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「好きな事は仕事にしない方がいい」は本当か

あなたは、

「好きなことは趣味で楽しみ、得意なことを仕事にした方が良い」

または

「1番好きなことは趣味で、2番目に好きなことを仕事にした方が良い」

といった格言のようなアドバイスを聞いたことがありますか?

僕自身は一番好きな音楽でプロを目指して、結果プロになれていません。20代ではプロミュージシャンを目指し上京もしましたが、どうも僕にはプロになる覚悟も本気度も足りなかったようです。音楽においては、「誰かの下でやる」という状況に耐えられませんでした。

そこで冒頭の「1番好きなことは~」という言葉ですね。しみじみと”一理あるな”と思うのです。

それでも好きなことを仕事にした方が良い

一理あると思いつつも、それでも好きなことを仕事にした方がいいという思いは持ち続けています。

一番好きなことを仕事にするか(できるか)は本人の頑張り、運や需要なども絡んでくるため、他人には「とにかく夢に生きろ!」とは言えません。

ですが、せめて仕事にできるよう努力をするところまでは、自分を追い込んだ方が良いです。

というのも、「俺は本気で音楽やってりゃプロになれた」なんてことをいい年になって言い続けるのってカッコ悪いですよね。チャンスさえあれば・・・・と。そのチャンスを掴みに行かなかったのは自分なので、言うほどにみじめなだけ。

中には本当に1番好きなことを仕事にできる人だっているわけですし、好きなこと仕事にするからこそ、その中で嫌なことも我慢できたり乗り越えられたりするんですよね。

好きを仕事に」。重要な考え方のひとつです。

得意なことで生きる

好きなことと得意なことってイコールなこともあるし、実は本人が「得意」を意識できていないことも多いです。

僕は音楽は好きで得意でしたが、その音楽を届ける相手のことは何も考えていませんでした。「俺が作った音楽を聴けや」みたいな横柄な若造だったと思いますよ。嫌なヤツでしたね~^^;

”届ける”ということに関しては完全に不得意だったと思います。

例えばギターが好きだからと言っても、ギターを教えるのが得意とは限りませんよね。スポーツの世界でも名プレーヤーや名コーチにならないと言われています。

教えるのが好きでも、教えるのが得意かどうかは「受けて」が決めるもの。「あぁ、この人の説明わかりやすいな」と受け止めてもらえれば、それは本当に得意なことなのでしょう。

こういった、得意なことを仕事にできると、きっと生きやすいんだろうと思います。

自分が得意なこと、どうやったらわかるんでしょうね。

と思って調べたら「褒められたことがあること」らしいです。

もし、得意なことを仕事にしたいと思ったときに、「過去に褒められたこと」を思い出して、それが人の役に立つことなら、積極的に伸ばしていきたいですよね。

これで「得意を仕事に、好きを趣味に」が成立します。まぁ人生の選択はこれだけではありませんので、あくまでも一例ですが、僕はこの考え方好きです。

ちなみに僕は「教えるのが上手い」「何かを分解するのが上手い」とほめられたことがあります#^^#

何かに活かせないかな??

「好き」や「得意」を仕事にするハードル

好きでも得意でも、仕事となると途端にハードルが上がります。誰もがなりたい職業に就けるわけではありませんよね。

しかし、この年になって思うのですが、「その職業に就きたい」「なりたい自分がある」と考えた時に、それで幸せになる相手のことを考えられれば、夢ってぐっと近づくと思うんですよね。

僕がプロミュージシャンを目指しているときには、自分の音楽で幸せになる人たちを全く想像できていませんでした。それが重要であるということにも意識がいきませんでした。

とにかく音楽だ!ミュージシャンだ!働きたくねぇ!!みたいな(笑)

そりゃ売れないわなぁ、と言う感じです。

しかし、音楽でも音楽以外でもそうですが、幸せにできる人数が多ければ、それって仕事になるんだと思ってます。

今からでも遅くないので、僕はこの考え方で「好き」や「得意」を仕事に変えていこうと思ってます。気づけば誰にでもできることですが、案外誰も教えてくれないことですよね。

教えてもらってもその重要さに気づけない若さもあったのかな。。。

さいごに

僕の経験を振り返ると、「好き」もしくは「得意」を仕事にした方が確実に生きやすいと感じます。

好きなことがわからない、という人は多いですが、それでも得意なことはあるんです。気づいていないだけ。

得意なこと気づかせてあげる仕事、とかできたら素敵だな。

好きなことは趣味にしておいた方が幸せなパターンもあります。また、そんなに得意なことなら仕事にした方がいいよ!ってパターンもあります。

人生って、ちっとも思い通りにいきませんね。

笑ってそう言えるほどには、僕にはまだ余裕があるのかな^^

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