糖質制限

日本のダイエットは企業努力にかかっている

ダイエット。
それは己との闘い。
(二度目)

昨年ダイエットに成功して、今はボディメイクに移行しています。
例えば10年前にチャレンジしていたら、かなり違う人生だったのではないか、と考えました。

でもやっぱり、10年前だったら失敗していただろうと思います。
わたしにとっては、今のタイミングでよかったのでしょう。

日本は、ダイエットにとことん向かない国だからです。


ダイエットの基本は、食事と運動。
わたしの場合、はじめは食事9割運動1割だったので、とにかく食欲コントロールが大変でした。
(今は食事8割運動2割と思ってやっています。)

結論から言うと、「食欲コントロール」なんて無理ですよ。
ええ本当に。

ダイエットを始めて、確かに胃袋は小さくなりました。
たまにチートデイでドカ食いをすると、前より食べられなくなったなぁと感じます。

でもそれは、「食欲がなくなったこと」とイコールではないのです。
食欲は全然減っていません。

日本はダイエットに向かない国です。
コンビニで売っているものも、お店で売っているものも、どれもこれもおいしい。
新商品の回転が速いので、いつでも「目新しい美味しそうなもの」が売っているのです。
(イギリスにいたとき、売場ディスプレイの変化が3~4か月スパンだったことにびっくりしました。)

今はコンビニのお菓子コーナーは目の毒なので、近づかないようにしています。

食べたい。
でも食べてはいけない。

それではどうするのかというと、「美味しそうで太りそうな食べたいモノ」を食べないために、「太らないもの」でお腹をいっぱいにしてしまうのです。
そうすれば、いくら美味しそうでも食べられません。


その点において、日本は10年前に比べて、ダイエット向きの国になってきました。
ありとあらゆる外食産業、食品メーカーが、「健康志向」商品の開発に力を入れているからです。

ライザップが彗星のように登場してから、10年以上が経ちました(2003年創業だそうです)。
ライザップ自体の良し悪しは置いておいて、

「糖質制限」
「パーソナルトレーニング」

という概念が日本に浸透するようになったのは、このジムのおかげです。

「糖質制限」とは、タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルの五大栄養素のうち、糖質(炭水化物・糖類)の摂取量を制限する食事法です。
手っ取り早くいうと、炭水化物と糖分を食べなければOKです。
(注:素人判断で行うと体調を崩すので、ガチのものはきちんと専門家の指導で行ってください。)

「糖質制限」がはやりだしたころは、外食のハードルがとても高かったようです。
定食や一皿料理は炭水化物不可避ですし、和食には砂糖とみりんがつきもの、中華はとろみの中に粉が入っています。
コンビニでもお弁当は難しい。
栄養表示を見ると、一見「健康そうな」商品でも、意外と炭水化物が多かったり、脂質が多かったり、たんぱく質が足りなかったりします。

それが今や、外食でも内食でも、「糖質制限」はとても簡単になりました。
わたしの食事法は「高たんぱく・低糖質&脂質」で糖質制限とは違うのですが、比較的楽です。


そこで今回は、最近わたしがお世話になっている、「太らない」けど「美味しいもの」を、外食・中食・内食それぞれご紹介します。

外食編:吉野家の「ライザップサラダ」
牛丼の吉野家がライザップと手を組んだ、美味しさとダイエットを追及したサラダ。
500円とお財布にも優しい。
千切りキャベツの上に、ブロッコリー、ミックスビーンズなどの野菜と、茹でた鶏むね肉(皮なし)と半熟卵、そして牛丼の頭がのっかっています。
冬場のサラダは寒くてあまりうれしくありませんが、つゆだく牛肉が載っているので、ちょっと暖かいです。
牛丼の甘辛と脂がちょっと気になりますが、たんぱく質も豊富で炭水化物なしなので、外食の中では高得点です。

中食編:セブンイレブンの「サラダチキン」
高たんぱく低糖質低脂質の覇者。
ふっくらした鶏むね肉110gでタンパク質は20g以上、脂質も糖質も2g以下。
お値段280円ほど。
味は4~5種類あるでしょうか。
単独で食べても、料理の材料にしてもよし。
冷たいままでもいけますし、温めても美味しいです。
わたしはお弁当を作れなかった日は、セブンでこれとキャベツの千切りとおにぎりを買っていきます。

内食編:こんにゃく麺
ラーメンもうどんも0キロカロリーにしてしまう、魔法の疑似麺。
お腹がすいて仕方がないけど、野菜のおかずをたくさん作る気力がない、という日におすすめです。
こんにゃくからできているので、カロリーは1食10キロカロリーほど。
水ですすいですぐ使えます。
濃い目の味付けの具をのせれば、「がっつり食べた!」と脳みそが錯覚してくれて、禁断の麺類への欲求が少し下がります。
こんにゃくで麺、といえば、白滝と同じかなと思うのですが、見た目がラーメンやうどんで食感もにているので、白滝を食べるより満足できます。
スーパーで普通に買えるのがうれしいですね。


こういった、「手軽に利用できる美味しいけど太らないもの」がなければ、わたしのダイエットは成功しなかっただろうと思います。
商品開発に日々尽力してくださる企業のみなさま、「低糖質が食べたいんだ!!」と発信し続けてくれたダイエット先駆者のみなさま、本当にありがとうございます。

ダイエットをしていない人でも、「今日は食べ過ぎたから明日は軽め」とか、「最近野菜が足りないから」というときに、気軽に利用してみてください。
思ったよりおいしい!となりますよ。


放っておいても好きなものを紹介しますが、サポートしていただけるともっと喜んで好きなものを推させていただきます。 ぜひわたしのことも推してください!