36歳独身、本厄で乳がんになったお話(n▽o)
AYA世代みなさんこんにちは(n▽o)
昨年末に「乳がん トリプルネガティブステージ2B」と診断され、現在手術まで終えたのでこの経験をみなさんにシェアしたいと思います。
おそらくみなさんが気になるのは、どうやってがんとわかったのか?
どのようなステップで病院に行ったのか?
上記のことを私の周りからよく聞かれたので、気づきからがん確定までの流れをお話します。
2023年10月:私は10月と11月は仕事を一旦休み、海外に出ていました。
日程は以下の通りです
9/30 - 10/1: 香港でライブ
10/2 - 3: 香港からロンドンへ移動
10/5: ロンドンからアイスランドへ
移動の日から、突然1日に数回ちくっと胸が痛む症状が出始めました。そしてシャワーを浴びて体を洗った時に右胸にしこりがあることを発見しました。
※実をいうと、去年くらいから「これしこりかな?」というものは右胸に感じていたのですが、スルーしていました。まさか自分が、という感覚ですね。
胸の痛み以外は通常通りのため、環境が変わったのが原因か?生理の時期じゃないけどなんか関係あるのかな?などもんもんとしていました。
イギリスやアイスランドの食が合わなかったのか?
など体が何かエラーを発していることは理解していました。
10/15: アイスランドか→パリへ移動-
10/19: パリからロンドンへ移動
10/21: ロンドン→日本へ帰国
海外にいる間は不安でしたが、大事に至らず帰国まで体調不良は起きず事なきを得ました。
11月
帰国後も胸の痛みが継続していたので自分なりの方針を決めました。
生理を1回終わった時点でもまだ胸の痛みが続くなら病院へ行く。
この間に風邪を引いてしまい1週間位安静を取る。
回復後、近所の循環器内科のクリニックに行く。
症状を伝えると、MRIを取りましょうかという提案でした。
翌日、MRI検査の日
受診したクリニックではMRI機器がないため別のクリニックでMRI検査を受ける。データ(ディスク)を頂いてクリニックに届けに行く。
MRI検査の翌日、
クリニックで診療を受けに行く。
MRIの結果から「専門病院に行きましょう」という提案でした。
そして3つの病院をご紹介いただきました。
最速で受診できる病院を希望し、
受診予約と紹介状を書いていただきました。
※後日このお話を知人にしたところ、すぐ行動してくださる先生でラッキーだったねと言われました。
11月24日
専門病院の乳腺外科で診療後、2日後くらいに様々な検査を実施しました。
検査項目:
・X線
・超音波
・CT検査 (造影剤ありでアレルギーが勃発し驚きました)
・肺活量検査
・細胞診
細胞診の検査が一番痛かったです。
細胞診の内容
麻酔を打つ (脇のリンパ節あたりと胸に)
イメージはホチキスをバチンと胸に打たれているようなもの (バチンの瞬間はそんなに痛くない)-
検査終わりで胸に針をさしているので止血のため、胸を5分位圧迫して押されるのが一番しんどい・・・
腰巻みたいなバスト巻きを検査後の翌日までは巻いたまま帰る (ブラはできません!)
一週間位、内出血とあざがあってホラー感がある胸でした(笑)。
12月8日
診断結果乳腺外科診療で告知されました。
「乳がんですね」とあっさりしていました。
専門病院のためそうなのだろうという解釈です。
以上、ここまでがどういう異変(気づき) が起きて、病院に行こうと行動したかの時系列です。
私が乳がんかも?と確信したのは、クリニックでMRI検査実施と紹介された病院 (がん専門病院) 名を聞いた時でした。
12月8日の気持ちは「やはりかぁ~」という感じでしたが、この胸の痛みの原因が何なのか?という不安が名前 (乳がん) として確定したことに一番安堵した日でもあります。
異変に気づき、がんと告知されるまでの期間 (10/5アイスランドから12/8の告知まで) が一番不安でした。
これで万一、何も問題はありませんと言われた方がどうしたらいいのだろうと途方にくれていたかもしれません。
健康診断でわかるものではないか?と疑問に思う人もいるかもしれません。2023年はフリーランスでありバタバタしていたため検査未実施でした。それ以前の2022年などは超音波検査で右胸だけぐりぐりっと見る時間が長いなぁとは思っていましたが、診断結果は問題なしでした。
普段、病院にはめったに行かない (歯医者くらい) くらい健康体なので、胸が一か月以上痛むことが人生初めての体験で、これが逆に何か体に異変が起きているかもしれないと気づけたことかと思います。
20~39歳でがんを発症する人たちのことを「AYA世代」と言うようです。人口全体の約5%と少ないですね。
余談
胸の痛みはあれど、秋のParisはものすごく美しくてほろりと涙が出ました。
パン屋さん巡りをしたり、Londonではカフェに行ったりとそれなに楽しみました。