Cho Nobuaki / 長伸明

株式会社リバネス 製造開発事業部/ ものづくり研究センター 2016年株式会社リバネ…

Cho Nobuaki / 長伸明

株式会社リバネス 製造開発事業部/ ものづくり研究センター 2016年株式会社リバネス入社。国内外の各種ベンチャーの構想設計・プロトタイピング〜量産に至るまでの製造の伴走を行う。ベンチャーの社会実装を加速させるための製造にまつわる知識の整理や発信も行っている。

マガジン

  • 研究開発型ベンチャーに必要な「製造」の考え方

    • 17本

    プロトタイプ作製、モックアップ品、PoC、量産化、スケールアップなどでお困りの研究者・ベンチャーの皆様に届ける、製造に関してのnoteです。 研究開発型のベンチャーが、その技術の社会実装を目指す中で、製造の知見は必要ですが多くの方にとって、未知な領域でもあるかと思います。なんとか一歩ずつでも社会実装を進めるための知識を紹介していきます。

最近の記事

The first essential rule for ventures that are beginning to think about manufacturing(Part 2: Organize your wishes and create a base for communication)

R&D-oriented ventures are now having to face manufacturing. Let me introduce you to some "manufacturing literacy" that will help you in such a situation. In the previous articles, we organized terms related to manufacturing such as "Mock-u

    • The first essential rule for ventures that are beginning to think about manufacturing (Part 1: There are various meanings of " Manufacturing")

      You have achieved good results in your research, or you have been able to verify a principle using a prototype.That in itself is very gratifying. However, the road to social implementation after that is usually quite long. ・Can it really b

      • Leave a Nest-style "manufacturing literacy" necessary for social implementation

        This note is for researchers and venture companies who are having trouble with prototyping, mock-up products, PoC, mass production, and going beyond lab scale. As R&D-oriented venture companies aim to implement their technologies in society

        • 製造について考えはじめたベンチャーが、最初に知るべき鉄則(その2-2:要求・要望の整理とコミュニケーション)

          このマガジンで紹介する考え方の基本原理の一つは必要最低限を速習しつつ、プロの力を最大限に活用し、プロジェクトを進めていくことです。今回は特にその考え方が色濃いnoteです。 前回のnoteでは、ベンチャーの製造の一歩目として要望、要求、要件、仕様、設計 を整理をすることの重要性について話しました。 ざっくり図でまとめると下記のようになります。 今回は、もう一歩進めて、要望・要求を具体的に整理する方法を紹介します。また、ベンチャーと製造のプロフェッショナルが協力して、もの

        The first essential rule for ventures that are beginning to think about manufacturing(Part 2: Organize your wishes and create a base for communication)

        マガジン

        • 研究開発型ベンチャーに必要な「製造」の考え方
          17本

        記事

          製造について考えはじめたベンチャーが、最初に知るべき鉄則(その2:要望の整理とコミュニケーションのベースをつくる)

          研究開発型ベンチャーが製造に向き合わないといけなくなった。そんなときに役立つ「製造の教養」を紹介していきます。 前回のnoteでは、「試作」や「プロトタイプ」、「量産試作」などの製造にまつわる用語を整理しました。 製造はベンチャーだけでは完結できず、外部のパートナーを巻き込む必要があります。「研究開発型ベンチャー」と「製造のプロ」。当然、両者の背景知識や行動様式は異なります。意思疎通をスムーズにし、すれ違いを防ぐためにも用語の定義は重要です。 ともすると、外部への依頼や

          製造について考えはじめたベンチャーが、最初に知るべき鉄則(その2:要望の整理とコミュニケーションのベースをつくる)

          製造について考えはじめたベンチャーが、最初に知るべき鉄則(その1:「製造する」にも様々な種類がある)

          「研究で良い成果が出た」もしくは「プロトタイプを用いて、原理検証ができた」。それ自体は非常に喜ばしいことです。 しかし、その後の社会実装へ至るまでの道のりは相当に長いのが一般的です。 本当に現場で使えるの? 所詮、ラボレベルでは? と言われて、先に進めないことがないようにしなくてはなりません。 今回のnoteでは、研究開発型のベンチャー企業がビジョンを実現していくために必要な「製造」を俯瞰して紹介していきます。特に、研究開発型ベンチャーが製造するにあたり話題になる、様々

          製造について考えはじめたベンチャーが、最初に知るべき鉄則(その1:「製造する」にも様々な種類がある)

          社会実装に必要なリバネス的「製造の教養」

          はじめまして。株式会社リバネス ものづくり研究センターの長です。 近年、大学の研究成果をもとに培った技術を社会に活かしていこうという動きがより盛んになっており、「ディープテック」という言葉も市民権を得てきました。 ディープテックとは 社会に根ざした深い課題(ディープイシュー)を解決するための科学技術の集合体のこと。一つの企業が持つ単体の技術を指すのではなく、複数社の技術を適切に組み合わせていくところに特徴がある。 ーディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」丸 幸

          社会実装に必要なリバネス的「製造の教養」