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言葉は人生を拓く鍵になる

いよいよ今日から、私が人生の交差点で出会ってきた大切な方たちを紹介していきたいと思います。トップバッターを誰にしようか悩みました。
今の私をつくるきっかけをくださった忘れられない人。トップバッターは
新田町幼稚園、もも組の担任だった、佐藤先生からスタートします。
大人の言葉は、小さな子供の未来をつくる鍵になることを教えてくれた大好きな先生です。

大人の言葉が人生を拓く鍵になる

何度思い出しでも、あれが生まれて初めて、多くの人の前で話した記憶です。真ん中にあった大きなストーブの周りを囲むように並んだたくさんの顔が記憶の中にあるので、あれはきっと冬の出来事だったのではないかと思います。その時に自分が何を考えていたかはもちろん、他のことは覚えていないのですが、とにかく突然、先生に「ながこちゃんは、お話聞いてどうだった?」と尋ねられ、私は、その時に感じた事を話したのでしょう。

覚えているのは「そうね。先生もそう思うわ」という言葉です。
小さな私の言葉を受け止め、同意し、皆の前で褒めて貰えた記憶が、これほど長い時間、私を支えてくれることになるとは、あの頃の私には勿論わからないことでした。

否定からではなく受け止めることから始めよう

私はいつも、母の否定的な言葉にさらされてきました。
自分の思い通りにならないことにはいつも「NO」を言い続けてきた母。
私はYESと手放しで受け止めて貰えたことよりも「だめでしょ」「ちがうでしょ」と言われてきたことの方が強く心に残っています。
子供でも、部下でも、人は「NO」という言葉を言い続けられてしまうと、どんどん卑屈に小さくなってしまうものです。そして、どんどん頑なになってしまうのです。

本物は受け止めることから始めている。

育て上手な人は「受け止め上手」であり「褒め上手」です。
勿論、人によっては怒って育てていく方が向いている人もいますが、先ずは「YES」そうだね。と言って受け止めてあげることだけでも、相手との距離感も、信頼感も変わってくると思います。

幼稚園時代のわたしは、とにかく病弱で、どんくさく、言いたいことも言えないような子どもでした。年長の時には病気のオンパレードで、ほとんど幼稚園ではなく、家で寝ていた記憶しかありません。
でも、幼稚園に通うときに一人で待ち合わせの場所に行けたことがうれしくて、先生に話を聞いて貰えたこと、褒めて貰えたこと、溝に落ちて泥だらけになった私を幼稚園に連れ帰り、水浴びをさせてくれたこと。私の幼稚園の思い出は明るい日差しと、眼鏡をかけた佐藤先生の明るい笑顔で満たされます。こうして、陽だまりのような記憶があるということは、本当に幸せなことだなと思っています。

長子オンマ(オンマは韓国語でお母さんという意味です)の人生の交差点で。初回の今日は、幼稚園時代の年少組もも組の先生、佐藤先生との交差点を書きました。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
また明日、同じ場所で。

Choko



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