美味ならざるもの、野菜ジュース
ネタ切れしたら、とにかく目の前にあるものについて書いたらいいよ。
というのは、この夏わたしが得た教訓だ。
目の前にあるもの、特に自分で買ったものは、そこに購入に至るだけの理由がある。
そう、わたしが夜ごはんにと買った、カゴメの野菜ジュース、「野菜1日これ1本」のように。
わたしは以前から野菜ジュースをよく飲む。
昔は「充実野菜」のように、果汁と野菜汁が50%ずつの、甘いものを飲んでいた。
ところが、「野菜汁100%」ものが市場に現れたのだ。
りんごやオレンジがたっぷり入ったものに比べると、飲みにくい。
飲みにくいが、
「いま野菜を摂取してるぞ!!」
という気持ちにさせてくれるのだから、多少飲みにくいほうがいいのかもしれない。
今日は野菜を食べられなかったな…という罪悪感とストレスを、とりあえず解消してくれるツールとして、ちょっと飲みにくい野菜ジュースはちょうどいい。
ストレス解消も、健康には必要だ。
いくつかある野菜ジュースの中で、わたしが気に入っているのは、「野菜1日これ1本」だ。
さすがトマトジュースで有名なカゴメ、トマトとニンジンのバランスがいいのか、比較的スルッと飲めるのに、濃厚なのだ。
そして、ダイエットをはじめてから気が付いたのだが、「野菜1日これ1本」は、野菜汁100%の中でも糖質が少ない。
多くの野菜ジュースは、飲みやすさを追求するために、トマトやニンジン、パプリカなど、甘味のある野菜の比率が高くなっている。
するとどうなるかというと、当然含まれる糖質の量も増える。
ほとんどの野菜ジュースは、糖質が16〜18g含まれている。
実はこれ、果汁野菜汁50%ずつのジュースと、あまり変わらない。
果汁入りの野菜ジュースは、だいたい17〜20gくらいが主流で、野菜100%より断然美味しいのだから、なんだかもったいない気がする。
一方で、「野菜1日これ1本」は、糖質の含有量が14gくらいと、野菜汁の中ではダントツに低い。
たかが2g、されど2g。
いやいや、果汁入りに比べれば、6gくらいの違いがある。
制限中は6gは大きい。
さて、そんなダイエッターのお友達カゴメさんは、実は最強の野菜ジュースを出している。
その名も
「糖質が気になる人のカゴメ野菜ジュース 糖質オフ」
わかりやすい。
実にわかりやすい。
原材料名の先頭に、「白菜、セロリ、トマト、ほうれん草」とくるあたり、カゴメの本気が垣間見える(なお、人参は含まれていない)。
気になる糖質はというと、200mlでなんと3.3g!!
カロリーはたったの21Kcal!
もちろん食塩不使用。
糖質3.3gって、ほとんど奇跡だ。
どういうことでしょう。
コンビニで買える最低ラインでも、14g程度は糖質があるというのに、まさかの一桁台だ。
もちろん、この低糖質を実現するために、犠牲になったものもある。
味。
当然のごとく、味が犠牲になった。
しかし、たとえ
「うーん、まずい!もう一杯!!」
という気持ちになったとしても、糖質に10g程度の余裕ができるのは、なにものにも替えがたい。
という人たちがたくさんいるから、こういう商品ができたのだろう。
とはいえ、さすがにコンビニでバカ売れするほどではないらしく、大きなスーパーや通販での購入になりそうだ。
コンビニで売ってくれたら、週に何回かは買うのだけれど……。
願わくは、この商品が廃れることなく、定番となって生き残ってくれますように。
糖質や炭水化物が気になるあなた、あなたもぜひ、このまずい野菜ジュースを飲んでみてほしい。
まずいまずい言いながら、いつのまにか癖になっていること請け合いだ。
そうして、この商品を応援し、さらなる美味へと改良されることを願いおうではないか。
「糖質オフ」「野菜1日これ1本」
日本のダイエット界を応援するカゴメ。
これからも、どんどんがんばって、食卓に美味しさを届けてほしい。
放っておいても好きなものを紹介しますが、サポートしていただけるともっと喜んで好きなものを推させていただきます。 ぜひわたしのことも推してください!