いつ推すの？今でしょ

誰が推すの？君だよ

みなさん、今日も楽しく推し活してますか？

コロナの影響は計り知れません。
はじめは個人の生活を不便にするだけ、と思われていた自粛や制限は、今や世界の経済活動を脅かしています。

観光業を生業にする人たちの悲鳴は、早い段階から聞こえていました。
飲食店やホテル、特に個人経営への打撃はかなりなものです。
イベントも軒並みキャンセルで、アーティストやイベント会社も大変です。

でもまさか、国際的なブランドであるローラアシュレイのような企業にまで、影響があるとは思ってもみませんでした。
大手航空会社も、コロナの魔の手からは逃れられないようです。

いつもある、あのお店が。
誰でも知っている、あのブランドが。

まさかこんな終わりを迎えるとは、誰が予想したでしょうか。

思えばこの1年は、「まさかそんな」が繰り返された年でもありました。

パリのノートルダム寺院が焼け落ちました。
沖縄の首里城が、炎に包まれました。

ダムは決壊し、町は流されました。

まさかあれが無くなるなんて、と思っていたものが、なくなりました。

でもまさか、ウイルスの蔓延でこんな世界になるとは、誰も思っていなかったでしょう。

ところでわたしは、この世を儚みたいわけではありません。

今できることを全力でしたいのです。

そんなわけで、みなさん。

今こそ推しを推すときです！！

「推し」という言葉が耳慣れない人に簡単に説明しますね。
「推し」とは、あなたが応援している人またはモノで、それがあることで心や生活に潤いがもたらされるものです。

一番わかりやすいのは、アイドルや芸能人でしょうか。
好きな俳優が、今日も元気にお仕事をしておいしいものを食べているだけで嬉しい！となれば、あなたはその人を推している、と言えます。

アイドルでなくても構いません。
推しアーティスト、推し作家、推し選手、推し小説、推し映画、推しレストラン……
あなたがその幸せを望み、応援したいと思うもの。
それがあなたの推しです。

さて、あなたの推しは、このコロナ恐慌の中でどうしているでしょうか。
いつも通りでしょうか。
経済的な打撃を受けているでしょうか。
存続が危ぶまれてはいませんか。
意気消沈していはいませんか。

「推しは推せるときに推せ」

という言葉を聞いたことがあります。
いつでも会える、いつでも行けると思っていたものは、気づいたときにはもう手が届かなくなっていることがあります。

わたしはノートルダムには行ったことがありますが、首里城には行ったことがありませんでした。

もう2度と、行くことは叶わないのです。

あなたの推しに今手が届くのなら、今が推すタイミングです。

わたしには何人か推し作家がいます。
作家は平時でも大変な職業だろうと推察しますが、この非常時ではなおさらでしょう。
有名作家だから大丈夫、とは言えないのは、ローラアシュレイの破綻を見ても分かります。

今わたしにできることは、その人の本を買うこと。
感想の手紙を出すこと。
人にその本を勧めること。

もちろん、わたしの資金も限られていますから、持っている本を二重三重に買うことはできません。
でも例えば、古本屋ではなく新刊で買うとか、文庫ではなく単行本を買うとか、いくつか方法はあります。

散財する必要はありません。
節約は大事。
でもそれと同時に、あなたの心を豊かにしてくれる存在に、ガンガン投資をするべきときでもあります。

じっくりと、心に向き合ってみてください。
あなたが心から応援したいのは、誰でしょうか。
何でしょうか。

あなた自身も、あなたの推しも、この苦難を耐え抜けるように、今こそ推しを推しまくりましょう。
推し活ほどリターンの大きい投資は、この世に存在しないのですから。