラー

          本を読むことについて/音楽を聴くことについて

          法人化

          仕事のことだが、会社員→会社員2→パート扱い→フリー自営と切り替えてきて、フリー5年目の今年、ついに自分の仕事を法人化することにした。 そもそも節税で法人化を考えていたところ、夫が(夫も自営である)自分の会社と統合したら?と提案してきたので、その話に乗ることにしたのだ。 だが、夫の会社の現状をしっかり確認していくにあたり、諸々の問題点が見えてきた。そして夫はそもそも作業や接客には問題ないが、事務、経営についてはてんでダメなタイプ。 メリット/デメリットを考えて「今ある夫の

          法人化

          コロナのせいなのか

          それとも死を目前にした祖母に会いに行くための旅だからなのか、飛行機が飛び立つ瞬間、いつもより死を近くに感じる。 故障して落ちることだって普通にあり得る。 五輪開会式の前日、私は東京を離れる。 五輪中のテロを警戒したいつもより警備員の多い空港。観光というよりは痺れを切らした帰省と言った風情の搭乗客。(旅行のカップルさんなども少しはいました) このご時世にスーツケースを持って電車に乗ってまさかの空港、しかも到着地はこちらもまたコロナの影響が甚大な札幌(千歳)。 ごめんなさいと

          コロナのせいなのか

          「自分でやる」はたらき方。

          仕事が楽しい。 ストレスは少ない。 これまでで最高に稼げている。 はたらく環境をこれまで時間をかけて整えてきたからだ。 美大を出た後、私が最初に「はたらいた」のは日本古来の食品を扱うのメーカーのインハウスデザイナーだった。小さなデザイン室で毎年決まった商品のデザインを担当する楽な仕事だ。仕事の基本を学べたが、デザインは単調でつまらなかった。6年いた。 次に「はたらいた」のは総合広告代理店でのデザイナー勤務。いろんなジャンルのチラシやパンフやポスターを作れてめちゃくちゃ楽

          「自分でやる」はたらき方。

          混乱して目が覚めると雷

          自信のない作品を丸めて学バスで大学へ行く みんなカルトンに挟んで大事に持ってきてるのに自分は丸めてる  我ながらやる気ないな バスは坂を登る 降りて構内に入るも、久しぶりすぎて教室がどこだかわからない そもそもこの棟で合ってるのかもわからない これを提出したところで卒業はできないしもう帰ろうかな…同じくらいサボってるイメージの同学年の女子がいたのでこっそりついていくが、私よりは大学来てるんだろうな…と敗北感 このモヤモヤを形にした何かが もらえるならいいなー、 冠また

          混乱して目が覚めると雷

          別れてわかる教訓

          世の中の女性はどのくらいの場数を経て伴侶とする人と出会ってるんだろう? 自分の場合、別れてはじめてその恋がどういうものだったかわかるパターンばっかりだった。長い時間を無駄(?)にしてひとつづつ学んでいった感じがある。 反省と教訓でまとめてみる。 ひとりめ:女の子。 教訓:おっぱいはいいぞ。 甘えられすぎは面倒くさい(自分も甘えたい)。 ふたりめ:趣味の一致から付き合うことになった人。 教訓:親離れしてない(親を一個の人間と見られずに甘えたり責めたりする)やつは嫌、定職

          別れてわかる教訓

          テレワークどこいった

          緊急事態宣言も三度目となるさすがに慣れてきてしまった感がある。 都外に出ない、電車は乗らない(近所で買い物を済ます)、イベントには参加しない、くらいは心掛けているけれど普通の生活をしてる人が多いと思う。 二度目の時は、私が元々いた会社もテレワークになるなど、それなりに対処していた。だが三度目の今、テレワークを続けている企業はどれだけあるのかな。 私の元会社も1ヶ月ほどでテレワークをやめた。 高齢役職社員の「やってみたらやっぱり出社しないと不安だったんだよね〜」というノ

          テレワークどこいった

          #はじめてのインターネット

          八王子に住んでいたころ、大学2回生だったろうか。 インターネットを引いた。ダイヤルアップ接続。 通信速度は最高56kbps。 毎晩23時、テレホーダイにダッシュして回線をゲット。 なんのことやら? そんな時代でしたね。 ネットを始めたのは、やっぱり自分のHP(と当時呼んでいたのでHPと書く)を作りたかったのが大きい。それと、絵を書くのにデジタルでやってみたかったし、せっかくmacを買うならネットもしたい!ということで、当時付き合っていた彼に家まで来てもらってセットアップし

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