2002年_夏_011

続きのない話#49:子どもと飲んだ夜(248/1000)

とんぼを捕まえて大喜びする妹とちょっぴり誇らしげな兄。
18年前の夏、広瀬川流れる岸辺で早瀬躍る光に揺れていた子どもたち。

時はめぐり、すっかり大きくなった彼らはすでに飲酒可能な年齢に。
父親の薫陶よろしきを得て、とんぼといえばいづみ橋を想像する(多分ね)ような、立派な成人となったのであります。

離れて暮らす息子から誕生日のお祝いLINEが届いたので、ありがと、と伝えたところ。
おいしい店に連れてって⇒いつでもいいよ⇒金曜日がノー残業デーなんだ⇒じゃあその日にしよう何食べたい?⇒ホルモン!
と、わずか2行でとんとん拍子に話が決まり、一緒に飲むこととなりました。

前回二人で飲んだのは幡ヶ谷で餃子を食べたときだから、もう3年にもなる、というか働き始めて初めての差し飲みなんだな。
それはそれで楽しきこと。

まずは焼き物を頼んでみよう。画像1

あとは彼の食欲の赴くがまま注文に次ぐ注文。

画像2

ハツ刺しを頼み、

画像3

ガツ刺しを頼み、

画像4

煮込み(豆腐入り)を頼み、

画像5

茹でタンを頼み、

画像6

さすがにホルモンだけではつまらないのでニラ玉を頼んだ。

話は多岐にわたるんだけど、もうすぐ28歳になる息子から「お父さんが28歳のころ、どうしていた?」と聞かれました。
えーっと、そろそろ結婚しようとしていたよ。
「うーん、両親に紹介するにはちゃんとした人じゃないと、と思うんだよ」
いや、それは君が選んだ人なら誰だっていいのさ。
といったってまだまったく相手の気配もないらしいんだけどね。

「またピアノを練習しようと思うんだけど」
じゃあ、たまにしか使っていないヤマハのキーボードをあげるよ。
「ショパンとベートーベンの楽譜も持ってきて」
などと文化的会話もしたりして。

まだまだ子どもだと思っているけど、いつの間にかオトナになっているんだな、どこか大人同士で話している感じだったもの。

18年前、こんなだった彼が。
2002・グアム旅行 058

今やこんなに大きくなったのでした。実質的にカラダも大きくなっていますが。画像8

余計なお世話ではありますが、今小さなお子さんをお育ての皆さん。
日々のお世話は大変でしょうし、早く手が離れないかなと思ったりもしているでしょう。
でもね、子どもが大きくなるのはアッという間。
思いっきり可愛がれるのは今ですよ~。ぜひ楽しんで慈しんでください。

娘は昔、空を飛べたので、証拠をお見せしましょう。2002年・夏 020


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