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チョートクのカメラノート📷🎥📹

カメラで本気出す。カメラに本気出す。ついでに写真芸術にも本気出す。2001年5月からスタートしたチョートクカメラ日記です。webマガジンは毎月定額1000円。単品で買うよりもかな… もっと読む
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2019年3月の記事一覧

目黒の一本道と子供の蚤の市🐥3/31🐥

私の頭の中にいつも浮上している言葉でロシアの一本道というのがある。 これはアエロフロートで極東からモスクワに向かっていると目の下にに現れる非常に長い一本道のことだ。 その一本道は目の下の畑を北に貫いてそのまま森林を野をまっすぐに伸びて地平線の見えなくなるところまで続いているのである。

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瀕死のカメラ人類のAkarexの使ひ方🐥3/30🐥

Akarexの使ひ方 1950年代の終わりにニコンやカノンが一生懸命レンジファインダーから一眼レフにその進路方向変換しようとしているときにドイツの南部湖のほとりのフリードリヒハーフェンでは伝統的なレンジファインダでかなり風変わりなモデルが登場した。 それがこのカメラである。レンズ交換をするのに交換レンズに着いたファインダーのと交換してしまうと言う方法はライカでもおなじみだが調べてみるとどうもこちらの方が古いようである。ドイツ南部のフリードリヒスハーフェンで作られた。かつての

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今更ソ連製のレンズがいいと言っても始まらないけどやっぱいいです🐥3/29🐥

ソ連製レンズのブームはもう何十年になるかな。私などはオーストリアウィーンでお金がなかったから外にかえるレンズがないので仕方なしに使い始めた。それでそのクオリティーにびっくりしたのである。何事であれそれがやむを得ずやっていると言うことほど強い事は無い。 ソ連の映画監督でソ連製レンズを使っていたのはタルコフスキーであった。まぁこれは当時彼がソ連にいた時はやむを得ない事情があったのであろう。アメリカのミッチェル撮影機の完全コピーがあってそれにソ連製の10倍のズームレンズをつけてい

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Angenieuxにしか出せない味わいがある。レンズの仕上げがすばらしい。現在のレンズは味わいなんかなし🐥3/28🐥

どのようなレンズを撮影するかと言う事はそれぞれの写真家と言うよりもカメラ愛好者のアイデンティティーである。本物の写真家はそんなにレンズにては広げないものは言うまでもない。アンリカルティエブレッソンだって50ミリ1本だしロバートフランクも同じ。でも写真家が1本のレンズしか使わないとなるとカメラメーカーも困るだろうからある程度使ったほうがいいと思う。

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コンポラ写真とは一体何だったのか?🐥3/27🐥

カメラ本来の形 横位置 写真表現のテクニック否定 日常の何気ない被写体 誇張や強調をしない 標準または広角レンズの多用 撮影者の心境を現した被写体との距離感

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レンズ交換式レンズシャッターレンジファインダカメラ進化論。どちらのデザインがかっこいいのか?🐥3/26🐥

かつての西ドイツのそれもかなりフランスの国境に近い小さな町で作られたのがこのカメラである。Regulaと言うブランドだ。日本とかなり違ってヨーロッパ人のカメラに対する階級主義は大人であるから誰もが最高級モデルに突っ走ると言うような事は無い。そこがこのような最高級機では無いカメラの生存するかなり優雅な空間なのである。

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お花見撮影には最適なローライマジックについてのノート🐥3/25🐥

取説をしっかり読むとためになる 到着した二台のローライマジックには英文の取説がついていた。端から端までじっくり読んで得る所ところが多かった。

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偽貫禄同盟Bさんが特殊メイクで貫禄を出したGR3🐥3/24🐥

今日は第4土曜日なので四谷のガラクタ屋さんのシドニーの日である。シドニーのメンバーには色々な人がいるがその中に偽貫禄同盟というのがあってそのBさんと言う人が使い込んだカメラの感じをうまく出す特殊メイクの専門家なのだ。それで同行の連中が彼にお願いして新品のカメラを5年から10年経過したように特殊メイクを作ってもらった。

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春のお彼岸。お仏壇なんかないよ。信仰と言うのはミニマムな心のよりどころです。🐥3/23🐥

我が家は没落した古い家であるから恐ろしく大きな仏壇があった。これがなんともプレッシャーになるのである。だから今の家にはそういうものは一切ない。戦前から1980年代まで東京は文京区の音羽の関東大震災の直後にできた古い古い木造建築に両親は住んでいた。昭和30年代の鹿野川台風の時に裏の崖が崩れて関東大震災直後の木造建築はほとんど崩壊したのを父親が頑張ってそれを復旧したのである。

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日本未発売の スデク写真集 というのはいっぱいあると思う。これはご本人が撮影したのではなくて別の写真家が彼のライフスタイルを撮影したものだ🐥3/22🐦🐥

🎶Josef Sudekに関して今さら説明することもないが19世紀終わりから20世紀初めにかけて写真の道を志そうとしたらまず写真大学もワークショップも木村伊兵衛賞もないから独学でやるしかない。この場合理想的だったのはローカルなカメラクラブである。Sudekの場合もそうでローカルなカメラクラブで写真の道を学んだのである。 非常に残念だったと言うべきか逆に非常にラッキーだったのは写真家は第一次世界大戦の時にイタリア戦戦で友軍に間違って打たれて右手を根本から失ってしまった。それ以

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サリン事件から24年🐥NEW3/21🐥

サリン事件から24年. ちょうど今日のような良い天気であったと思う。私は当時腰痛がひどくて佃から自転車で六本木の整形外科まで通っていた。腰痛と言うのは不思議なものであって歩けないのに自転車には乗れてそれで前には進めるのである。

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GR天気予報。レンズの性能の善し悪しの認識には個人差があります。🐥3/20🐥

新しいカメラGRの人気が沸騰する。今までのレンズより良いんですかと言う疑問がかなり多い。これは非常に意地の悪い質問である。どういう目的に使うのかと言うところが1番大切なのであってその条件をスポイルしてレンズの性能を聞かれても答えようがない。私が好きなレンズは広角レンズで小型軽量で画像面がフラットで歪曲がない、さらに周辺光量が落ちれば完璧と言うわけだが今時そういう癖のあるレンズなど存在しないのである。ここで私が言うのは20年以上歴史のあるGRレンズの総合的な印象のことである。

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新橋ビルの地下にある案内の看板で道に迷ったりするのがまた楽しい🐥3/19🐥

JR新橋駅への抜け道にある看板が好きだ。日大の写真学科の学生の頃に東北新社と言う所でアルバイトをしていた。850円である。ただし時給ではなくて1日の支払いが850円だったのだ。普通の会社員の収入が20,000円の頃の時代だからまぁそんなものか。

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写基礎🐥3/18🐦🐥

写真基礎技術と言う授業が日大の1年生の時であった。要するに石膏で作った魂とか立体を用意してそれをきれいなライティングでとると言うだけの授業である。これが私は苦手だった。当然のことながら当時正しいライティングなんか知らなかったから500ワットのフラットランプを単にモチーフに当てるだけの話で非常に危ないテクニックなのである。

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